結論は以下の通りです。
・メリットがある特徴⇒「個性」
・メリットがない特徴⇒ただの欠点
人はそれぞれ、他の人にはない特徴を持っています。その特徴のうち、いいものも悪いものも全部ごちゃまぜに「個性」と言ってしまう人の発言は、それが何を意図しているのか?注意深く聞く必要があります。
メリットがなく、周りの誰も喜ばない特徴は、その人の欠点です。
欠点は、単純に努力をするか、不便あるいは非効率を代替する方法を模索する、などの工夫を続け、その人が今後乗り越えていくべき課題です。
他人の欠点を「個性」と呼ぶ人
①聖人気取り、自分が良く思われたい(あるいは悪く思われたくない)だけ
②自分にも同じ欠点があるから責める姿勢が取れないだけ
③もしくはホンモノの聖人(たまに存在します)
「ある欠点を持つその人が、今後もそのままでよい」ことの明確な理由や捉え方を示してくれる人、あるいは今後の有益な指針を暗示(あるいは明示)で教えてくれる人は、ホンモノの聖人です。それ以外は偽物です。
自分の欠点を「個性」と呼ぶ人
①知識不足、経験不足、想像力の欠如、努力不足
その欠点がどのようなデメリットを周りにもたらしうるかが認識できていないパターンです。これは周りが教えてあげるしかありません。
②適応機制、努力の方向が誤っている
欠点を欠点として内心認めているものの、自分以外の何かのせいにしたり、あたかもそれが良いことであるかのように詭弁をふるいます。何も言わずに避けた方がいいパターンです。
③周りへの受け入れを強要する、圧力的思想
欠点を無視するかポジティブに受け入れるように周りに要求する行為です。「他に強めの個性がある(仕事ができるとか)けど欠点も持つ」という人が、その欠点についてはこの態度になるパターンが多くあります。
④開き直りのギャグがスベってる
オマケですが、こういうパターンもあります。
スベってるギャグに乗るとこっちが原因でスベったような雰囲気になることがあり得るので、「あーおもしろーい」と合わせておくのが無難です。
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以上です。
もう一度述べます。
・メリットがある特徴⇒「個性」
・メリットがない特徴⇒ただの欠点
です!!
メリットを生まない、誰も喜ばない特徴を個性と呼ぶのは、平たく言うと「それ、エエように言い過ぎ」です。
欠点を個性と呼ぶ行為は誤りであり、何らかの意図が含まれています。額面通りに受け取らず、ケースバイケースで前述のような推察をしておけば、後々のトラブルを未然に避けられて、メンタルを保ちやすいです。やってみてください。という提案でした。