アツト
「久しぶり!みんな、クールでド派手な戦略、追い求めているかい!?アッと驚くロマンチスト、デュエルヒーロー、アツ……」
トモ
「トモちゃんチェックです!」
アツト
「ちょ、ちょっとまってよ!せっかくの久々のデッキ開発部登場なんだから、名前くらい全部言わせてよ!」
トモ
「何言ってるんですか!アツトさんといえば、キーポイントを最後まで言えない、それがアツトさんじゃないですか!」
アツト
「そんなことはないよ!最近は、結構キーポイントも最後まで言えてるんだからね」
トモ
「そうですか……じゃあ、改めていいですよ、自己紹介」
アツト
「え?あ、なんかそうやって改まってだと、なんか緊張するな……じゃあ、行くぜ!みんな!クールでド派手な戦略追い求めて……」
リリィ
「た、大変なのじゃー!」
トモ
「ダメですよ!リリィさん!アツトさんがせっかく自己紹介してたのに!」
リリィ
「む?それは悪いことをしたのじゃ……じゃあ、アツト、改めて自己紹介してよいのじゃ」
アツト
「いや……もういいよ。そんなことより、何が大変で、何がトモちゃんチェックなのよ」
リリィ
「あれ?いいのか、なのじゃ。なんならわらわが自己紹介を……」
アツト
「いや、もう自己紹介の話はいいから。強いて言うなら、オレはアッと驚くロマンチスト、デュエルヒーロー、アツト、だけどね」
トモ
「どさくさに紛れて自己紹介しちゃいましたね!」
アツト
「いや、その話はもういいから。とにかく、何が大変なの!?」
リリィ
「そ、そうなのじゃ!なんと、『 1stデッキオラクル・ダッシュ』の《神聖騎オルタナティブ》に続いて、新たなるオラクリオンが登場したのじゃ!」
リリィ
「それが《神聖斬アシッド》なのじゃ!」
トモ
「来週発売の新パック、『最強戦略パーフェクト 12』のビクトリーカードですね!」
アツト
「おお、ちょうど良かった!オレも、ユウの《暴走龍 5000GT》デッキに対抗しようと思って、《神聖斬アシッド》のデッキを作りたいと思って、今日は開発部に来たんだよ」
リリィ
「ふむふむ。それは良いことなのじゃ。わらわも、新しいオラクリオンの登場にテンションマックスでマンモスパオーンなのじゃ。それじゃ、新しいデッキを作るのじゃ!」
トモ
「新たなるオラクリオン《神聖斬アシッド》の能力は、 簡単にいえば《策士のイザナイゾロスター》の能力を 2 倍で使える 、って感じですね」
アツト
「そうだね。 すでにゼロ文明を使った戦略としては、《策士のイザナイ ゾロスター》の強さはみんな知ってると思うし、それが 2 倍になるなら問答無用に強い のは間違いないね。しかも《神聖斬アシッド》自身も、《策士のイザナイゾロスター》から呼び出せる 7 コストのゼロ文明クリーチャーだってこともポイント高いよね」
トモ
「ですね!もちろん、 大量にゼロ文明クリーチャーを呼び出すには、デッキにも大量にゼロ文明のクリーチャーが大量に入っている必要がありますけど、『 1st デッキ オラクル・ダッシュ』の改造方法としても、ゼロ文明のクリーチャーを追加するのはすでにみんなやってそうですから、問題ないですよね!」
アツト
「そうだね。あと、 今までは相手に選ばれないブロッカーとして《真実の名 リアーナ・グローリー》を使ってたけど、この《神聖斬アシッド》自身も相手のターンには選ばれないブロッカーとして鉄壁の守りを築いてくれるから、そこを入れ替えるのもありだね」
トモ
「そうですね!ただ、 《真実の名 リアーナ・グローリー》の場合は、アタックするときにも選ばれないから安心して止めをさせるっていうメリットもあるので、枚数を調整して両方共入れるのがいいかもしれませんね!」
リリィ
「あと、2枚同時にだせるっていうのもポイントなのじゃ!」
アツト
「どういうこと!?」
リリィ
「今月号のコロコロをまだみてないのか、なのじゃ。今月号のコロコロの最新情報では、 6月発売の『レイジVSゴッド』でゼロ文明のゴッドが登場することが予告されていたのじゃ!」
トモ
「あ、そういえば、載っていましたね! 2 体のクリーチャーをリンクさせるゴッド、そのゼロ文明版としてゴッド・ノヴァが登場するんですよね!」
リリィ
「なのじゃなのじゃ。この間、わらわの家に、ゴッド大好きなハルが遊びに来た時に教えてくれたのじゃ!」
トモ
「ハルさん、ゴッド大好きだから大喜びしてそうですね!」
リリィ
「いや、なんか、『僕はどっちでもいいんですけど』って言ってたのじゃ」
トモ
「相変わらずですね!」
アツト
「オレ、まだ、ハルくんってあったこと無いからわからないや」
リリィ
「とにかく、 2 体のクリーチャーを呼び出せる《神聖斬アシッド》は、リンクできるゼロ文明のゴッド・ノヴァを 2 体呼び出して、いきなりリンクさせることも可能なクリーチャーなのじゃ!今後のオラクルの戦略を考える上ではかなり重要 なのじゃ!」
トモ
「 《神聖斬アシッド》と同じパックに入っている《神淵のカノン 愛染》も、《神聖斬アシッド》で生贄にしたクリーチャーを 2 体すぐに呼び出せる強力なクリーチャーですし、タップ状態のクリーチャーを生み出せる《策士のイザナイゾロスター》戦略にはぴったりのカード ですね!」
アツト
「そうだね。まぁ、ゴッド・ノヴァを利用したデッキは、また『レイジ VS ゴッド』が発売されるときに考えるとして、とにかく《神聖斬アシッド》を使ったデッキを考えてみようよ」
リリィ
「うむうむ。まぁ、でも、 さっき言ったように 《神聖斬アシッド》は『 1st デッキ オラクル・ダッシュ』に入れるだけでも強力なカードなのじゃ。だから、デッキ構築はすぐできると思うのじゃ」
アン
「それで終わりっすか!ゼロ文明の姫、リリィ!」
リリィ
「その声は!闇文明の貴公子……じゃなくて、アンだったのじゃ!」
アン
「そすね。アンちゃんの場合は、貴公子というよりは奇行士っすからね」
トモ
「自覚はあるんですね……」
アツト
「で、アンちゃん。それで終わりか、ってことは、《神聖斬アシッド》を使った、もっとクールでド派手な戦略があるってこと? 」
アン
「いや、まぁ、ド派手ってほどでも無いんすけどね。せっかく《神聖斬アシッド》が登場したのに、その至高にして思考のポイントを見逃してるから、アンちゃんとしても無視はできなかった、それだけの話 っすよ」
リリィ
「《神聖斬アシッド》の至高にして思考のポイント!?それはなんなのじゃ!?」
トモ
「わたしも気になりますね!」
アン
「いや、さっき、みんなも言っていたじゃないっすか」
アツト
「さっき、みんなも言っていた!?……あ、わかった!」
アン
「お、アツト兄さん、察しがいいっすね」
アツト
「《策士のイザナイゾロスター》の能力をもったゼロ文明のクリーチャーってことだね!」
リリィ
「む!?たしかにそれはさっき言っていたのじゃ。でも、 だからそれを活かすために、《神聖斬アシッド》を持ってこれる《策士のイザナイゾロスター》の入ったデッキを組もう、っていう話 だったのじゃ」
アツト
「いや、それはそうなんだけどさ。もう一度考えて直してみようよ。 《神聖斬アシッド》はゼロ文明のクリーチャーなんだよ? 」
リリィ
「むむむ……なんか難しい話なのじゃ。だから、 ゼロ文明のクリーチャーを呼び出せる《策士のイザナイゾロスター》で使うってことじゃダメ なのか、なのじゃ?
アツト
「それはそれでアリなんだけど、 せっかくゼロ文明で《策士のイザナイゾロスター》の能力をもったクリーチャーが出てきたんだから、もっとできることがあるはず! ってのがアンちゃんの言いたいことだと思うよ」
トモ
「あ、わたしもわかりました!」
トモ
「《策士のイザナイゾロスター》を使うには、光と闇が必要だけど、《神聖斬アシッド》ならどんな文明でもオッケーってことですね!」
アン
「そすそす、そういうことっす。 《策士のイザナイゾロスター》は強力なクリーチャーっすけど、使うには、光文明と闇文明、それにある程度のゼロ文明のクリーチャーを入れなければいけなかったんすよね」
リリィ
「ふむ、それはたしかなのじゃ。 わらわも『 1st デッキ オラクル・ダッシュ』を改造するときに、 2 文明分のマナを確保しつつゼロ文明を足すのに苦労したのじゃ」
アツト
「そうだね。これまでも、バトルゾーンに出た時の能力を持ってたり、破壊された時の能力をもってるカードを足したくても、中々難しかったのが、やりやすくなるのはいいよね」
トモ
「ましてや、3文明目をたすときはさらに大変でしたもんね!」
リリィ
「なのじゃなのじゃ。自然文明の《魅了妖精チャミリア》とか入れたくても、 3 文明+ゼロ文明でデッキを組むのは大変だったから泣く泣く諦めたりしてたのじゃ」
アン
「いや、むしろ、光も闇も無しでオラクリオンデッキを組めるようになった、って考えた方がいいっすね」
アツト
「あぁ、確かに」
トモ
「そうですね!わたしの大好きな水文明にもバトルゾーンに出た時の能力をもったクリーチャーはいっぱいいますし、水文明単のオラクリオンデッキとか、惚れちゃいそうですね!」
アン
「そすねそすね」
アツト
「っていうか、だったら、 《神聖斬アシッド》は 7 マナで少しコストが大きめなんだし、《魅了妖精チャミリア》みたいに相性が良いカードもあるんだから、自然文明単で作ればいいんじゃないの? 」
アン
「もちろん、そすよ。というわけで、作り上げたのがこのデッキっす」
枚数 | コスト | レアリティ | 文明 | 名前 | 収録弾 |
2 | 7 | ゼロ | 《神聖斬 アシッド》 | DMX14 | |
4 | 3 | ゼロ | 《戦慄のプレリュード》 | DMX14 | |
2 | 7 | ゼロ | 《告別のカノン 弥勒》 | DMR08S | |
3 | 7 | ゼロ | 《真実の名 リアーナ・グローリー》 | DMX13 | |
4 | 5 | ゼロ | 《逆転王女プリン》 | DMR08 | |
2 | 7 | ゼロ | 《神聖騎 オルタナティブ》 | DMD10 | |
1 | 7 | ゼロ | 《神淵のカノン 愛染》 | DMX14 | |
1 | 7 | ゼロ | 《真実の名 白金の鎧》 | DMX13 | |
4 | 3 | 自然 | 《青銅の鎧》 | DMX12 | |
3 | 3 | 自然 | 《ニヤリー》 | DMX14 | |
4 | 2 | 自然 | 《ピクシー・ライフ》 | DMR08 | |
1 | 2 | 自然 | 《霞み妖精ジャスミン》 | DMX12 | |
2 | 4 | 自然 | 《空腹の超人》 | DMX13 | |
2 | 6 | 自然 | 《ナチュラル・トラップ》 | DMD07 | |
2 | 4 | 自然 | 《魅了妖精チャミリア》 | DMX09 | |
2 | 3 | 自然 | 《ガチンコ・ルーレット》 | DMR07 | |
1 | 3 | 光 | 《光牙忍ハヤブサマル》 | DMX12 |
アン
「このデッキの基本的な動かし方は、序盤はとにかく《神聖斬アシッド》を出すためにマナをどんどん増やしていくっすよ!」
リリィ
「《ピクシー・ライフ》はマナゾーンにいってしまった《神聖斬アシッド》を回収するためにも使える便利な呪文なのじゃ」
アツト
「《青銅の鎧》はマナを増やしつつ、《神聖斬アシッド》が登場した後は、生贄にできるのがいいね!」
アン
「そすね。せっかくっすから、 マナを増やすだけじゃなくて《神聖斬アシッド》が出るまでに 2 体分のクリーチャーは確保しておきたい っすよね」
トモ
「《ニヤリー》はゼロ文明が約半分入っているこのデッキなら、 2 枚くらい手札を増やしてくれる可能性がある強力なカードになりますね!」
リリィ
「《空腹の超人》も、マナを増やした後に、《神聖斬アシッド》がいない場合、マナゾーンのゼロ文明クリーチャーたちを呼び出せる便利なクリーチャーなのじゃ!」
アン
「もちろん、 《策士のイザナイゾロスター》との相性も抜群な《魅了妖精チャミリア》は、自然単のこのデッキでも大活躍っすね。ちなみに、このままのデッキリストだと、ちょっと《魅了妖精チャミリア》で持ってきたいクリーチャーが少ないようにも見えるっすから、どれかカードを1枚抜いて、《光牙忍ハヤブサマル》も追加すると、守りが更に硬くなってグッド っすね」
リリィ
「そして、 十分なマナとクリーチャーが揃ってからは《神聖斬アシッド》からゼロ文明祭りなのじゃ!」
アツト
「相手に押されているときは、 《神聖斬アシッド》と共に守りを固める《真実の名 リアーナ・グローリー》を、相手に手札があるときは《告別のカノン 弥勒》を、そして余裕が有るときは、次の生贄を用意するように《神淵のカノン 愛染》を、みたいに、状況に応じて、 7 コストのクリーチャーを用意すれば、どんな相手でも対処できちゃうね!」
トモ
「もちろん、 《神聖騎 オルタナティブ》も、《策士のイザナイゾロスター》がいる時の無条件破壊能力は使えないですけど、それでも、パワーをー6000 できるのは十分に魅力的ですよね! 」
アツト
「よし!じゃあ、このデッキでユウのアウトレイジデッキに対抗してくるよ!」
リリィ
「エピソード 3が本格始動して、ゼロ文明の新たな戦略が開拓されたのじゃ!」
アン
「新たなるオラクリオン、そして、 6 月登場予定のゴッド・ノヴァにテンションが高まりマックスっす!」
アツト
「君も、オラクルの力を借りて、世界の平和を目指せ!」
トモ
「ちなみに、今回のデッキを使ったプレイは、DASH TV でもチェックできちゃいますから、かならず見てくださいね!」
動画の公開は終了いたしました。
ケンジ
「コロコロの新情報まで本編で披露されちゃうと、中々僕が伝える豆知識も残っていないものです。みなさん、僕は元気です!」
ケンジ
「今日は、折角なので、オラクルの豆知識を。オラクルの名前には、いくつかのルールがあります。その中でも、彼らの階層をあらわす部分は、カードの能力に関係ある重要な部分ですね」
ケンジ
「例えば、このカードの『イザナイ』とか『サトリ』の部分が、彼らの階層、つまり教団での役割を示しているんですね」
ケンジ
「こういう、位階がついていないオラクルはただの信者で、教団の中での役割はないクリーチャーですね」
ケンジ
「こいつらみたいに『カノン』の位階がついているオラクルは、教団がオラクリオンを生み出す前に信仰を集めるための存在だったオラクル、つまり、オラクリオンのプロトタイプですね。オラクリオンが開発されてからは『カノン』の位階は廃止されたというウワサですけど、実際のところはまだわかりません……」
ケンジ
「『レイジVSゴッド』は、オラクルの位階にも注目すると面白いかもしれませんね!」