今回はボトラー系のアイラモルトのボトル、フィンラガンの10年物を飲んでみます。
アイラ島産のシングルモルトを標榜していますが、具体的にどの蒸溜所のものかは公表していません。
ただし、多くの人々のテイスティングにおいては、カリラではないかというのが多数を占めています。
フィンラガンはノンエイジボトルとしてオリジナルピーティと加水なしのカスクストレングスを手掛けていて、そのほかにもいくつかの限定ボトルをリリースしています。
さて、今回飲むのは唯一の年数表記がされているボトルであり、10年物になります。
最近はスコッチウイスキー自体が値上がりしていて、シングルモルトの10年物自体が5000円を超えることも珍しくないですが、このフィンラガン10年は税込みでも3000円台前半で購入することができ、かなりお買い得なウイスキーだといえるでしょう。
液色は、淡い琥珀色です。
味わいは、多少のアルコールからの辛みを持ちつつも、酸味がしっかり伝わります。
その後は黒コショウのスパイシーな香りが続き、シナモンの甘い香りも続きます。
味わいは、酸味が主体となりつつ、胡椒を思わせる辛味もえられます。
味わいは、スパイシーさは抑えられ、軽く酸味が広がる印象となります。
ストレートやロックだと、白ブドウの香りからはじまって、レモン、シナモン、黒コショウの香りが、正露丸のようなピートとともに広がります。
ハイボールも悪くないものの、かなり穏やかな印象に変わります。
そういう意味でも、長期熟成のアイラモルトを安く飲みたいのであれば、このボトルがうってつけかもしれません。
700mL、アルコール度数は40度です。
詳細不明だけど、アイラモルトの10年物
フィンラガンは、グラスゴーにあるヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーが手掛けるシングルモルトウイスキーです。アイラ島産のシングルモルトを標榜していますが、具体的にどの蒸溜所のものかは公表していません。
ただし、多くの人々のテイスティングにおいては、カリラではないかというのが多数を占めています。
フィンラガンはノンエイジボトルとしてオリジナルピーティと加水なしのカスクストレングスを手掛けていて、そのほかにもいくつかの限定ボトルをリリースしています。
さて、今回飲むのは唯一の年数表記がされているボトルであり、10年物になります。
最近はスコッチウイスキー自体が値上がりしていて、シングルモルトの10年物自体が5000円を超えることも珍しくないですが、このフィンラガン10年は税込みでも3000円台前半で購入することができ、かなりお買い得なウイスキーだといえるでしょう。
アイラらしさにスパイスの香りが広がる
グラスからの香り、液色
グラスからはアイラモルトならではの正露丸の香りの後、白ワインのようなさわやかさを伴ったブドウの香りが追いかけてきます。液色は、淡い琥珀色です。
ストレート
正露丸の香りが先立ちますが、それほど強くはありません。その後は白ブドウのさわやかな香りが一気に広がります。それとともにレモンやシナモン、黒コショウを思わせる香りも伴います。味わいは、多少のアルコールからの辛みを持ちつつも、酸味がしっかり伝わります。
ロック
ストレートよりも正露丸っぽさは目立つようになり、レモンのさわやかな香りも前に出てきます。その後は黒コショウのスパイシーな香りが続き、シナモンの甘い香りも続きます。
味わいは、酸味が主体となりつつ、胡椒を思わせる辛味もえられます。
ハイボール
正露丸よりも煙たさを強く感じるようになります。奥からはレモンとシナモンの香りも得られます。味わいは、スパイシーさは抑えられ、軽く酸味が広がる印象となります。
まとめ
いろいろな噂の通り、カリラ12年を思わせる香りと味わいがありました。ストレートやロックだと、白ブドウの香りからはじまって、レモン、シナモン、黒コショウの香りが、正露丸のようなピートとともに広がります。
ハイボールも悪くないものの、かなり穏やかな印象に変わります。
そういう意味でも、長期熟成のアイラモルトを安く飲みたいのであれば、このボトルがうってつけかもしれません。
700mL、アルコール度数は40度です。
<個人的評価>
- 香り B: 正露丸を思わせるピート。白ブドウ、レモン、シナモン、黒コショウの香りが続く。
- 味わい C: 酸味が主体で甘さは控えめ。加水でスパイシーさも出てくる。アルコール感は少ない。
- 総評 C: 安価に飲める10年物のアイラモルトとしては不満はない。