≪関西のニュース

大阪「コロナ重症センター」建設進むも“人材確保が難航”12月中旬以降に運用予定

更新:2020/11/18 17:19

 大阪府は重症患者専門センターの稼働を急いでいますが、医療スタッフの確保が難航しています。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「11月末完成で、12月稼働で予定通り進めていっています。(重症病床使用率が)100%を超えた場合に今は何もない。設備も何もなければそれで終わりとなりますが、それではダメだということで、今年の夏ぐらいから計画して、センターをつくった。」

 大阪市住吉区で建設が進む「コロナ重症センター」。重症患者専用で全ての病床に人工呼吸器が備えられます。まず、11月末に30床が完成し、12月の中旬以降に運用が開始される予定ですが、課題となっているのが人材の確保です。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「30床をいきなり稼働するのは難しいかもしれません。看護師は数がすごく必要になるので、看護師の確保は十分なめどはついていません。」

 30床を運用するためには医師や看護師などのスタッフが約130人必要ですが、高度な技術が必要なこともあり、人材の確保が難航しているということです。吉村知事は一度に30床全てではなく、体制が整ったところから稼働させたいとしています。


最近の関西ニュース