いや〜遂に二作品目に触れてしまいました(笑)本当は処女作の「魔弾の王とオーバーロード」がまだ残っているのですが、ちょっと……気分転換に……ね?
い、いや〜面倒くさいとかそうゆうことじゃないんですよ(震え声)さ、作者なりに頑張ってはいるんですけどねぇ………………………すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!実を言うと最近マンネリ気味だったのと人狼Jにハマってしまったせいで完全に忘れていただけでございます!一応書いてはいるのですがそこまで進んでいないのです。お楽しみにしている方は本当に申し訳ありません!なんとか、なんとか終わらせて見せますのであと一年ぐらいは待って下さい!
と、とりあえずどうぞ!
ナザリック地下大墳墓十階層玉座の間。
そこに一人の人物が玉座に座っていた。
その人物はアインズ・ウール・ゴウンのギルド長であり、非公式ラスボスとまで呼ばれていたモモンガだ。
何故彼がここにいるのかというと、今日をもってユグドラシルのサービスが終了するのだ。
モモンガはこれで最後だからギルメンに呼びかけたものの、ほんの数人来ただけで彼らもすぐに帰ってしまった。モモンガは怒り狂うも彼らにも事情があるのだと言い聞かせ自分を落ち着かせた。その後、モモンガはギルド武器を持ち玉座の間まで移動し始めた。普段は我儘を言わないモモンガだが最後ぐらいは許してくれるだろうと思ってのことだ。
ーーーそして、とうとう終わりが迎える
終わり間際、モモンガは後悔していた。
自分の非力さに。
ギルメンがいる時に最後まで一緒にいないかと少しでも話しかけていたら、こんな寂しい思いで終わらずに済んだかもしれない。しかし、それも終わったことだ。考えても仕方が無い。
心の中の悲しみを押し殺しながら、自分の思い出と最期を迎えるーーー
23:59:57、58、59…………
0:00:00
『無力な者の勇気』の条件を全てクリアしました。
「………ん?」
いきなり目の前に現れた画面にモモンガは気になり目を向ける。
そこにはゲームに出てくるメッセージ画面であった。なんの変哲もないユグドラシル以外のゲームでも同じようなメッセージ画面だ。
しかし、モモンガは疑問に感じた。
今日をもってユグドラシルが終了するにも関わらず、直前になって現れるなど変な話だ。なんらかのアクシデントがあったのかと思うが、お知らせを見る限りそれはない。書いてあるのはクエストクリアのお知らせだった。
しかし、それはおかしい。何故ならモモンガはクエストを受けていないのだから。
仲間がいなくなった間モモンガは一人きりでギルドを維持するためにソロで狩に出かけたり、クエストを受けたりしたが今日は最終日。サービス終了までゆっくりとするつもりだったため、受けてたクエストを全て完了させていた。
それに、もしシークレットクエストと言うからには難易度は高いはずなのだ。ユグドラシルでは隠しクラスやイベントを解放するには大抵難易度が高めに設定されており、モモンガが取得しているエクリプスがその例にあたる。モモンガはただ玉座に座っているだけで、特にこれと言って特別なことをしている訳ではない。
モモンガは運営のイタズラか何かかと思ったが、サービス終了間際にこんなことをする理由がない。一瞬ひと昔に流行ったワンクリック詐欺がふと頭に過ぎったがそれもない。電脳法によりそういう詐欺による対策はなされているからだ。
色々と考えたモモンガだが結局それを無視し時間を確認する。
時間を見ると0:00:00となっており、終わりだなと感じながら目を閉じる。これまでの思いでを振り返りながら数秒待ったモモンガだが一向に終わる気配が感じられない。終わらないことが気になりもう目を開きもう一度時間を確認する。すると、時間は0:00:00のままだった。
「………どういうことだ?」
いつまで経っても終わらないことに疑問の声を上げるモモンガ。考えられるのがサーバーがダウンして延期になっているか、それとも目の前にある画面が原因だ。しかし、サーバーが延期しているならばGMから何かある筈だ。ならば、消去法で目の前の画面が原因だと推測する。
「………押すか?」
目の前の怪しい選択に躊躇うモモンガだが、これが原因ならば押さなければ進まない。それにもし押したとしても全ての原因は運営にある。何かあれば運営にクレームを入れれば良いだけだ。
モモンガはじっくりと考えると押すことを決意しーーー『はい』のボタンを押した。
(未確認)
(未確認)
本システムは〔プレイヤー〕の成長をサポートします
本システムの指示に従わない場合ペナルティーが科せられることがあります
「………何だこれは?」
いきなりチュートリアルのようなものが現れ頭を掲げる。
それもそうだろう。ユグドラシルにはこんなチュートリアルのようなものはないのだから。
ユグドラシルではゲームを開始するとコンソールの使い方と百科事典を与えるだけで、他のことについては一切教えてくれない。マップに関してはロクな情報がなく、ダンジョンの難易度も教えてくれる筈もなく、発掘方法、武器の加工の仕方などについても当然教えてくれない。
百科事典についてもそれは同じで、中身は何も書いてあらない。自分が知ったことを記載するだけのアイテムなのだ。余りにも酷すぎるためプレイヤー達から「運営まじ狂ってる」と呼ばれるほど運営には常識というものが欠けているのだ。そんな運営がこんなご丁寧な説明をしてくれる筈がない。
モモンガは一瞬「運営の罠か何かか?」と考えてしまう。
疑ってしまったモモンガだが、一通り確認が終わると今度は時計を見た。
0:00:10、11、12………
時計を確認すると今度は動いていたが、とっくに0時を過ぎていた。流石にこれにはモモンガも我慢ならずGMに連絡を取ろうとする。しかし、システムコマンドが一切でない。他の機能を呼び出そうとするが、どれも感触が無い。
「どういうことだ!」
思わず温厚なモモンガの怒鳴り声が玉座の間に響き渡る。
それも仕方が無いことだろう。モモンガからすればゆっくりと終わる迎える筈だったのにいきなり目の前に意味不明な画面が現れチュートリアルのような説明をされた挙句、運営に問いただそうとするも連絡が取れない。モモンガのみならず誰だって腹が立つだろう。
するとーーー
「ーーー如何なさいましたか、モモンガ様?」
玉座の間に一人の女の声が響いたーーー
すいませんんんんんんんんんんん!!!!
文章があまりにも少なくて「えっ?こんだけ?」と思ったことでしょう!全く持ってその通りです!本当はもっと書きたかったのですが、話の都合上これぐらいがちょうどいいと思い区切らせて貰いました。
次回はこのもっと文章を増やしますのでどうか読んでもらうと嬉しいです!
次回もお楽しみに!