兵庫県は19日、新たに132人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者は過去最多だった17日の106人を大幅に上回り、3日連続で100人を超えた。累計患者数は4355人となった。
神戸市は、東灘区役所に勤める30代の女性職員=市外在住=が感染したと明らかにした。軽症という。区民と接する機会はほぼなく、同僚に濃厚接触者もいないが、市は座席が近い職員6人にPCR検査を受けさせる。職場は18日に消毒を済ませ、区役所は通常通り業務を行っている。
明石市では、同市消防署分署に勤務する40代の男性消防士や、既に支援員の感染が判明している放課後児童クラブの10歳未満の女児2人が感染。尼崎市では、同市立塚口小学校の教職員1人の感染も判明した。濃厚接触者は確認されていないため、臨時休校はしていない。
尼崎市の特別養護老人ホームでは、70~90代の入所者6人が感染し、クラスター(感染者集団)が発生。赤穂健康福祉事務所管内(相生、赤穂市、上郡町)の事業所でも19日までに従業員6人の感染が確認され、新たなクラスターに認定された。6人は同じ部署に所属していた。
運動部のクラスターが発生している武庫川女子大(西宮市)は、新たに学生2人の感染を発表。感染者が確認された2クラブの調査を終え、感染が確認されたのは計53人だった。(まとめ・山本哲志)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況