東京は5指標が感染急増「ステージ3」それでもまだGoTo死守
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は先週12日の会見で、感染者が急増する状況を示す「ステージ3」に当たると判断すれば「Go To キャンペーンは当然停止だ」と発言していた。北海道札幌市は「ステージ3」だ。しかし、鈴木道知事は17日、Go To除外を求めない考えを示し、コロナ担当の西村経済再生相もあらためてGo To見直しに慎重姿勢だった。
菅首相や自民党・二階幹事長の肝いりのGo To死守が、政権内や政権に近しい自治体首長らに徹底された結果、すっかり国の“指標”が有名無実化してしまった。
だが、事は北海道だけの問題じゃない。例えば東京都の17日の感染状況を見ると、国が定めた6つの指標のうち陽性率を除く5つの指標が「ステージ3」に相当しているのだ。陽性率も徐々に上がってきている。