アン
「デッキ開発部のおもしろお姉さん、時にはキューティーに、そして時にはファニーに、略してキューティー・ファニーに開発部を盛り上げてきたアンちゃん!」
アン
「しかし、最近、あまりにも物分かりが良くなってしまったという苦悩があったっす!」
アン
「秩序に無法で反抗するアウトレイジを前に、これではまずいと考えたっす!」
アン
「というわけで、アンちゃんは、デッキ開発部を離脱して、新チームを作ることにしたっす!」
アン
「名前はまだ無いっす!」
アン
「そして、アンちゃんと共に新チームに入り、デッキ開発部を脅かすようなデッキを作ってくれるメンバー、それは、エーツー君!」
アン
「の、偽物!」
アン
「その正体は!」
アツト
「あれ、アンちゃん、何してるの?」
ユウヤ
「なにしてるのー?」
アン
「ギース!」
アン
「せっかくのアンちゃんの見せ場なんすから、もうちょっとだけ待ってて欲しかったっすよ」
アツト
「まぁまぁ、一応デッキ開発部なんだし、デッキの話をそろそろ始めないと……」
アン
「だから、アンちゃんはもうデッキ開発部じゃないって言ってるんすけどね……しかし、アツト兄さん、ユウちゃんをつれてどうしたんすか?」
アツト
「いや、先月のコロコロで登場した、『レイジVSゴッド』の新カードを見たら、いてもたってもいられなくってさ!」
アツト
「復活した新たなゴッド、ゴッド・ノヴァと……」
アツト
「そんなゴッド・ノヴァたちの黒幕であるオラクルの最上位、《神人類ヨミ》!」
アン
「あぁ、そすねぇ。今回、新たに登場したゴッド・ノヴァは、今までのゴッドの常識をくつがえすものすごい強いクリーチャーっすもんね。ものすごい戦略性の高いクリーチャーになったっすよね。特に注目するべきなのは……」
アン
「どんな文明のデッキでも入れられるゼロ文明のゴッドだってことと……」
アン
「ゴッド・ノヴァ同士で左右が合っていれば、どんな相手とでもリンクできるって能力っすね!」
アツト
「そうそう。というわけで、やっぱ、こういうクリーチャーを使わせたらナンバーワンなユウヤくんにデッキを相談しようかなと思ってさ」
ユウヤ
「うん!僕、頑張って、ゴッド・ノヴァのデッキ考えたよー!」
ユウヤ
「僕が最初に注目したのは、《神聖斬アシッド》だよー」
アツト
「たしかに、一気にゼロ文明のクリーチャーを2体出せる《神聖斬アシッド》は、ゴッドをあっという間に揃えられるから、ゴッド・ノヴァを呼び出すのにピッタリなクリーチャーだよね」
ユウヤ
「《神聖斬アシッド》を使うメリットはそれだけじゃないんだよー」
アツト
「え?他にもメリットがあるの?」
ユウヤ
「その秘密は、《ヒラメキ・プログラム》だよー」
アツト
「あ、そうか。《神聖斬アシッド》は7コストだから、《ヒラメキ・プログラム》を使えば、8コストの《神人類ヨミ》をバトルゾーンにだせるんだね!」
ユウヤ
「それだけじゃないよー。僕は《精霊左神ジャスティス》に注目してるんだ!」
アツト
「え?どういうこと?」
ユウヤ
「《精霊左神ジャスティス》は、バトルゾーンに出た時に、山札の上から5枚を見て、その中の呪文を使えるんだー」
アツト
「そうか!その中に《ヒラメキ・プログラム》があれば、そのまま《神聖斬アシッド》をヒラメいて……」
ユウヤ
「そう!いきなり3体リンク完成だよ!わぁい、コンボー!」
アツト
「なるほど……そのコンボはいいねぇ」
ユウヤ
「うん!《精霊左神ジャスティス》はすごい注目のクリーチャーだよー」
ユウヤ
「別に《神聖斬アシッド》に頼らなくても、自分の能力で《プロジェクト・ゴッド》を持ってくれば、一気にゴッド・リンクが完成する可能性もあるよ!」
アツト
「リンクの自由度が高いゴッド・ノヴァだと、《プロジェクト・ゴッド》もものすごい強力な呪文になるね」
ユウヤ
「そうだねー!墓地も凄い増えるから、それを利用する方法もありそうー。《悪魔右神ダフトパンク》でもいいしねー」
ユウヤ
「あと、実は《精霊左神ジャスティス》は光じゃないエンジェル・コマンドだから、《ウェディング・ゲート》でバトルゾーンに出すこともできるんだよねー。しかも自分の能力で《ウェディング・ゲート》を使うこともできちゃうんだー」
アツト
「なるほど!ゴッド・ノヴァはゴッド・リンクしやすいだけじゃなくて、それぞれ単体でも強力な能力を持っているんだね」
ユウヤ
「うん!あと、《精霊左神ジャスティス》を使ったコンボといえばねー……」
アン
「ちょ、ちょっと待つっす!ユウちゃん、またエグいコンボを考えてるっすね。そんなことより、今回はアンちゃんたちにデッキを作らせるっすよ!」
ユウヤ
「えー。僕のコンボの方が最強だよー」
アン
「いやいや、アンちゃんは八重子ちゃんと違うっすから、そんな圧力には屈しないっすよ!とにかく、今回はアンちゃんたちにデッキを作らせるっすよ!」
アツト
「新しいチームを作ったからデッキを作りたいのはわかるけど、まぁ、今回はユウヤくんに任せても……」
ユウヤ
「そうだよー。僕、あんまりデッキ開発させてもらったことないよー」
アン
「いやいや、エーツーくんの偽物こと、アンちゃんのチームの新メンバーこそ、ゴッドのデッキを作るのに最もふさわしいメンバーなんすよ!」
アツト
「え?誰?」
アン
「それが、この人っす!」
ハル
「いや、僕はデッキ作っても作らなくてもどっちでもいいんですけどね……」
ユウヤ
「あ!ハルくんだー」
アツト
「え?誰??」
アン
「あぁ、そすね、そういや、アツト兄さんは知らないっすよね。アツト兄さんはご存知ないかもしれないっすけど、この人こそ、ルール解説部から、ゴッド復活のウワサを聞き、アンちゃんと新たなるチームを駆け上がっている、ゴッド大好きのハルくんっす!」
ハル
「そんなに盛り上げなくても……まぁ、僕はどっちでもいいんですけど」
ユウヤ
「よく、僕のうちに遊びにくるもんねー」
アン
「………そ、そすね、まぁ、ハルくんとシュウくんは仲良しっすもんね、そすね!」
ハル
「まぁ、僕はどっちでもいいんですけど、シュウさんが来いっていうもんですから……」
アン
「ま、まぁ、そすよね、そすね!」
アツト
「なんでアンちゃんはそんなに焦ってんだかわからないけど……とにかく、そのハルくんはゴッドのことなら任せておけ、って話なのね?」
アン
「そういうことっすね。もう、随分と長いことゴッドが出て来なかったんでハルくんの出番もなかったっすけど、今回、オラクルの力によってゴッド・ノヴァが復活したっすから、ついに満を持してハルくんも復活したんすよ!」
アツト
「あれ?アンちゃん、アウトレイジを見習ってチームを離れたんじゃなかったの?なんでオラクルの力で復活したハルくんを……」
アン
「細かいことはいいんすよ、アツト兄さん!アウトレイジの力を持つアンちゃんと、オラクルの力を持つハルくん、二人が組めば、両方のデッキを作りまくれるじゃないっすか!」
ハル
「まぁ、僕はどっちでもいいんですけどね」
アツト
「どっちでもいいって言ってるけど、大丈夫なの?」
アン
「ハルくんは基本的にはどっちでもいいって考えてるっすけど、決めるときは決めるっすよ。むしろ、こだわらないのがいいところもあるっすよ!アイコンだってあっても無くてもどっちでもいいんすよ!」
ユウヤ
「シュウお兄ちゃんはこだわってたもんねー!」
アン
「そして、そのハルくんのどっちでもいいという気持ちが、ゴッド・ノヴァの自由自在なリンクへとつながっていると、アンちゃんはそう信じているんすよ!」
アツト
「ほんとかよ……」
ハル
「まぁ、でもゴッド・ノヴァの自由にリンクできるとこは僕好みですね」
アツト
「確かに、《精霊左神ジャスティス》と《悪魔右神ダフトパンク》以外にも魅力的なゴッドがたくさんいるもんね」
ハル
「しかも、出た時とリンクした時の両方で能力が発動しますからね」
アツト
「マナを増やせる《妖精左神パール・ジャム》は、コストが大きいゴッド・ノヴァの展開をサポートしてくれる強力なゴッドだね」
ユウヤ
「僕はドローできる《戦攻右神マッシブ・アタック》が好きだよー」
ユウヤ
「墓地を増やせる《夢幻左神スクエア・プッシャー》も、なんかコンボの匂いがするカードだねー」
アン
「相手のクリーチャーをタップできる《霊騎右神ニルヴァーナ》は、リンクした時に召喚酔いがなくなるゴッド・リンクとの相性も抜群の、玄人好みのカードっすね」
ハル
「《爆裂右神ストロークス》と《封魔左神リバティーンズ》は相手の小型クリーチャーを破壊しまくれますね。僕はどっちでもいいですけど、少なくともどっちかはいれておきたいですね」
アン
「でも、なによりもゴッド・ノヴァの特徴を表現しているのがこのカードっすね」
ハル
「《イズモ》ですね」
アツト
「ん?こいつ、ただ真ん中のゴッド・リンクを持っているだけで、他に能力を持っていないじゃん?そんなに凄いの?」
アン
「とりあえず、5マナのリンクできるゴッドっすからね。リンクした時の能力を持っているゴッド・ノヴァと組み合わせることを考えると、先に出しておけるのはかなり強力っすよ」
ハル
「でも、何よりすごいのは中央G・リンクの能力そのものですね。なんせ、こいつや他のゴッドがバトルゾーンに出た時に、他のリンクを外して、こいつにくっつけることができるんですから」
アツト
「……っていうことは、こいつをだしたり、他のゴッド・ノヴァを出す度に、リンクした時の能力を使いまわせるってことか……凄いね!」
アン
「そすよ、そすよ。そして、コストが軽くてリンクしやすい《イズモ》と違い、オラクルのボスである《神人類ヨミ》には更なる能力がついてるんすよ」
アツト
「中央G・リンクだけじゃなくて、トリプル・ブレイカーがついてるから、リンク時には4枚ブレイクできるようになるし、召喚すれば、3枚カードを引けるのも強力だよね」
ユウヤ
「《戦慄のプレリュード》で出すだけでも凄い強いねー」
ハル
「おっと、アツトさん。《神人類ヨミ》の持っている能力はあとひとつ。4つ目の能力もありますよ。僕はどっちでもいいんですけど、4つ目の能力のテキストもしっかり確認しておかないと後悔しますよ」
アツト
「どれどれ……3体リンク時は自分のシールドがブレイクされない!?」
アン
「そすそす。平和を目指す教団であるオラクルの最上位、《神人類ヨミ》の能力は、同じく争いをなくそうとしていた《「無情」の極シャングリラ》と同じく、相手の攻撃を封殺する能力なんすよ!っすよ!」
ユウヤ
「わぁい、ゼニスー!」
アツト
「ふむ……つまり、ゴッド・ノヴァは色々なコンボの可能性も秘めているけど、そのまま使うだけでも十分強くて、色々できるデッキが組めるってことだね」
ハル
「そういうことになりますね。まぁ、デッキを作るのはどっちでもいいんですけど、一応僕が作ったのがこのデッキです」
枚数 | コスト | レアリティ | 文明 | 名前 | 収録弾 |
4 | 2 | 自然 | 《ピクシー・ライフ》 | DMR08 | |
4 | 2 | 自然 | 《霞み妖精ジャスミン》 | DMX14 | |
2 | 4 | 闇 | 《白骨の守護者ホネンビー》 | DMR08 | |
2 | 3 | 闇 | 《ボーンおどり・チャージャー》 | DMD08 | |
4 | 4 | 自然 | 《ライフプラン・チャージャー》 | DMR06 | |
4 | 6 | 闇/自然 | 《大地と永遠の神門》 | DMX14 | |
4 | 6 | 闇 | 《デーモン・ハンド》 | DMD10 | |
3 | 6 | ゼロ | 《妖精左神パール・ジャム》 | DMR09 | |
2 | 7 | ゼロ | 《精霊左神ジャスティス》 | DMR09 | |
2 | 7 | ゼロ | 《悪魔右神ダフトパンク》 | DMR09 | |
3 | 6 | ゼロ | 《戦攻右神マッシブ・アタック》 | DMR09 | |
1 | 8 | ゼロ | 《神人類 ヨミ》 | DMR09 | |
1 | 5 | ゼロ | 《イズモ》 | DMR09 | |
1 | 6 | ゼロ | 《爆裂右神ストロークス》 | DMR09 | |
1 | 6 | ゼロ | 《霊騎右神ニルヴァーナ》 | DMR09 | |
1 | 6 | ゼロ | 《封魔左神リバティーンズ》 | DMR09 | |
1 | 6 | ゼロ | 《夢幻左神スクエア・プッシャー》 | DMR09 |
アン
「なんか、毎回ここの解説、アンちゃんの仕事になってるっすけど、とにかく、序盤はマナを増やしていくっすね。ゴッド・ノヴァは《イズモ》以外は6マナ以上。とりあえず、マナを6マナまで伸ばしていくのが重要っす。《ピクシー・ライフ》があるっすから、大量にマナを増やしておけば、後で回収するチャンスもあるっすよ!」
アツト
「《霞み妖精ジャスミン》から《白骨の守護者ホネンビー》に繋げると、もう一度《霞み妖精ジャスミン》を回収すれば手札をそんなに減らさないまま、7マナくらいまでマナを伸ばせるね」
ハル
「2種類あるチャージャーはどっち使ってもいいですね。次のターンの6マナにつながる《ライフプラン・チャージャー》で召喚できるゴッドを手札に確保しておくのもいいですけど、《ボーンおどり・チャージャー》で墓地を増やしておけば、《悪魔右神ダフトパンク》からの一気にゴッド・リンクもできますから捨てがたいですね。これは、もう本当にどっちでもいいですね」
アン
「ゴッドサポート呪文の《大地と永遠の神門》は、ゴッド・ノヴァでも、もちろん安心して使えるっすね。その場に応じたゴッドが出てくるのは便利っすよ」
ハル
「この呪文も、手札から直接うっても《精霊左神ジャスティス》でうっても、どっちでもいいですね」
ユウヤ
「《封魔左神リバティーンズ》でサイズを小さくして、《霊騎右神ニルヴァーナ》でタップしてアタック!みたいに、ゴッド同士での色々なコンボがあるのも楽しいね。わぁい、コンボー!」
アツト
「そして、最終的には、《神人類ヨミ》を呼び出して、相手のブレイクを完全に封じる、ってわけだね。なるほど……ゴッド・ノヴァデッキ強力そうだな……」
ハル
「なんにしろ、新たなるゴッド、ゴッド・ノヴァには、まだまだ可能性が秘められていますね。アンちゃんのチームに注目するかどうかはどっちでもいいですけど、ゴッド・ノヴァには注目して欲しいですね」
アツト
「いよいよ『レイジVSゴッド』発売直前!」
アツト
「オラクルの復活させたゴッド・ノヴァはゴッドの常識を変える超クリーチャー!!」
アツト
「みんなも自由自在にゴッド・リンクできる日を震えて待て!」
アツト
「ちなみに、今回のデッキを使ったプレイは、DASHTVでもチェックできるから、かならず見てくれよな!」
動画の公開は終了いたしました。
シュウ
「それで終わりか!開発部の道化師、あらため、新チームのリーダー、アン!」
リリィ
「なのじゃ!」
アン
「その声は!」
ケンジ
「すみません!今週はもう、豆知識の時間ですから、本当に終わりです!」
ケンジ
「今回も本編に登場して緊張しちゃいました!みなさん、僕は元気です!」
ケンジ
「みなさん!今月から、コロコロに掲載されている『デュエル・マスターズビクトリー』が一足早く、5ページだけ読めるようになったの、気がついてましたか!?」
ケンジ
「コロコロ発売前に、デュエマの最新情報をゲットするチャンス!ぜひともチェックしてみましょう!」
ケンジ
「他にも、この公式サイトには色々おもしろい記事がバンバン登場してきてます!みんな楽しみにチェックしてくださいね!」