とんでもない規模のソフトバンク【PO】(9434)に勝算はあるのでしょうか。
ここ数年でもここまで大きな公募増資は聞いたことがありません。
今回はSBI証券の「IPOチャレンジポイントプレゼントキャンペーン」を加味しながら考察していきたいと思います。
※2020年09月04更新
ソフトバンク(9434)POの概要
ソフトバンク【PO】は、国内及び海外で最大9億2,749万株の株式売出し及び最大1億57万株のオーバーアロットメントによる売出しを行います。
1兆円を超える近年にない規模のPOです。
正直、これはこれまでのPOと桁違いの規模になります。
私のもとにも早速、複数の証券会社から連絡が入りました。
安倍総理の辞意表明もあり株価が乱高下しそうな先行き不安から返答は次週持越しとしましたが悩ましいPOではあります。
IPO投資家なら記憶に新しい2018年のソフトバンク(9434)上場時は懸念材料が噴出し結果は公募割れという苦い思い出があります。
今回も1兆円を超えるようなPOを行うことから需給懸念は拭いきれないです。
では今回のソフトバンク【PO】にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
詳しく考察していきたいと思います。
幹事
証券会社名 | |
主幹事 | 野村證券 |
大和証券 | |
みずほ証券 | |
SMBC日興証券 | |
SBI証券 | |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | |
引受人 | 岩井コスモ証券で株式取引 |
岡三証券 | |
東海東京証券 | |
水戸証券 | |
西日本シティTT証券 |
売出し内容
価格決定日 | 9月14日(月)~9月16日(水) |
受渡予定日 | 9月23日(水)~9月25日(金) |
売出し株総数 | 927,490,200株 |
国内売出し | 670,474,800株 |
海外売出し | 223,491,700株 海外:33,523,700株 |
オーバーアロッメント | 100,571,200株 |
仮条件 | 3.0%~5.0% |
ソフトバンク【PO】のメリット
ソフトバンク【PO】のメリットは次の通り。
(2)IPOチャレンジポイント
貸借銘柄のPO
2019年の貸借銘柄のPO結果はとても興味深いです。
受渡日に発行価格を上回った割合は87.8%であり平均騰落率は+3.6%もあります。
受渡日に売却で利益が期待できます。
また、空売りすることで、発行価格とのサヤ抜きもできますが、注意点もあります。
しかし、価格決定後であれば、空売りを行い、新株等で空売りポジションを解消することはヘッジ取引として認められています。※貸株料の他に逆日歩が付くリスクがあります。
IPOチャレンジポイント
今回最大のメリットはこのIPOチャレンジポイントかもしれません。
現在、SBI証券はPOを購入することでIPOチャレンジポイントを大量にGETできるキャンペーンを開催しています。恐らく、ソフトバンク【PO】を見越してのキャンペーンでしょう。
詳しくは下記の通り、
SBI証券公式HPより
IPOチャレンジポイントを一気にゲットできるチャンスです。
当選し購入した場合には1単位で1ポイント(上限50ポイント)となりますので、IPOチャレンジポイントが51ポイント貰えます。
ソフトバンク【PO】の規模を考えると複数枚手に入れることは十分可能です。
しかしそれには概算で700万程の資金をSBI証券に入金する必要があります。
金持ち優遇のキャンペーンであることは間違いないでしょう。
それでも資金を集めることでまとまったIPOチャレンジポイントをGET出来る可能性は広がります。
IPOチャレンジポイントを貯めることでいつかは必ずプラチナIPOをGET出来ます。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
IPOチャレンジポイントプレゼントキャンペーンの問題点もどうぞ。
ソフトバンク【PO】のデメリット
ソフトバンク【PO】のデメリットは次の通り。
(2)下落局面でのマイナス
売禁止・逆日歩
「売り禁」とは、正式には「貸借取引の申込停止措置」のことで、これが発表されると、新規の空売りはできません。
理由は、空売りが殺到して、信用買いよりも空売りの株数が多くなると貸株用の株の調達が出来なくなるからです。
こうなるとメリットで触れた「発行価格とのサヤ抜き」も出来なくなります。
「逆日歩」とは信用売り残高が信用買い残高を上回ると貸し出せる株の不足を補うために、機関投資家などから株を借りる際に調達費用として発生します。
今回のソフトバンク【PO】もリスクヘッジのため空売りを行う投資家が増え、逆日歩が高額になる懸念もあります。
下落局面発生
これは私も何度か経験があります。公募増資に伴うディスカウントで購入できたとしてもPOの価格決定後、受け渡し期間までに下がってしまっていディスカウント分を下回ってしまうとマイナスになります。
今回は超大規模POになりますので複数株の配分を受ける投資家も少なくないでしょう。その場合、利益も大きいですがもちろん損失も大きくなります。
IPOとの大きな違いはここかもしれません。
IPOは初心者向けの投資法で間違いないですが、POに関しては中上級者向きの投資法になりますのでリスク管理は忘れずに。
ソフトバンク【PO】の最終考察について
2020年09月10日、ソフトバンク【PO】最終考察について記事を出しました。
一読していただけると幸いです。
まとめ
IPOチャレンジポイントでリスクヘッジを!
今回のソフトバンク【PO】はSBI証券から申込一択になりそうです。
理由はIPOチャレンジポイントでリスクヘッジ出来るから。
一般的にIPOチャレンジポイントの価値は1ポイント1,500円〜2,000円の価値と考えられています。
仮にSBI証券のキャンペーンで当選し上限51ポイント貰えるなら10万円近くの利益になります。
上記を踏まえるとSBI証券で申し込むのが妥当でしょう。
しかし、IPOチャレンジポイント分を加味しても相場の風向き次第でマイナスになることは十分考えられます。POはリスクもそれなりにありますから購入は慎重に!
ソフトバンク【PO】の評価に関しては貸借銘柄であり希薄化はないですが、株式需給の悪化は避けられないでしょう。それでも参加する価値はあると考えています。
私の現段階スタンスは・・・
SBI証券で参加予定です!
今後は、地合いを加味しつつスタンスに変更があれば随時情報を発信していこうと思います。
しかし、今回はちょうど同じ時期にIPO申込も重なりますのでタイミングが良くないです。リスクを回避したい人はIPO優先でもいいかもしれません。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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