沖縄県は16日、新たに27人が新型コロナに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者が2桁になるのは52日連続。累計感染者数は3768人となった。
在沖米軍関係では15日に新たに1人の感染が確認された。累計は436人。
15日までに県環境整備課の職員計5人の感染が確認され、保健所がクラスター(感染者集団)に当たるかを調べている。県によると、感染がわかった環境整備課5人のうち4人は6日に開いた会食に参加していた。同課の別の職員2人はすでにPCR検査を受け結果待ちで、今後非常勤職員を含む22人がPCR検査を受けるという。
県が15日に発表した直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数(8~14日)は14・21人で、全国4番目。最多は北海道の27人、2番目は大阪府の16・77人、3番目は東京都の14・84人だった。
感染経路不明の症例の割合(15日時点)は55・4%で前日53・4%から2ポイント上昇。県の糸数公保健衛生統括監は「感染経路に家族や飲食関係が多いことは変わらないが、経路を追えていないケースが増えている」と話している。