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AQUOS sense4とOPPO Reno3 Aをコスパ観点で徹底比較

AQUOS Sense4アイキャッチ

この記事では共にミドルエンド機種帯に位置するSHARPのAQUOS sense4と、OPPOから発売されたOPPO Reno3 Aについて、どちらがコスパ観点で総合的に優れているか徹底比較していきます。

AQUOS sense4は2020/11にSIMフリー版が発売されており、国内ではコスパ観点で非常に人気の高かったAQUOS sense3の後継機として発売されている機種です。

もう一方のOPPO Reno3 Aは2020/6に発売されたAndroidスマホで、高いカメラ性能と防水・防塵機能やおサイフケータイ対応などでコスパの良さから発売直後よりランキング上位の人気Androidスマホです。

OPPO Reno3 Aは、国内のAndroid人気スマホとなったOPPO Reno Aの後継機種にあたり、SIMフリー版も発売されています。

AQUOS sense4とOPPO Reno3 Aのパフォーマンス比較

早速、両者のパフォーマンス比較を始めます。価格はAQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともに3万円台と、同じ価格帯での比較です。

項目AQUOS sense4OPPO Reno3 A
OSAndroid10Android10
カラーライトカッパー
シルバー
ブラック
ブラック
ホワイト
価格約36000円約37000円
ディスプレイ約5.8インチ フルHD+IGZO
(2280x1080ピクセル)
6.44インチ フルHD+有機EL
(2400x1080ピクセル)
リフレッシュレート60Hz
プロセッサーQualcomm® Snapdragon 720G
(オクタコア)
Qualcomm® Snapdragon 665
(オクタコア)
RAM4GB6GB
アウトカメラメイン:1200万画素
広角:1200万画素
望遠:800万画素
メイン:4800万画素
超広角:800万画素
モノクロ:200万画素
ポートレート:200万画素
インカメラ800万画素1600万画素
ストレージ64GB128GB
サウンド対応
※ハイレゾ対応の出力が必要
対応
※ハイレゾ対応の出力が必要
SIMカードスロットnanoSIMnanoSIM
デュアルSIMあり(DSDV)あり(DSDV)
SDカードスロットmicroSDスロット(最大1TB)microSDスロット(最大256GB)
認証指紋認証、顔認証指紋認証、顔認証
バッテリー4570mAh4025mAh
コネクターUSB-C™ USBUSB-C™ USB
重さ177g175g
幅 高さ 厚み71.0mm 148.0mm 8.9mm74.1mm 160.9mm 8.2mm
ヘッドホンジャックありあり
通信機能Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth 5.1Bluetooth 5.0
ネットワーク4G4G
防水IPX8 IPX8
防塵IP6X IP6X
おサイフケータイ対応対応
FeliCa⁷対応対応
NFC対応対応
ワイヤレス充電非対応非対応
急速充電対応対応

AQUOS sense4とOPPO Reno3 Aのスペックの違い

OS

android_os
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
Android10Android10

AQUOS sense4、OPPO Reno3 AともにAndroid10対応です。

2020/9に配信されているAndroid11について、AQUOS sense4は未定ですが、他のキャリア版は2年間のアップデート保証が入っている事から、SIMフリー版もいずれ対応されると思われます。

OPPO Reno3 Aも発売時期を考慮するとAndroid11対応はいずれ実施されると考えて良さそうですが、具体的な公式発表はありません。

またOPPO Reno3 Aに搭載されているColorOSについてAndroidをベースに作られていますが、カスタマイズされておりUIがiPhoneに近い形になっています。

そのためAndroidに慣れている方やランチャーをカスタマイズする方は多少使いづらさはあるかもしれません。逆にiPhoneを使っていた方は違和感なく入っていけると思われます。

新OSのほうが動作性能や機能アップデートが行われるものの、既に主要機能は搭載されており使い勝手が大きく向上するものではありません。強いこだわりがない方以外は他の性能で見ることをお勧めします。

ディスプレイ性能

AQUOS sense4_ディスプレイ
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
5.8インチ フルHD+IGZOディスプレイ
(2280x1080ピクセル)
6.44インチ フルHD+有機EL
(2400x1080ピクセル)
リフレッシュレート:60Hzリフレッシュレート:ー

ディスプレイサイズはAQUOS sense4は約5.8インチのディスプレイと発売されているAndroidスマホの中では小型のディスプレイです。

Androidスマホは6インチ以上の大型化が進んでいる傾向にあるため、小型のスマホを探している方は今回紹介するAQUOS sense4はお勧めできるスマホになります。

AQUOS sense4、OPPO Reno3 AともにフルHD+に対応しており、更にOPPO Reno3 Aは有機ELディスプレイが搭載されています。

一方のAQUOS sense4はIGZOディスプレイが搭載されています。IGZOディスプレイはシャープ開発のディスプレイであり、表示性能に加えて消費電力の削減にも繋がっています。

前世代のAQUOS sense3とほぼスマホのサイズは変わらないものの、ディスプレイサイズが5.5インチから5.8インチと大きくなっており画面占有率が向上しています。

どちらも画面占有率が高いスマホで、ディスプレイ面ではおススメの2機種です。

プロセッサー、RAM(性能)

AQUOS sense4OPPO Reno3 A
Qualcomm® Snapdragon 720G(オクタコア)Qualcomm® Snapdragon 665(オクタコア)
4GB6GB

プロセッサーの性能はAQUOS sense4は20万台後半のAntutuスコア、一方のOPPO Reno3 Aは約17万と、スマホ性能についてはプロセッサー性能の違いから、AQUOS sense4のほうが高い性能です。
※Antutuスコア=性能を数値化したベンチマークスコア

AQUOS sense4のSnapdragonにGがついているプロセッサはsnapdragon elite gamingというGPUパフォーマンスや読み込み速度の向上、CPU性能向上などゲームやエンタテインメント体験を向上させる仕様に準拠しています。

通常のブラウザによるWeb閲覧、動画閲覧には全く問題なく、ゲームをストレスなく楽しみたい方にも充分な性能です。

OPPO Reno3 Aは通常利用に問題はないものの、高頻度で重たいゲームを利用する場合は不向きです。

用途に応じたスマホ性能を選択するようにしましょう。

カメラ性能 OPPO Reno3 Aはクアッドカメラ搭載

AQUOS sense4_camera
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
メイン:1200万画素
広角:1200万画素
望遠:800万画素
メイン:4800万画素
超広角:800万画素
モノクロ:200万画素
ポートレート:200万画素
インカメラ:800万画素 インカメラ:1600万画素

OPPO Reno3 Aはメインカメラ4800画素を含めたクアッドカメラが搭載されており、AQUOS sense4よりも優れています。

インカメラも1600万画素と、フロントカメラと合わせて価格帯を考えると高い性能です。

一方のAQUOS sense4も比較するとカメラ数の違いはあるものの性能に問題はなく、GoogleのPixelシリーズなどと比較すると高いカメラ性能となっています。

デュアルSIM仕様

AQUOS sense4OPPO Reno3 A
DSDV対応DSDV対応

AQUOS sense4、OPPO Reno3 AともにDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。

DSDV徹底解説 DSDSとDSDVの違いとは?

内部ストレージ・SDカードスロット対応

ストレージ
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
64GB内部ストレージ128GB内部ストレージ
microSDスロット(最大1TB)microSDスロット(最大256GB)

内部ストレージは64GBと128GBの違いがあり、OPPO Reno3 Aのほうが容量が大きい仕様となっています。

また外部ストレージの対応容量は1TB、256GBと違いはあるものの、共に大容量の外部ストレージに対応している点がポイントです。

カメラを多用したり電子書籍で漫画など多くダウンロードする人は、内部ストレージを使い切ってしまうことも考えられるため、大容量の外部ストレージに対応している点は嬉しいポイントです。

認証方式

認証方式
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
指紋認証、顔認証指紋認証、顔認証

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともに指紋認証+顔認証に対応しています。

昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。

各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。

バッテリー性能

OPPO Reno3 A_battery
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
4570mAh4025mAh

AQUOS sense4は4570mAhのバッテリーが搭載されており、Androidスマホの中でも大容量のバッテリーです。

更にディスプレイサイズの小ささや、IGZOディスプレイなど省電力性が優れる仕様のため、「一週間使えるバッテリー」として公表されています。

一方のOPPO Reno3 Aのバッテリー容量も4000mAh強の容量となっており、一般的なAndroidスマホのバッテリー容量が搭載されています。

フル充電すると、頻度高く利用しない限りは一日以上持つため、バッテリー容量に関して困るケースは少ないでしょう。

重さ、幅、高さ、厚み

OPPO Reno3 A_size
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
重さ:177g重さ:175g
幅・高さ・厚み
71.0mm 148.0mm 8.9mm
幅・高さ・厚み
74.1mm 160.9mm 8.2mm

ディスプレイサイズには大きな違いがありますが、重さや厚みはOPPO Reno3 Aのほうがコンパクトな作りとなっており、非常にサイズ性能の高いスマホです。

6.4インチのディスプレイサイズで175gのスマホは比較的軽めのスマホであり、厚みも薄く設計されています。

OPPO Reno3 Aは前のOPPO Reno Aでも人気の高かった高いサイズ性能を踏襲しています。

一方のAQUOS sense4はバッテリー容量が大きいことが重量の重さにも繋がっています。

ディスプレイサイズも大きく異なるため、重さや端末サイズと合わせて検討してみてください。

防水・防塵機能

防水・防塵機能
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
防水:IPX8
防塵:IP6X
防水:IPX8
防塵:IP6X

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともに防水・防塵機能ともに対応しています。

防水機能はIPX8で水面下での使用が可能という定義であり、お風呂場や台所でも利用は全く問題なく利用可能です。防塵性能にも優れています。

いずれも最高レベルの性能となっており、防水・防塵機能が必要という方は、今回の2機種は非常におすすめです。

おサイフケータイ、Felica、NFC対応

OPPO Reno3 A_osaihu
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
おサイフケータイ、Felica、NFC対応おサイフケータイ、Felica、NFC対応

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともにおサイフケータイ対応しています。

価格帯で考えると、おサイフケータイ対応できている機種は増えてきており、利用している・利用検討している方には、今回紹介する2機種はおススメできます。

急速充電・ワイヤレス充電対応

急速・ワイヤレス充電
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
急速充電:対応
ワイヤレス充電:非対応
急速充電:対応
ワイヤレス充電:非対応

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともにワイヤレス充電に未対応、急速充電に対応しています。

OPPO Reno3 Aの一つ前のスマホになるOPPO Reno Aは急速充電対応されていない点がデメリットの一つでしたが、OPPO Reno3 Aでは追加され非常にバランスのよいスマホになっています。

対応バンド/band(4G)

対応バンド/band
AQUOS sense4B1/3/5/8/12/17/18/19/39/41
OPPO Reno3 AB1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41
キャリアAQUOS sense4OPPO Reno3 A
ドコモ(1,3,19)
au / UQモバイル(1,18 or 26)
ソフトバンク / ワイモバイル(1,3,8)
Rakuten Mobile(3,18 or 26)

※カッコ書きは重要な対応band数字

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともにキャリア4社の重要な4G band対応が出来ており問題ありません。

国内では安心して利用が可能です。

5G対応

5g_image
AQUOS sense4OPPO Reno3 A
非対応非対応

AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともに5Gネットワーク非対応です。

発売時点では5Gネットワークに対応している範囲が非常に狭いため、国内利用における大きなデメリットはありませんが、詳しく知りたい方は以下記事も参考にしてみてください。

5Gスマホの選び方や買い時、各キャリアの5G状況も合わせて紹介しています。

上記記事にも記載していますが、5Gネットワークを利用するには5G対応のスマートフォンとキャリアでの5G加入の両方が必須となっています。

AQUOS sense4とOPPO Reno3 Aのコスパ比較まとめ

今回の記事では同じ価格帯であるAQUOS sense4とOPPO Reno3 Aの比較を行いました。以下に内容をまとめます。

  • ディスプレイサイズは5.8インチと6.4インチで大きな違いがあり
  • OPPO Reno3 Aは有機ELディスプレイを搭載、AQUOS sense4はIGZOディスプレイ
  • スマホの動作性能はAQUOS sense4のほうが性能が高い
  • カメラ性能はクアッドカメラ搭載のOPPO Reno3 Aのほうが優れている
  • AQUOS sense4はバッテリー4570mAhと大容量バッテリー搭載
  • サイズ性能はOPPO Reno3 Aのほうが優秀。大型かつサイズ性能に優れたスマホ
  • AQUOS sense4、OPPO Reno3 Aともに防水・防塵機能・おサイフケータイに対応

どちらも同じ価格帯で非常にバランスのよいAndroidスマホの2機種です。

防水・防塵機能・おサイフケータイ対応など似通った仕様となっていますが、大きく価格面で変わらないことを考えるとスマホ性能とバッテリー性能が高いAQUOS sense4のほうがおすすめです。

同価格帯の中ではトップクラスの性能で、小型スマホ+コスパ性能重視の方には間違いなくお勧めできるコスパ性能です。

前のAQUOS sense3も非常にバランスがよくコスパがよい機種で、同じく長期間人気となる機種になりそうです。

OPPO Reno3 Aもスマホ性能面では物足りない部分はあるものの、コスパは高く大型ディスプレイサイズを探している人におススメできるAndroidスマホです。




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