今回はNikonのNikomat ELの整備をご紹介します。
ニコンのNikomatシリーズはFなどのプロ用に対して廉価版といった位置づけになるのですが、Nikomatが発売になった頃は、アマチュア用カメラで今後のプロ用機材で採用するかもしれない技術を色々と試しています。
Nikomatは言わばパイロット版的な意味合いをもつカメラでもあるわけです。

お預かりしたのは、カメラ本体、35mm F2、135mm F3.5とストロボの一式。
ストロボは動作確認のみ。
長く使われていなかったカメラで、相応の汚れがみられます。
ファインダーを覗くとカビも見えます。
動作は・・・ん〜オートが効かないですね。
接触不良程度なら良いのですが。
フィルム室のモルトは先に撤去して分解していきます。
・・・配線が・・・

これみんな外します。
いましたカビ。

ミラーボックスまで外して整備します。
ここ、Nikomat ELで良くあるのですが、油ぎれの状態で無理にミラーアップ操作をすると、中の金具が簡単に拉げてしまいます。

真ん中の金具、どう見ても不自然に歪んでいるのがわかりますね。
堅牢なNikonにしては珍しいポカです。
さて機械的な整備を終え、各電気接点もクリーニングしました。
オートは復活したか・・・・
マニュアル露出OK,露出計OK,オートNG
結局オートは復活せずに制御基板を良品と交換しました。

私の場合、部品交換は負けた気分になります。
シャッター調整後、レンズの整備も終わり復活しました。

何というか、偉そうな面構えが大好きです。
このカメラまだまだ使えますよ。
Nikon Nikomat EL
発売:1972年12月
型式:フォーカルプレーンシャッター式自動露出一眼レフ
シャッター:コパルメタル縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード:B,4,2,1,1/2〜1/1000秒
レンズマウント:Nikon Fマウント
露出計:内蔵
自動露出:絞り優先式オート
発売時価格:60,500円
ニコンのNikomatシリーズはFなどのプロ用に対して廉価版といった位置づけになるのですが、Nikomatが発売になった頃は、アマチュア用カメラで今後のプロ用機材で採用するかもしれない技術を色々と試しています。
Nikomatは言わばパイロット版的な意味合いをもつカメラでもあるわけです。
お預かりしたのは、カメラ本体、35mm F2、135mm F3.5とストロボの一式。
ストロボは動作確認のみ。
長く使われていなかったカメラで、相応の汚れがみられます。
ファインダーを覗くとカビも見えます。
動作は・・・ん〜オートが効かないですね。
接触不良程度なら良いのですが。
フィルム室のモルトは先に撤去して分解していきます。
・・・配線が・・・
これみんな外します。
いましたカビ。
ミラーボックスまで外して整備します。
ここ、Nikomat ELで良くあるのですが、油ぎれの状態で無理にミラーアップ操作をすると、中の金具が簡単に拉げてしまいます。
真ん中の金具、どう見ても不自然に歪んでいるのがわかりますね。
堅牢なNikonにしては珍しいポカです。
さて機械的な整備を終え、各電気接点もクリーニングしました。
オートは復活したか・・・・
マニュアル露出OK,露出計OK,オートNG
結局オートは復活せずに制御基板を良品と交換しました。
私の場合、部品交換は負けた気分になります。
シャッター調整後、レンズの整備も終わり復活しました。
何というか、偉そうな面構えが大好きです。
このカメラまだまだ使えますよ。
Nikon Nikomat EL
発売:1972年12月
型式:フォーカルプレーンシャッター式自動露出一眼レフ
シャッター:コパルメタル縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード:B,4,2,1,1/2〜1/1000秒
レンズマウント:Nikon Fマウント
露出計:内蔵
自動露出:絞り優先式オート
発売時価格:60,500円
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2012.08.18 / Top↑
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