以下、本発明の実施の形態を説明する。
マスク部（１）の表面部上部長辺（７）に折り込み部（９）を介して連続する折り返し部（２）と、折り返し部に設けられた三角形の鼻当て部、およびマスク部短辺方向に平行な折りたたみ部とマスク部長辺部に平行な折りたたみ部で形成される。

マスク部（１）はマスク短辺に平行な中央線（１１）と、中央線に略平行な山折り線（３）と中央線に略平行な谷折り線（４）で形成された折りたたみ部を持つ。山折り、谷折り部は、逆も可能であり、中央線の左右にそれぞれ一ケ所、または数ケ所設ける。
（３）と（４）で形成された折りたたみ部を設けた状態で、マスクの長辺に平行な折り目（１０）を複数設ける。（図８）に示すとおり折り目の向きは下方向が好ましい。
折り返し部（２）とマスクの長辺に平行な折り目（１０）は、マスク本体の両短辺において溶着、接着、縫製等により、一体化されている（１２）。この時、平行な折り目（１０）を設ける範囲は、下側端返より短手方向の二分の一、好ましくは三分の一以上とする。
折り返し部（２）に、山折り線（５）と谷折り線（６）で形成された、三角部（１３）を設ける。

山折り線（５）は、図９に示すように、マスク表面部（１）の上部長辺（７）および折り返し部（２）の上部長辺（８）と同じ位置に設ける。
マスク本体は図９のように、表面部を外側として中央線（１３）で半分に折りたたまれている。 両短面一体部（１２）に、耳に掛かる係止部を設ける。
本発明は以上のような構造である。

本発明を使用するときは、マスク本体の両短辺（１２）を持ち、マスク本体を開く。このときマスクの長辺に平行な折り目（１０）は、中央線に平行な折り目（３）の動きに伴って開いていく（図６）。この折り目の開いた状態（図６）は、マスクを立体形状にするので、マスク装着時に快適な使用感が得られる。マスク本体が開かれることで、折り返し部の三角部（１３）は三角部山折り線（５）と三角部谷折り線（６）により、立体が形成される。この立体の三角部（１３）を顔面の鼻の部分に密着させて使用する。またマスク本体が開かれると同時に、表面部の上部長辺（７）と折り返し部の上部長辺（８）が開き（図４）に示すように、呼吸等でメガネ等が曇る現象を緩和することができる。