アメリカの製薬大手「ファイザー」は、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可をアメリカの当局に申請した。
「ファイザー」は20日、ドイツの企業と共同開発している新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可をFDA(アメリカ食品医薬品局)に申請した。
ワクチンの使用許可が、FDAに申請されるのは初めて。
このワクチンは、日本政府も供給を受けることで合意していて、ファイザーのブーラCEOは、アメリカ以外での許可申請について、「アメリカでの申請に加えて、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ、日本、イギリスでも申請の準備を進めている」と述べた。
臨床試験の結果、ワクチンの有効性は95%だったとされていて、FDAに承認されれば年内にも、重症化リスクが高いとされる人たちに優先的に供給できるという。