ケンジ
「こんにちわー!エーツーさんいますかー?」
ユウヤ
「わぁい!」
アン
「よすよす、ケンちゃんとユウちゃんじゃないすか、どうしたんすか?」
ケンジ
「エーツーさんは?」
アン
「エーツーくんは今、ちょっと出かけてるっすね。調べてもらいたいことがあったんすよ」
ケンジ
「そうなんですか……どうしようかな」
アン
「どうしたんすか?ここは、アンちゃんお姉さんに相談するっすよ」
ユウヤ
「僕ね、デッキ作りたい
カードがあるのー!」
ユウヤ
「《スーパーハッカー サイバー・クーン》
だよ!」
アン
「おお、ユウちゃん好みのコンボが多そうなカードっすね」
アン
「こないだのアニメでもメカの人が使ってたっすね」
ケンジ
「そうですね、なんかユウヤが気に入ったみたいなんで、
エーツーさんにデッキを作ってもらおうと思って」
アン
「おやおや、何をいってるすか、ケンちゃん!
ケンちゃんのアンちゃんへの思いはそんなもんすか?」
ケンジ
「え、あ、アンちゃんさんへの思い!?」
アン
「そすよ!今、二人の前にいるのが誰だと思ってるんすか!?開発部を代表する
コンボ好きにて、コンボ大明神、口を開いた言葉が次々とコンボになっていく、
まさにコンボのイデア、それがアンちゃんっすよ!
ケンちゃんはアンちゃんのことをそういうふうに見てくれてなかったんすか!?」
ユウヤ
「僕もコンボ大好きー!
わぁい、コンボー!」
アン
「あ、そうだったっすね。コンボ好きに関しては、アンちゃんも世界で2番め、
好きさだけならユウちゃんには負けるっす。
まぁ、いいっす、じゃあ、デッキを作るっすよ!」
ケンジ
「分かりました!」
ユウヤ
「わぁい、デッキー!」
アン
「つか、あれっすね。随分懐かしい感じの流れっすね。
2年くらい前のデッキ開発部XX時代を思い出すっすね」
ケンジ
「もう、2年も前なんですか……あの頃は、僕らがみんな覚醒したり、
いろいろ謎も多かったですよね。あの頃に比べると今は平和ですよねー」
アン
「まぁ、今も謎の開発部員がいたりするっすけどね。そうそう、懐かしいといえばで
思い出したっす。当時やっていた『デュエル・マスターズGATE』にでてた
タイガー・ベリーが、久々に『デュエル・マスターズ DASHTV』に
登場するらしいっすよ」
ケンジ
「うわ、懐かしいですね!また、どうしてですか?」
アン
「なんか、せっかくの合宿だから行くベリ、とかなんとか言ってたっす。
ずるいっすよねー。で、そんなタイガー・ベリーが合宿で使うデッキを作ってくれ、
って言ってきたわけっすよ」
ユウヤ
「ベリーさんのデッキぃ?」
アン
「そすそす。ちょうどいいから、
ユウちゃんと今から作るデッキをタイガー・ベリーに渡すっすよ」
ケンジ
「ちょうどいい、ってどういう意味ですか?」
アン
「深い意味ないすよ、そのままの意味っす。そすね、それを説明するためには、
まずは《スーパーハッカー サイバー・クーン》の効果を確認するっすよ」
ケンジ
「コンボデッキを作りたいなら、
まずは、カードの効果をきっちりチェック、ですもんね」
アン
「そすそす。よく覚えてるっすね、えらいっすよ。じゃあ、えらいついでに、
《スーパーハッカー サイバー・クーン》について説明してほしいっす」
ケンジ
「えっと……《スーパーハッカー サイバー・クーン》は、自分が
バトルゾーンに出た時に、合計3体のサイバーロードを破壊するんですね……」
ユウヤ
「その後、山札をサイバー・コマンドが出てくるまでめくっていくよー!」
アン
「それでめくれたサイバー・コマンドをバトルゾーンにだして、残りを墓地、すね。
3体と言っても、《スーパーハッカー サイバー・クーン》自体も選べるっすから、
他に2体のサイバーロードが入れば、能力を発動させることができるっすね」
ケンジ
「そうですね」
アン
「というわけで、まとめると、《スーパーハッカー サイバー・クーン》デッキを
作るために考えるべきことは、《スーパーハッカー サイバー・クーン》以外の
サイバーロードをどうするかと、そこで呼び出すサイバー・コマンドを
どうするか、ってことになるすね」
ケンジ
「サイバーロードもいっぱい種類がいるから、選ぶの大変ですね」
アン
「まぁ、とりあえず、5ターン目に《スーパーハッカー サイバー・クーン》を
バトルゾーンに出した時に、他に2体いて欲しい、って考えるなら、
5マナ未満のサイバーロードを使えばいいってことになるっす」
ケンジ
「手札を減らさずにバトルゾーンに出せる《クゥリャン》はベストの相方ですよね」
ユウヤ
「《パクリオ》も強いよー」
アン
「そすねそすね、まぁ、そのへんは候補になるすよね。あと、
2コストのこのへんのサイバーロードは、序盤から山札を操作できるっすから、
追加のサイバーロードを探したり、キーパーツの
《スーパーハッカー サイバー・クーン》を探すのに使えるすから、
ぜひ入れておきたいところっすね」
アン
「あと、速攻対策にもなるニンジャ・ストライク、《斬隠テンサイ・ジャニット》も
サイバーロードっすからね。普段は手札に握ってニンジャ・ストライクで
奇襲することが多いすけど、普通に速攻相手に3ターン目に出して、
時間を稼ぎつつ、《スーパーハッカー サイバー・クーン》の種を用意できる、
ってのは覚えておきたいっすね」
ケンジ
「あ、本当ですね。なるほど、色々いるんだなー」
ユウヤ
「サイバー・コマンドはぁ?」
アン
「そす、そこが今回のキーポイントっす!結局、
どんなサイバー・コマンドを出すのか、がポイントなわけっすよ。
わざわざ3枚のカードを使って出すわけっすからね。例えば、W・ブレイカーしか
能力を持っていない《サイバー・D・モンストレイション》なんかを出したって
あんま嬉しくないわけっすよ」
ユウヤ
「3体でそのままアタックしたほうがつよそうー」
アン
「そういうことになるすね。さすがはユウちゃん、よく気がついたっす」
ケンジ
「《サイバー・N・ワールド》はどうですか?すごい強いカードですし、
バトルゾーンに出れば、使った3枚分を補えるだけのドローができるじゃないですか」
アン
「惜しいっすね。出てきて嬉しい能力を持ってるサイバー・コマンドを出す、
ってのはほとんど正解っすよ。でも、手札を3枚使ってサイバーロードを3体出す→
それを全部破壊して、《サイバー・N・ワールド》を出す→使った3枚分が
ドローで回復する、っていう動きは、一見強そうに見えるっすけど、
実は《サイバー・N・ワールド》の分しか枚数で得してないすからね。
サイバーロードを並べるために、3ターンくらい使ってる分、損す。
ぶっちゃけ、そのままアタックしたほうがいいすよ」
ケンジ
「あー、そうですね、言われてみると。使った手札の分の結果がバトルゾーンや
マナゾーンに残ってないから、補充しても全然得してないんですね。
むしろ、相手の手札が増えて損する可能性もありますよね」
アン
「そすそす、自分だけドローできて、ブレイク数も多い《サイバー・A・アイアンズ》
ならともかく、って感じすね。ケンちゃんも2年前に比べると随分成長したっすね。
結局、バトルゾーンに苦労してせっかく3体もだしたサイバーロードを
犠牲にするんすから、その分の成果がバトルゾーンにないといかんすよ」
ケンジ
「なるほどー、難しいですねー」
ユウヤ
「じゃあ、何を使うのー?」
アン
「おっと、2年前のアンちゃんだったら、ここでドーンと二人にピッタリのカードを
紹介していたと思うすけど、今は違うすよ。もう十分にヒントは出したっす。
自分たちの力で、アンちゃんが入れようと思っているカードにたどり着いてみるっすよ」
ケンジ
「ヒントって、バトルゾーンでの3枚分の損を
取り返せるカードってことですよね……」
アン
「あと、タイガー・ベリーが使うのにちょうどいい、
ってのも忘れちゃいかんすよ」
ユウヤ
「あ、僕わかった!」
ユウヤ
「《サイバー・G・ホーガン》だ!」
アン
「そういうことっす!激流連鎖で2体のクリーチャーを追加しつつ、自分自身も
W・ブレイカーの《サイバー・G・ホーガン》なら、安定してブレイク数を増やして、
クリーチャーのサイズも大きくすることができる可能性がある上に、
出てきたクリーチャーのバトルゾーンに出てきた時の能力も使えるってわけっすよ!
これをお得と言わないで、何をお得というつもりっすか!」
ケンジ
「そういえば、タイガー・ベリーさんって、
よく《サイバー・G・ホーガン》使ってましたもんね」
アン
「そういうことっす。
デッキの中のサイバー・コマンドを《サイバー・G・ホーガン》だけにすれば、
《スーパーハッカー サイバー・クーン》から安定して出すことができるっすよ。
というわけで作り上げたのがこのデッ……」
ユウヤ
「ちょっとまって!僕、他にも
入れたいサイバー・コマンドがあるよ!」
アン
「え?なんすか、急に。なにを入れたいんすか?」
ユウヤ
「それは、
《サイバー・B・バック》だよ!」
アン
「ふむ、それは『ゴールデン・エイジ』で新しく増えたサイバー・コマンドすね。
墓地のサイバーロードを山札に戻せば、破壊されないすから、止めをさすのには
ぴったりっすね。《スーパーハッカー サイバー・クーン》は公開したカードを
墓地に送り込むっすから、最初に破壊した3体以外にも、破壊を防ぐための種は
たくさん用意できる可能性がある、ってことすね」
ケンジ
「うーん、でも、それだと、《サイバー・B・バック》がでてくるか
《サイバー・G・ホーガン》が出てくるかわからないから、
動かしにくくなっちゃいませんか?僕は《サイバー・G・ホーガン》が出てきた方が
大体強いと思うから、《サイバー・G・ホーガン》だけにしたほうが
強いと思うんですけど……」
アン
「まぁ、そうとも限らないっすよ。紛れがない動きをするデッキを作るのも大事っすけど、
多様性があるデッキも、それはそれで大事っす。《サイバー・G・ホーガン》と違って、
《サイバー・B・バック》は安心して止めをさせる可能性が高いっすから、
後半はこっちのほうが嬉しい可能性もあるすよ。
あと、運任せな部分もあるすけど、《サイバー・G・ホーガン》でめくれるように
コストが大きいカードを用意しておくのは、結果的に
《サイバー・G・ホーガン》を強くしているとも言えるっす」
ケンジ
「うーん、それはわかるんですけど、
《サイバー・B・バック》が出てきてがっかりする場合もありそうだからなぁ……」
ユウヤ
「そこで、コンボー!」
ケンジ
「え!?」
ユウヤ
「《サイバー・B・バック》と
《ヒラメキ・プログラム》のコンボだよ!」
アン
「おお、なるほど、っす。《サイバー・B・バック》に《ヒラメキ・プログラム》を
使えば、破壊されない分、お得っすね。で、デッキに8マナのカードを
《サイバー・G・ホーガン》だけにしておけば……」
ケンジ
「結局《サイバー・G・ホーガン》のお得さもゲットできちゃうってわけか……
なるほど、ユウヤすごいね」
アン
「そすね、ユウちゃんはすごいっす。これはいいコンボすね」
ユウヤ
「わぁい!というわけで作り上げたデッキだよー」
枚数 | コスト | レアリティ | 文明 | 名前 | 収録弾 |
3 | 7 | 水 | サイバー・B・バック | DMR05 | |
4 | 5 | 水 | スーパーハッカー サイバー・クーン | DMR05 | |
4 | 3 | 水 | ヒラメキ・プログラム | DMR05 | |
2 | 6 | 水 | メカピン | DMR05 | |
3 | 4 | 水 | パクリオ | DMX01 | |
4 | 1 | 水 | 海底鬼面城 | DMX01 | |
3 | 3 | 水 | 斬隠テンサイ・ジャニット | DMX07 | |
2 | 8 | 水 | サイバー・G・ホーガン | DMX08 | |
1 | 9 | – | 水 | サイバー・R・コンストラクション | DMX10 |
3 | 6 | 水 | アクア・サーファー | DMX10 | |
4 | 2 | 水 | チェレンコ | DMX10 | |
4 | 3 | 水 | クゥリャン | DMX10 | |
2 | 2 | 水 | 電磁封魔ロッキオ | DMX10 | |
1 | 2 | 水 | スパイラル・ゲート | DMX10 |
ユウヤ
「このデッキは、サイバーロードを並べて、
サイバー・コマンドに合体させる
デッキだよー」
アン
「序盤からどんどん手札を使うデッキすから、
1ターン目には《海底鬼面城》を要塞化しておきたいところっすね」
ケンジ
「で、どんどんサイバーロードを並べていって、
《スーパーハッカー サイバー・クーン》で合体!
《サイバー・G・ホーガン》が出てきたら、激流連鎖で超お得!
《サイバー・B・バック》が出てきたら……」
ユウヤ
「《ヒラメキ・プログラム》で
わぁい、コンボー!」
アン
「あと、デッキの5マナのクリーチャーを《スーパーハッカー サイバー・クーン》
だけにしておけば、《パクリオ》とかの4コストのクリーチャーを
《ヒラメキ・プログラム》して《スーパーハッカー サイバー・クーン》に
できるす。なかなか《スーパーハッカー サイバー・クーン》引けない時のために
覚えておくといいすね」
ユウヤ
「あと、『デッキビルダー鬼DX』で登場した……」
ユウヤ
「《サイバー・R・コンストラクション》も
1枚だけいれたよー」
アン
「終盤に一気に手札を回復できるっすから、
お守り代わりに1枚入れておいてもいいっすね」
ケンジ
「これも、《サイバー・G・ホーガン》を《ヒラメキ・プログラム》して、
だすこともできますしね」
アン
「そすねー。コンボも多いっすし、《サイバー・G・ホーガン》も入ってるっすから、
これならタイガー・ベリーも納得してくれると思うっすよ」
ユウヤ
「わぁい!」
ユウヤ
「『ゴールデン・エイジ』は
コンボがたくさんだよ!」
ユウヤ
「サイバーロード以外も
コンボはいっぱい!」
ユウヤ
「みんなで一緒に、わぁい、コンボー!」
アン
「このデッキを使ったタイガー・ベリーの様子は、
のデュエル・マスターズ DASH TVで放送される予定っす!」
動画の公開は終了いたしました。
ケンジ
「ユウヤのデッキがすごい強かったね」
ユウヤ
「わぁい!」
アン
「ふたりとも成長してくれてて、アンちゃんもうれしいっすよ」