「GoToがきっかけ」日本医師会の見解に加藤官房長官「政府の考えに何らの変更もない」

 加藤官房長官がさきほど会見を開き、きのう日本医師会の中川俊男会長が「GoToトラベルから感染者が急増したというエビデンスがなかなかはっきりしない」としたうえで「きっかけになったことは間違いないと思っている」と述べたことについて見解を求められ「政府の考えに何らの変更もない」と述べた。

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 まず「ご指摘の中川日本医師会会長のご発言については報道等で承知しておりますけども、ご発言全体の中身を承知しておりませんので、コメントは差し控えたい」と応じた加藤官房長官は続けて「政府のGoToトラベル事業に関する考え方などは昨日までの会見でも申し上げたところ。基本的にそうした考え方に何らの変更もないということ」と話した。

 昨日、東京都で493人の新型コロナウイルスの新規感染者が確認されたのちに行われた会見の中で加藤官房長官は「GoToトラベル事業において政府の分科会から考え方について、都道府県がステージ3と判断された場合には当該事業にかかる感染リスクを総合的に考慮して、当該都道府県を除外することも検討していただきたい。いずれのステージにあるかは各都道府県が判断する必要があり、それを踏まえて政府が当該都道府県と調整する必要があるとの提言をいただいている。こうした考えに沿って対応することにしている。GoToトラベル事業においては事業者、旅行者の双方において感染拡大防止策を講じながら実施しており、こうした対策をしっかりやっていただければ、旅行における感染リスクは軽減できると考えている。関係者の努力の中で、これまでのところを見れば、旅行先のホテルや旅館などにおいて、当事業の参加者に起因して感染が広がったという報告は受けていない」と述べている。(ABEMA NEWS)

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ABEMA TIMES ニュース編集部

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