東京都内に立つタワーマンション。
普段の夜と違って、22日夜は一切電気がついていなかった。
22日午後9時30分過ぎ、東京・江東区東雲のタワーマンション1棟で停電が発生。
その後、午前0時過ぎには、近くの7棟でも相次いで停電が発生し、およそ3,800軒が不自由な生活を強いられた。
タワーマンションの住人「朝起きたのが5時すぎなので、5時に起きたら真っ暗で、だからシャワーも浴びられずですね」、「3連休なのに電気もつかない、テレビも見られないんで、あと日曜日だったんで、テレビ見てた人とかも途中でテレビ全部見られなくなっちゃったんで、そういう意味ではどちらにせよ残念」
停電発生から12時間ほどたった朝の時間帯、マンションの停電はまだ続いていた。
「停電直後にバチッという音や異臭を感じた」と話す住民もいた、今回の停電。
ある住民は停電による不便をこう話した。
タワーマンションの住人「冷凍庫も実際はいっぱい。溶けちゃう。すべて溶けちゃったら大変なことになる。こんなにオール電化が不便だとは。便利なはずなのに。こういう電気がないだけでも、まるっきり不便なものに変わってしまう」
東雲キャナルコートのマンション前では、赤色灯をつけた東京電力の車が何台も止まっている。
東京電力は、現場に15人ほどの作業員を派遣し、復旧作業に当たった。
それでも、ようやく停電が解消したのは、午後1時過ぎのこと。
東京電力パワーグリッドによると、今回の停電の原因については、マンションの配電設備に何らかの問題があったという。
東京電力は引き続き、停電のくわしい原因を調査している。