韓国棋院の金恩持・二段(韓国棋院提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国棋院は20日、今年1月にプロ入りし「天才囲碁少女」と期待を集めていた金恩持・二段(13)が、オンライン対局で人工知能(AI)を用いた囲碁ソフトを不正に使っていたとして、資格停止1年の懲戒処分とすることを決めた。

 9月下旬に韓国の男性プロ棋士、李映九・九段(33)とオンラインの大会で対局した際、指し手がAIの予測する内容と大部分で一致したことが判明し、不正使用の疑惑が浮上。韓国棋院が専門家と調査に乗り出し、本人が「AIの助けを受けていた」と認めた。

 韓国棋院は処分の重さを決めるに際し、未成年であることや「反省している」との釈明も考慮した。