岐阜知事選で自民分裂 県議と国会議員の代理戦争に
2020年11月23日 05時00分 (11月23日 12時36分更新)
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岐阜県知事選は、古田肇知事(73)と、元官僚の江崎禎英氏(55)の2人が立ち、約半世紀ぶりに保守分裂選挙に突入する。長らく一枚岩を誇った「自民王国」は、2人の擁立を巡って自民党県連内で、激しく対立。県政を牛耳ってきた県議団幹部と、それに反発する国会議員との「代理戦争」の様相を呈している。
「両方に推薦を出したい」。二十二日午前、県議会最大会派「県政自民クラブ」の総会で、幹部が古田、江崎氏双方に推薦を出すことを説明。県議からは異論は出なかったという。
県議団はその直前まで江崎氏のみの擁立を模索。しかし、これまで大勢を占めた「現職不支持派」が、国会議員ら現職支持派の反転攻勢で、予想以上に切り崩されていた。選挙後に会派が二分されかねず、両者への推薦は、急浮上した「玉虫色」の決着だった。
知事選を巡り、県連内で、関係がこじれ始めたのは...
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