岡田裕介さん死去 東映会長、71歳

2020年11月21日 09時22分
 俳優や映画プロデューサーとしても活躍した東映グループ会長の岡田裕介(おかだゆうすけ)(本名・剛(つよし))さんが十八日午後十時五十八分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した。七十一歳。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妹高木美也子(たかぎみやこ)さん。お別れの会を開催予定だが、詳細は未定。
 一九七〇年に俳優として「赤頭巾ちゃん気をつけて」で映画デビューした後、野村芳太郎監督の「しなの川」、深作欣二監督の「火宅の人」などに出演。岡本喜八監督の「吶喊(とっかん)」では主演とプロデューサーを務めた。
 高倉健さんと吉永小百合さんが主演の映画「動乱」などを製作し、八八年に東映入社。「華の乱」「北の零年」など多くの吉永さん主演作などのプロデュースを手掛けた。
 二〇〇二年から社長、一四年から東映グループ会長や日本映画製作者連盟会長を務めていた。父は名物映画プロデューサーとして知られた元東映名誉会長の故岡田茂さん。

関連キーワード

PR情報