アン
「いやぁ、ついにでたっすね、ハルくん」
ハル
「ん?何の話です、アンちゃんさん」
アン
「何の話とかじゃないっすよ。このタイミングで出たって言ったらこれしかないじゃないすかー」
アン
「『禁断の変形デッキ』っすよ!」
ハル
「あぁ、そうですね、ついに発売しましたね」
ハル
「今回の変形デッキは、内容もいいですけど、なによりケースがかっこいいですよね。まぁ、僕はどっちでもいいんですけど」
アン
「どっちでも良くないくらいかっこいいじゃないっすか!」
アン
「アニメでも物語の超重要なカギとなってる『アウトレイジの書』と『オラクルの書』が手に入るんすよ!こんなかっこいいことはないっすよ!」
ハル
「いや、別にかっこいいことは否定してないですよ。ただ、デュエマのデッキとしての内容が素晴らしいなぁって思ってるだけで。デュエマが出来ればとりあえずはどっちでもいいんですけどね、って話ですよ、アンちゃんさん」
アン
「なんすかー、もー。よくわからない言い方っすねー。なんか、エビとカニどっちが好きか聞かれて、『まぁ、甲殻類が好きなんでどっちでもいいですけどね』って言われた気分っすよ、もー」
ハル
「いや、それは断然エビですね。それはどっちでも良くないです」
アン
「いや、たとえ話じゃないっすかー」
ハル
「たとえ話だとしても、エビです。それは譲らないですよ」
アン
「そういえば、ハルくんのどっちでも良くないもののひとつは、エビが大好きだって事だったっすね……」
ハル
「ですよ。僕の前でカニの話はやめてください。あと、エビの中でも特にロブスターが好きですね。エビは全ての食材の中でも完璧にして崇高、圧倒的な存在感をもった食材じゃないですか。そんなエビを他の食材と同列に並べることなんて、僕にはできませんよ。あぁ、エビ食べたい」
アン
「エビの話はじめると終わらないっすし、変形デッキの話にならないっすから、とりあえず進めるっすけど、今回の変形デッキも去年の11月に発売された変形デッキと同じ感じっすね」
ハル
「ですね。二つのデッキからどっちも選べるなんて、まさに僕好みのデッキですね」
アン
「ハルくんは、どっちでもいいんじゃなくて、どっちも欲しい、なんすか?」
ハル
「そういう場合もあるじゃないですか。ねぇ、アンちゃんさん」
アン
「そ、そすね、そすね。と、とにかく、今回の変形デッキは、11月の変形デッキと違って、ベースとなるデッキが30枚、その上で、変形パーツが10枚ずつっすね」
アン
「このマークの入ったカードが、全体のベースとなるカード30枚っすね」
ハル
「で、こっちのマークが入っているのがゴッド・ノヴァデッキで……」
ハル
「こっちのマークが入っているのがオラクリオンデッキですね」
アン
「そすね。『レイジVSゴッド』では新たなオラクリオンが登場しなかったっすから、もう、オラクル教団にはオラクリオンはいないんじゃないかと思ってたっすけど、新しいオラクリオンが登場して、オラクリオンファンにはたまらないっすね!」
ハル
「まぁ、僕はどっちでもいいんですけどね。そんなことよりエビ食べたいです」
アン
「エビの話はいったん置いておくっすよ。後でアンちゃんがエビ買ってきてあげるっすから。とにかく、この変形デッキは……」
ハル
「なにエビですか?」
アン
「だから、エビの話はいったん置いておくって言ってるじゃないっすか。とにかく、この変形デッキは、ゼニス無き今、ゼロ文明の2大種族となっているゴッド・ノヴァとオラクリオンを使うために必要なカードが山盛りになってるんすよ!」
ハル
「そうですね。特に、ベースになるパーツは、ゼロ文明デッキを作る基礎になってるカード満載ですね」
アン
「特に、この《ピクシー・ライフ》は超重要っすね!」
ハル
「そうですね。ゼロ文明のカードは、コストが大きいものが多いですから、マナ加速できるのは強力。しかも、十分にマナが揃った後半でも、マナゾーンのゼロ文明カードを回収できちゃいますからね」
アン
「そすねー。2ターン目の《ピクシー・ライフ》から4マナで《魔光王機デ・バウラ伯》を出して《ピクシー・ライフ》を回収して、また使ってマナを増やす動きは、このデッキの基本になるっすね」
ハル
「あと、マナを増やすだけじゃなくて、《戦慄のプレリュード》を使ってコストを軽減してもすばやくゼロ文明のカードを使えますよね」
アン
「そすね。このデッキは、ゼロ文明のカードのコストを踏み倒すカードがたくさん入っているっすから、ゼロ文明デッキを組むときに使いたくなるカード満載っすよ」
アン
「《犠心のイザナイ一休》は、破壊されれば、手札から7コスト以下のゼロ文明クリーチャーを出すことができるっすし……」
アン
「《神光のイザナイハゴロモ》は、ついに登場したゼロ文明のイザナイっすよ!」
ハル
「現時点で存在するほぼすべてのゴッド・ノヴァやオラクリオン、あとカノンのオラクルを呼び出すことができる強力カードですね」
アン
「あと、ゼロ文明専用のアタック・チャンスがまたまた登場したのにも注目っすね。以前のゼロ文明アタックチャンスである《破界秘伝ナッシング・ゼロ》がデッキの中にゼロ文明が多くないと使いにくかったのに対して、今回は、ゼロ文明がアタックさえすれば問題ないっすからね」
ハル
「しかも、コストの大きいゼロ文明クリーチャーがいれば、効果がパワーアップしますからね。ゴッド・ノヴァやオラクリオンを使うオラクルのデッキにはぴったりの効果ですね」
アン
「もちろん、他にも十分にマナ加速カードは入ってるっすから、踏み倒しだけに頼らなくていいのも使いやすそうでいいっすね」
ハル
「《霊騎ラグマール》は破壊しないで相手のクリーチャーを対処できますから、ドロン・ゴーやシールド・ゴー相手にも強力なカードですね」
アン
「もちろん、シールド・トリガーも盛り盛りデラックスに投入されてるっすから、速攻デッキ相手でも安心できるっすね」
ハル
「《DNA・スパーク》は新しいイラストで再録ですね」
アン
「特に、今回の新規カードの《支配のオラクルジュエル》は超強力トリガーとして大注目っすよ!」
ハル
「相手のクリーチャーを破壊する闇のトリガーと、相手のクリーチャーをタップさせる光のトリガー、その両方を手に入れられるすごいカードですね」
アン
「そすそす。どっちでもいいだけじゃなくて、どっちも欲しいハルくんにはぴったりのカードっすよね?」
ハル
「そうですね、アンちゃんさん」
アン
「と、とにかく、こんなかんじで、『オラクルの書』のベースのパーツは非常に強力なものが揃ってるっすね」
ハル
「とはいえ、そっから変形するパーツ、切り札たちにも強力なものが満載ですよね」
ハル
「特に、今回の新規ゴッド、《双魔左神ディーヴォ》と《双天右神クラフト・ヴェルグ》はどちらも超強力じゃないですか」
アン
「そすね。そもそも、どちらもゴッド・リンク無しだとしても、ゼロ文明の7マナ7000で、《双魔左神ディーヴォ》はアタックするときに相手クリーチャー破壊、《双天右神クラフト・ヴェルグ》はアタックするときに、シールド追加と、攻撃するだけでお得なカードっすからね。これだけでも、これまでのゼロ文明クリーチャーの大体より強いっすよ」
ハル
「しかも、リンクすれば、《双魔左神ディーヴォ》は破壊じゃなくて山札送りに、《双天右神クラフト・ヴェルグ》はシールドを手札から仕込めるようにパワーアップしますからね」
アン
「そすね。だから、コストの軽いゴッド・ノヴァである《イズモ》を早めにバトルゾーンに出しておいて、召喚したら即リンクで即攻撃を目指したいっすね」
ハル
「そうですね。あと、《神光のイザナイハゴロモ》がコスト6ですから、《神光のイザナイハゴロモ》を召喚した次のターンに、どちらかのゴッド・ノヴァを召喚して、《神光のイザナイハゴロモ》でアタック、光臨能力でいきなりゴッド・リンクなんかもできますね」
アン
「残りのゴッド・ノヴァも便利な奴らが揃ってるっすね」
ハル
「というわけで、僕の大好きなゴッド・ノヴァデッキはこんなかんじです」
枚数 | コスト | レアリティ | 文明 | 名前 | 収録弾 |
2 | 7 | – | ゼロ | 《双魔左神ディーヴォ》 | DMD12 |
2 | 7 | – | ゼロ | 《双天右神クラフト・ヴェルク》 | DMD12 |
2 | 6 | ゼロ | 《妖精左神パールジャム》 | DMD12 | |
2 | 6 | ゼロ | 《霊騎右神ニルヴァーナ》 | DMD12 | |
2 | 5 | ゼロ | 《イズモ》 | DMD12 | |
2 | 5 | – | ゼロ | 《犠心のイザナイ 一休》 | DMD12 |
2 | 7 | – | ゼロ | 《黄泉秘伝トリプル・ZERO》 | DMD12 |
3 | 6 | – | 光 | 《神光のイザナイ ハゴロモ》 | DMD12 |
2 | 8 | – | 光/闇 | 《支配のオラクルジュエル》 | DMD12 |
2 | 4 | 光 | 《魔光王機デ・バウラ伯》 | DMD12 | |
1 | 6 | 光 | 《DNA・スパーク》 | DMD12 | |
2 | 6 | 闇 | 《地獄門デス・ゲート》 | DMD12 | |
2 | 6 | 闇 | 《デーモン・ハンド》 | DMD12 | |
3 | 3 | ゼロ | 《戦慄のプレリュード》 | DMD12 | |
4 | 4 | 自然 | 《霊騎ラグマール》 | DMD12 | |
3 | 5 | 光/自然 | 《無頼聖者スカイソード》 | DMD12 | |
4 | 2 | 自然 | 《ピクシー・ライフ》 | DMD12 |
シュウ
「それで終わりか!開発部の道化師、アン!」
リリィ
「なのじゃ!」
アン
「その声は!闇文明の貴公子シュウと、ゼロ文明の姫、リリィ!」
リリィ
「アンもハルもずるいのじゃ!ゼロ文明デッキといえば、わらわの出番なのに、二人でキャッキャしててずるいのじゃ!」
アン
「べ、別にキャッキャはしてないっすよ!っすよ!ちゃんとデッキの紹介をしてたっす!」
ハル
「まぁ、僕はどっちでもいいんですけどね」
シュウ
「まぁまぁ、みんな喧嘩はよくないですぞ。『オラクルの書』は、新しいゴッドが超強力ですが、オラクリオン側のデッキにも注目したいですな」
ハル
「まぁ、僕はオラクリオンにも注目してますからね」
リリィ
「なのじゃ。ゴッド・ノヴァもオラクリオンもどっちも等しくゼロ文明だから、わらわは大好きなのじゃ。むしろ、両方のデッキを一気に手に入れられるだけ、最高なのじゃ。例えるなら、ミックスフライ定食にカニクリームコロッケとエビフライが両方入っているみたいな幸福感なのじゃ!」
ハル
「いや、それはエビフライだけでいいんじゃないですかね?」
リリィ
「は、ハル、どうしたのじゃ?」
ハル
「だから、エビフライだけで十分じゃないですか。あぁ、エビたべたい」
リリィ
「ど、どういうことなのじゃ……」
アン
「まぁ、ハルくんの前でエビの話は禁句っすよ」
シュウ
「ハル殿は、エビが大好きですからな。今度、わたくしの家に来た時にたくさん用意しておきますぞ」
ハル
「わぁい」
アン
「今回、ついに登場した進化オラクリオン、それが《聖忌祀ニューウェイブ》っすね」
リリィ
「なのじゃ!ゼロ文明の進化というだけでも、わらわの『はーと』を掴んではなさないのじゃ!」
アン
「相手のブレイクや破壊に対して、同じ事をやり返すのは、全てを無にするゼロ文明らしい能力っすね」
シュウ
「ですな。このへんも、オラクル教団の教義の影響があるのかもしれませんな」
ハル
「あと、オラクリオンではないですが、投入されている『真実の名』のアンノウンも強力なカードが揃ってますね。どちらも《神光のイザナイハゴロモ》から呼び出しまくれば、バトルゾーンを支配できますね」
リリィ
「ゼロ文明がでる度にカードが引ける《兵法のサトリ 孫子》も地味ながらも求めていた効果をもったクリーチャーなのじゃ!こいつは、このデッキだけじゃなくて、オールゼロ文明デッキとかでも大活躍してくれそうな予感なのじゃ!」
シュウ
「というわけで、オラクリオンデッキはこんなかんじですな」
枚数 | コスト | レアリティ | 文明 | 名前 | 収録弾 |
1 | 8 | – | ゼロ | 《聖忌祀ニューウェイヴ》 | DMD12 |
3 | 7 | – | ゼロ | 《真実の名 アカデミアン》 | DMD12 |
3 | 7 | – | ゼロ | 《真実の名 リアーナ・グローリー》 | DMD12 |
3 | 5 | – | ゼロ | 《兵法のサトリ 孫子》 | DMD12 |
2 | 5 | – | ゼロ | 《犠心のイザナイ 一休》 | DMD12 |
2 | 7 | – | ゼロ | 《黄泉秘伝トリプル・ZERO》 | DMD12 |
3 | 6 | – | 光 | 《神光のイザナイ ハゴロモ》 | DMD12 |
2 | 8 | – | 光/闇 | 《支配のオラクルジュエル》 | DMD12 |
2 | 4 | 光 | 《魔光王機デ・バウラ伯》 | DMD12 | |
1 | 6 | 光 | 《DNA・スパーク》 | DMD12 | |
2 | 6 | 闇 | 《地獄門デス・ゲート》 | DMD12 | |
2 | 6 | 闇 | 《デーモン・ハンド》 | DMD12 | |
3 | 3 | ゼロ | 《戦慄のプレリュード》 | DMD12 | |
4 | 4 | 自然 | 《霊騎ラグマール》 | DMD12 | |
3 | 5 | 光/自然 | 《無頼聖者スカイソード》 | DMD12 | |
4 | 2 | 自然 | 《ピクシー・ライフ》 | DMD12 |
リリィ
「ゴッド・ノヴァとオラクリオン!ゼロ文明の戦略が楽しめる、それが『禁断の変形デッキオラクルの書』なのじゃ!」
アン
「ゼロ文明マスターはもちろん、新しくゼロ文明デッキを使ってみたい人にもおすすめっすね!」
シュウ
「オラクル教団の教えが詰まったこの書を使って、ゼロ文明の神秘をマスターしてほしいですぞ!!」
ハル
「あぁ、エビ食べたい……」
アン
「ちなみに、今回のデッキを使ったプレイは、こちらのDASHTVでもチェックできるっすから、かならず見てほしいっすね!」
動画の公開は終了いたしました。
ケンジ
「アンちゃんさんがハルくんちゃんさんと楽しそうで羨ましいです!みなさん、僕は元気です!」
ケンジ
「さて、デッキ開発部プロテクトに向けての人気投票、大量の投票、ありがとうございました!」
ケンジ
「予想通りな順位もあれば、予想外の順位もあったみたいで結果がたのしみですね!」
ケンジ
「みなさんからの大量の投票のお陰もあって、ヤギーさんのプロジェクトも進行中らしいですよ!」
ケンジ
「早ければ来月辺りにはみなさんになにか情報をお届けできるかもしれないので、今後も僕の豆知識コーナーをよろしくです!」