眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエル・マスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!
まだひとつめを読んでいない人は、こちらをチェックしてくれ!
さて、Vol.45の方では、サムライ側の代表として最終決戦をおこなった《超聖竜シデンギャラクシー》を
軸としたデッキを構築したわけなので、当然、こちらではナイト側の代表となったクリーチャーを紹介する!
5マナ13000のT・ブレイカーというだけでなく、なんと攻撃時に、墓地の7コストまで自由に組み合わせて
火文明か闇文明の呪文を使用することができるという超強力な能力を持っているんだ。
この能力、どこかで見た覚えがあるなと思った君は大正解だ!
そう、これまでもナイトデッキの総大将として大活躍していた
《邪眼皇ロマノフI世》の能力にそっくりなんだ。
いや、そっくりどころか、能力だけ見れば強化版といってもいいかもしれない。
そう《邪眼皇ロマノフI世》の能力と比べて《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の能力は次のみっつの点で勝っているんだ!
・7コストの呪文まで使える!
・闇文明だけじゃなく、火文明の呪文も!
・1枚だけじゃなく、7コストまでだったら複数OK!
《邪眼皇ロマノフI世》の能力でも超強力なのに、
これだけパワーアップしているんだ!
しかも、気がついたかい?実はこの《暗黒皇グレイテスト・シーザー》、
史上初めての火文明のナイトクリーチャーなんだ!
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《超聖竜シデンギャラクシー》も実は光文明初のサムライだったわけなんだけど、この戦国編最終章では、ついに火と自然にナイトが、光と闇にサムライが登場したってわけ。
30弾にも闇のサムライ・クロスギアや火のナイト呪文が登場していたので予想していた人もいただろうし、僕もそのひとりなんだけど、なんと予想を上回るくらいに強力なクリーチャー揃いなんだ!
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たとえば、この《爆獣ダキテー・ドラグーン》を見てくれ!
バトルゾーンにでてきた時にパワー3000までのクリーチャーを破壊してくれるパワー3000のクリーチャーってだけでも十分すぎるくらいにお得なクリーチャーなのに、なんとシールド・トリガーまでついているんだ!
これなら、相手の序盤の猛攻に対して、シールド・トリガーででてきたこいつが1体を破壊し、そして殴り返しでもう一体を破壊、なんていう驚きの展開だって出来ちゃうんだ。
さらに、ナイトがシールド・トリガーで出てきちゃうってことは、ナイト・マジックをもった呪文もお得に使用できてしまう、ってことなんだ。
そして、このシールド・トリガーを持ったナイト、っていう部分が、今回紹介する《暗黒皇グレイテスト・シーザー》と驚くほどの相乗効果を発揮してくれるんだ。
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《暗黒皇グレイテスト・シーザー》は、さっきもいったようにあの《邪眼皇ロマノフI世》を上回る強力な能力を持っている。
しかし、やはり話はそうそううまくいかなくて、単体で登場することが可能な《邪眼皇ロマノフI世》と違って、
この《暗黒皇グレイテスト・シーザー》は、すでにナイト(かドラゴン)がバトルゾーンにいないと
でてくることのできない進化クリーチャーなんだ。
というわけで《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を使用したデッキを作る上では、
やはりこの進化元となるクリーチャーをいかに用意するかというのがポイントになるんだけど、
そのポイントをふまえると《爆獣ダキテー・ドラグーン》がさらに輝いて見えてくるんだ!
あまりに当たり前のことすぎるんだけど、とにかくできるだけ序盤にナイトをバトルゾーンに並べたいことを考えると、
これは驚くべきことなんだ。
たとえば、これもあたらしく登場した自然文明のナイトである《爆獣の超人》は、
シールド・トリガーの能力しか持たない、
いわばちょっともの足りないクリーチャーだ。
しかし、種族がナイトなのならば話は全然違う。
そう《爆獣の超人》をデッキに投入し、シールド・トリガーのナイトクリーチャーを増やせば増やすほど《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を進化させられる確率がドンドンアップしていくんだ!
そう考えると《爆獣の超人》がどんなに魅力的なクリーチャー、
待ち望んでいたクリーチャーかがわかると思う。
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ここに、さらにすでに存在していたシールド・トリガーナイトである
《邪眼銃士アレクセイ侯》を追加すると、
なんとシールド・トリガーナイトを3種類もデッキにいれることが
可能になってしまうんだ。
これだけのナイトがシールド・トリガーでバトルゾーンにでてくるのだから、
これはもう、それだけで特別なシステムを用意しなくても
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が
進化できちゃうんじゃないかって思わないかい?
少なくとも、僕はそう思うんだ!
というわけで《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を進化させるという問題は、
一応解決したとして、今度はその能力を活用する方法を考えてみよう。
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さて《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の能力を活用するためには考えなければいけないことがふたつある。
じゃあ、順番にこのふたつについて考えていってみよう。
まず、ひとつめ。どのように墓地に呪文を落とすか。
ここが《邪眼皇ロマノフI世》が《暗黒皇グレイテスト・シーザー》よりも優れている点でもあるんだけど
《邪眼皇ロマノフI世》はバトルゾーンにでた時の能力で自分が使いたい呪文を自由に墓地に送り込めるのに対して、
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》にはそういった能力はないんだ。
だから《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の能力を使うためには、
どうにかして火か闇の呪文を墓地に送り込まなければならない。
普通に考えると、墓地に呪文を送り込む方法はみっつだ。
使う、ってのは簡単。
手札からコストを支払って使った呪文は墓地に送られるんだから、なにも考えずに呪文を使いまくればいい。
序盤に軽い呪文を使いまくって、後半はそれを《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の能力で再利用っていうのも面白そうだ。
ただそれだと《暗黒皇グレイテスト・シーザー》のコストを支払わなくていい、
っていうお得感が薄れる、って思うならば、
手札から捨てるっていう方法もオススメだ。
といっても、ただ捨てるんじゃ、今度は手札の枚数で損してしまうわけで、
できれば損しないでいい方法を探したいところ。
たとえば、2ターン目に《エマージェンシー・タイフーン》を使ったりすると、特にやることのない序盤のマナを有効に使いつつ、後半に使いたい呪文を墓地に送り込めちゃったりするんだ。
水文明を使うなら《アクア・スーパーエメラル》なんかでシールド・トリガーナイトをシールドに仕込めたりと、夢が広がるね!
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さらに、使ったり捨てる以外にも、直接山札に送る方法だって山ほどある。
たとえば、Vol.23で紹介した《暗黒導師ブラック・ルシファー》を使えば、一気に山札から墓地へとカードを送り込むことができるんだ!
とはいっても《暗黒導師ブラック・ルシファー》は
ドラゴンでもナイトでもないし《暗黒皇グレイテスト・シーザー》も進化ダークロードではないし、さらに狙った呪文を墓地に送り込めるわけじゃないしで、これじゃあうまくデッキにはならなそうではあるね。
だけど、山札から直接墓地に送る方法も可能性は非常にありそうだ。
たとえば《ダンディ・ナスオ》みたいに、山札から好きな呪文を探せるカードも自然にはあるしね。
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とはいっても、選択肢は無限に近いくらいあるから、
どうしたらいいか逆に悩んでしまう。自由すぎるのも考え物だよね。
せっかく《邪眼皇ロマノフI世》ではなく《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を使うのだから、《邪眼皇ロマノフI世》には出来ない事をやろう!ってな具合で、軽い呪文を何枚も一気に使うっていうのもありかもしれない。
《魔弾バクレツ・ストライク》みたいな軽い火と闇の呪文を序盤に使いまくって
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》か《魔光帝フェルナンドVII世》でフィニッシュ!
てのもカッコイイ。
でも、せっかく戦国武闘会の決勝戦を戦うクリーチャーを使うのだから、もっと激しくて一撃で相手をノックアウトできるような呪文が使いたい、って思わないかい?
しかも、闇の呪文だったら今まででも《邪眼皇ロマノフI世》で使えたので
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》ならではの火文明の呪文で!
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というわけでなにかかっこよくて《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を活かしまくれるような
火文明の呪文ないかなーって探してたら、あったよありました、しかも31弾のカードじゃないですか!
普通に使うだけだと、バトルゾーンのクリーチャー全部にパワー強化と、シールドブレイク数を1枚増やすという
ちょっと物足りなさも感じるカードなんだけど、これが、なんとナイトマジック付なのだから驚きだ!
そう、ナイトマジックで使用できれば、一気にシールドブレイク枚数を2枚増やせるという
《紫電城 バルザーク》も驚きの強烈デッキとなるのだ。
ということは、最初からT・ブレイカーの《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の能力でこれを使用すると、
当然《暗黒皇グレイテスト・シーザー》はナイトなので…
これはすごい、やるしかない!と作り上げたのがこのデッキ。
このデッキの序盤は、もちろん《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を
活躍させるための準備のために動こう。
具体的には《カラフル・ダンス》で呪文を墓地に送り込みつつ、バトルゾーンにナイトを並べていくんだ。シールド・トリガーに頼るだけではちょっと不安なので、このデッキには3マナという軽量の火文明のナイト《爆獣イナバ・ギーゼ》も投入されているぞ。
この《爆獣イナバ・ギーゼ》、自分のナイトすべてにスピード・アタッカーを与えるという能力を持っているので、うまく《暗黒皇グレイテスト・シーザー》につなげられない時は、この能力を活かしてガンガン殴っていく戦略も必要だ。
その時も《魔弾 ベター・トゥモロー》が大活躍するぞ。
そう、ある程度ナイトを並べてから唱えられる《魔弾 ベター・トゥモロー》は、過去に見たことの無いほどの爆発力をみせてくれるんだ!
ここまでくると、このデッキは《暗黒皇グレイテスト・シーザー》デッキというよりかは《魔弾 ベター・トゥモロー》デッキといってしまった方がいいかもしれない!
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それは《インフェルノ・サイン》があるからだ!
《インフェルノ・サイン》が投入されているデッキでは、いつシールド・トリガーで《インフェルノ・サイン》が発動してもいいように、墓地にできるだけバトルゾーンにだしたいクリーチャーを送り込んでおくべきで、このデッキだと、それが《口寄の化身》だってこと。
もちろん、普通に使う場合でも、たとえば、4ターン目に《カラフル・ダンス》をうって墓地に《口寄の化身》を送り込みつつ、余ったマナで《爆獣イナバ・ギーゼ》をバトルゾーンにだしてしまえば、次のターンには《インフェルノ・サイン》で《口寄の化身》登場!3枚ドローなんて事態が発生してしまうぞ!
こうやって、序盤中盤と入念に準備して、一気に《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を爆発させる、っていうのがこのデッキの戦い方だ!
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もちろん、さっきもいったように《魔弾 ベター・トゥモロー》を活用するためにナイトを並べてもいい。
なにせ、進化Vを達成するために、シールド・トリガーナイトが並ぶように作られているデッキなんだからね。
このデッキを見てもらってもわかるように、新しい文明にまで進出したナイトは、
今までのナイトに無いような戦略を実現してくれる!
戦国編最終章となった31弾は、これまでの戦国編をまとめるだけでなく、新しい可能性をどんどん提示してくれた!
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