県は15日、新たに新型コロナウイルスに10歳未満から80代の男女46人が感染したと発表した。県が独自の緊急事態宣言を解除した9月以降では13日の49人に続いて2番目に多い。直近1週間で感染経路不明の症例の割合が上昇傾向にあり、県は「特に本島中南部は警戒が必要だ」と注意を呼び掛けている。
新規感染46人のうち、半数の23人が那覇市在住だった。感染経路不明の「調査中」は半数超の26人。特定できた20人は家族感染9人、飲食会食7人、職場の同僚2人、ゴルフと調査中が1人ずつだった。
感染経路不明の症例の割合は55・4%で前日53・4%から2ポイント上昇。糸数公保健衛生統括監は「感染経路に家族や飲食関係が多いことは変わらないが、経路を追えないケースが増えている」と話した。
直近1週間(8~14日)の人口10万人当たり新規感染者数は14・21人で全国4番目。最多は北海道の27人で、続いて大阪府16・77人、東京都14・84人だった。在沖米軍は日曜日で休みのため報告がなかった。