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人手不足や、感染症対策に悩む飲食店には朗報かもしれません。人と接触しない接客を実現するあるアイテムの実証実験が北九州市で始まっています。

北九州市の景色を一望できるオシャレカフェ。通路に登場したのは・・・

「お待たせしました」。

そう、こちらは店員を介さずに料理を配膳するＡＩロボット。

人手不足や感染症対策をサポートしようと山口県の企業が開発したもので、１８日飲食店経営者などを対象に無料体験会が行われました。

操作は至って簡単。各テーブルのタッチパネルで料理を注文。

でき上がったら、ロボットにテーブル番号を入力して料理をセットします。

自動的に指定されたテーブルに運ばれ、客が自分で取る仕組みです。

飲食店経営者は「思ったよりスムーズ」。飲食店関係者は「密閉性というのも、この時期必要なので面白い」。

特徴はロボットに搭載されたＡＩ機能です。

「最初にお店の地図を歩かせて覚えさせて、それができたらあとは働いていただく」とロボット担当者。店舗にセンサーを設置するなどの工事は必要なく、人の動きや障害物は内臓されたカメラやセンサーが察知します。グラスのビールもこの通り、一滴もこぼれていません。

利用客も配膳に現れた姿を思わずパシャリ。「かわいい」。「自分で料理をとれるから安心です」。

今後は、誕生日に歌を歌ったり、顔認証で名前を呼んだり、コミュニケーション能力をあげるべく、改良を重ねていくということです。