書 誌
1.150枚の中編版 (未発表)
2.「宝石」 S33/5~9(初出)
3.光文社 刊 S33/10月(初刊本)
*以下の刊本は、第16章を追加した改稿版です。
4.光文社 刊 「カッパ・ノベルズ」 S35/9月(改稿版初刊本)
5.光文社 刊 「高木彬光長編推理小説全集・4」 S48/1月
6.角川書店 刊 S48/7月(角川文庫)
7.光風社出版 刊 「名探偵神津恭介シリーズ・11」 S58/12月
8.光文社 刊 H5/4月(光文社文庫)
9.角川春樹事務所 刊 H12/7月(ハルキ文庫)
10.光文社 刊 H17/4月(光文社文庫) *(8)の新装版だが、単なる8の復刊ではなく、初刊本(3)の「あとがき」、4の「あとがき」、随筆「成吉思汗余話」(初出:「宝石」S34/1月号)、「お忘れですか? モンゴルに渡った義経です」(初出は下記参照)、「ロンドン塔の判官」(歴史推理中編。初出:「宝石」S29/1月号)を併録している。
11.光文社 刊 「光文社創業60周年記念出版:名著初版完全復刻!」 H17/12月
*初刊本(1)の復刻版。付録として、「成吉思汗という名の秘密」((4)刊行の際に加筆された第16章)及び、山前譲氏の解説「壮大な歴史ロマンに推理のメスを」を収録した小冊子が付く。
*ご存知、日本推理小説誌上ナンバー1歴史ミステリですが、なぜかあまり刊行されていません。「神津の結婚相手」という難問(?)に、解答を与えてくれるかもしれない、研究家にとっても重要な作品です。
なお、あまりふれられませんが、サブ・テキストとして、「お忘れですか? モンゴルに渡った義経です」(初出:ギャランメントS54/10月、現在は「巨城の破片」:角川文庫S58/2月 に収録)の併読もお勧めします。