2020年9月7日
皆様には、日頃から『第九ひろしま』の運営にご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
既にお知らせの通り、今年の『第九ひろしま2020』は、新型コロナウイルスの感染状況と、密閉された空間での歌唱を伴うイベントの危険性を考慮し、やむなく開催中止とさせていただきました。
『会えない』、『集えない』、『一緒に歌えない』・・・。
残念なことに非情なウイルスによって、できないことがたくさん増えました。
一方で私たちは、皆様のご協力で35年連続開催してきた『第九ひろしま』の灯、そして広島の音楽の灯を決して消したくない、という思いをより強くしました。
そして、このような困難な社会状況だからこそ、広島が75年前に大きな苦難を受けた今年だからこそ、ベートーヴェンの生誕250年の今年だからこそ、ベートーヴェンが『第九』に込めた『人類愛』を見つめ直すべきだと思うのです。
この度、『サタケ 第九ひろしま2020 オンライン演奏会』を開催できる運びとなりました。これは『新しい生活様式』が求められる中で、『全く新しい第九ひろしま』となります。
合唱練習は開けず、合唱指導は、限られた動画配信でということになります。また『オンライン演奏会』当日も、無観客、無団員で行いますので、皆様は会場ではなく、ご自宅などで『配信映像』を見ながら歌っていただくことになります。
スマホやパソコン、インターネットなど配信に不慣れな方も多いかと思います。皆様には大変なご不便をおかけしますが、私たちも初めての『オンライン演奏会』を試行錯誤しながら作り上げて参ります。
苦難の先にある、歓喜を夢見て、一人でも多くの方と一緒に12月20日に『歓喜の歌』を歌えますことを心より願っております。
今後ともご支援、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い致します。
株式会社中国放送 第九事務局