「新型コロナウイルスの流行状況を、下水を利用して把握できないか」。そんなコンセプトの研究を行っているのが山梨大学大学院総合研究部付属国際流域環境研究センターの原本英司教授だ。
原本教授はこれまで、河川や地下水などの水環境中に存在する、大腸菌やサルモネラ菌、ノロウイルス、ロタウイルス、A型肝炎ウイルスなどの病原微生物に関する研究を実施。下水処理場に流入する下水や、下水処理した水などを分析することで、例えば冬場に流行するノロウイルス感染症の原因ウイルスが、下水中でも冬場になると増えることなどを突き止めてきた。
コメント3件
Latebloomer
米国ではすでにベンチャーがあり地方自治体レベルで採用していると聞きます。自分は知っておりどこかでコメントしましたがその辺の情報も欲しいところでした。人の直接サンプリングより一週間ピークが早く知れるとのこと。感度はやはり相当高いところでしか難
しそうです。...続きを読む4E
「河川や地下水などの水環境中に存在する、大腸菌やサルモネラ菌、ノロウイルス、ロタウイルス、A型肝炎ウイルス・・・」道頓堀に飛び込む方々に読ませてあげたい。
TS
電子エンジニア
大都市の繁華街で週一回、従業員と客の無作為PCR検査(1回1000円くらい礼金を払う)をする方が流行の開始を早く掴める気がします。
一度収束した感染が再燃するのは、毎回繁華街の三密が端緒なのだから。
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