岩手県盛岡市内の飲食店で発生した新型コロナウイルスの集団感染について、クラスターの専門家が「発症していない人が感染源になっていた」との見解を示した。

厚生労働省のクラスター対策班で従事してきた防衛医科大学校の加來浩器教授は、11月20日夜、県などの依頼で調査を行った盛岡市の飲食店の集団感染について次のような見解を示した。

防衛医科大学校 加來浩器 教授

「発病していない状況で感染源になったとわかったわけだけど、いろいろな条件で合わさって“空気の流れ”で感染が広がった」

加來教授は、店での長時間の滞在や不十分な換気といったリスクを高める要因が重なり合ったと分析している。

県などは21日午後、詳しい分析結果について公表する予定。