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砺波・南砺市長選8日告示 保守分裂の知事選が後援会活動に影響
2020年11月5日
砺波市長選挙と南砺市長選挙が今月8日に告示されます。これまでに、それぞれ現職のみが出馬を表明していますが、新型コロナに加え、保守分裂の激戦となった県知事選挙で、後援会活動に影響が出ています。
*リポート「砺波市長選挙と南砺市長選挙ともに無投票の公算が高いとは言え、両方の現職とも知事選が影響して活動をこれまでの年のようにできていません」
いずれの選挙もこれまでのところ、砺波市長選挙には現職で3選を目指す夏野修さんが出馬を表明、南砺市長選挙には現職で4選を目指す田中幹夫さんが出馬を表明しています。
5日、市内中心部の寺で事務所開きをした現職砺波市長の夏野さん。
*夏野修さん「いろんな方々に準備をしてもらっていて、いよいよと身が引き締まる思い」
夏野さんの3選を後押ししようと一丸となるおよそ100人の支援者ですが、つい最近まで県知事選挙で現職派と新人派に支持が割れていました。
*夏野修さん「知事選の次の日に後援会関係者の会合をやったが、皆さん和気あいあいと、次は市長選だと一本になってもらっていると思う」
前回の市長選では知事選挙前に支援者がリーフレットを配ってくれていましたが、今回は知事選候補者のものと一緒に配られるのを避けようと、取りやめになりました。
公職選挙法で知事選の期間中に政治活動が制限されるのは毎回のことですが、支持層が重なる保守が分裂した知事選の影響を少なからず受けた恰好です。
それに加え、今年は新型コロナの影響で人を集めた後援会の総会などの集会をこれまでのように開くことができず、人が集まる場を減らそうと告示までわずか3日に迫った5日になって事務所開きを行うこととなりました。
*夏野修さん「活動が出来なかっただけで、普段からの政策の浸透は、いろんな方々と協力してやっている。2期やらせてもらっているので、政策の流れは理解頂いている方が多いのでは」
*田中幹夫さん「今回の4期目、コロナに対する対応をどうするかを一番に取り組んでいかなければ」
4期目を目指して南砺市長選に出馬を表明している現職市長の田中さんも似たような状況です。
*田中幹夫さん「(自らの支援者が知事選では)完全に割れている。いままでは(知事選は)接戦じゃなかったので、我々も告示の期間以外は後援会活動ができるので、(知事選の)前も後もチラシをつくって市民の皆さんに配っていたが、(今回は)前半まったく動けない状況、かなり早めに加熱してきたので」
事務所開きをしたのは知事選後の最初の週末、告示まで8日しか残されていませんでした。
2人の現職市長とも後援会活動に影響はあったものの、市長選そのものの行方に与える影響は否定していて、無投票当選となる公算が高まっています。
砺波市長選、南砺市長選はいずれも今月8日告示で、選挙戦となれば15日投開票です。
※当HPは、報道目的のニュースサイトとして作成されたもので、その内容は当該放送時点のものが掲載されています。
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