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Vol.42 ヒーローズクロスパック発売!リミット12で運命のカードを使いこなせ!
眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエル・マスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!

今週もはじまりました、デッキ開発部!
さて、今週はどんなデッキを紹介しようかな…

ピンポーン!
あれ、どこにあるかも不明な開発部に荷物が届いたみたいだ…ちょっと受け取ってくるね。


はいはい、おまたせー。何が送られてきたのかな、っと。


うおお、こ、これは!


2月28日に発売のヒーローズクロスパックじゃないか!

ん、手紙がついているぞ。


開発部K様
最新パックを発売に先駆けて送付いたします。
デッキ開発の参考資料としてください。
タカラトミーY


おお、さすがタカラトミーさんすごい!
何がすごいって、どこにあるかもわからない開発部に宅急便を送れるのがすごい!
自然文明のマナ加速が入っていること?



あれ?手紙に2枚目があるぞ…


せっかくですので、ぜひともリミット12に挑戦してみてください。
これはタカラトミーからの挑戦状です。


えぇ、なんで挑戦されてるの、僕?
タカラトミーのYさん僕に対抗してるの?

といっても、いつ何時、誰の挑戦でも受けるのがデュエリストの心得!
おっけー、じゃあ、今回の開発部はリミット12に挑戦してみよう!




■パックを開封するぞ!
まずはリミット12のルールについて超簡単に説明するぞ。
くわしくは、こっちのページをチェックしてくれ。

リミット12とは、12個のヒーローズクロスパックを開封して、
そこから出てきた60枚のカードだけを使用して、40枚のデッキを作成してデュエルするゲームだ!

ヒーローズクロスパックは、1箱がちょうど12パック!
1箱あければデッキが組める!とまで言えるくらいに調整されたヒーローズクロスパックだけに、
箱から出てきたカードだけでデッキを作ったとは思えないほど
エキサイティングなデュエルを楽しめること間違いないぞ!

さらに、ここで気をつけて欲しいのは、リミット12の場合、
デッキに同じカードは4枚までっていう通常のルールは使用しない
、ってことだ。
つまり、12パックから《コッコ・ルピア》が5枚でた場合、その5枚をすべてデッキにいれる
なんてことが可能なんだ。

パックに含まれているカードの種類が厳選されているヒーローズクロスパックだけに、
同じカードが5枚以上出ることは間違いなくよくおこるので、
このルールはきっちりと頭にたたき込んでおいてくれ!

さて、ルールについてはこれくらいにして、
とにかくリミット12をやるためには、パックを開封しなければならない!

1箱で、デッキを作る楽しみと、パックを開封する楽しみを一気に楽しめるんだから、
リミット12をやらないのはもったいないよね!



まずは、勝舞編から開封していこう!





やった!さっそく《聖霊王アルカディアス》ゲットだ!
英語でセリフを言っている白凰様がカッコイイよね!


続いて、ザキラ編も開封しちゃおう!




こちらは、《クリムゾン・メガ・ドラグーン》をゲットしたぞ!
てな感じで、時には黙々と、そして、時には大喜びしつつ、
パック開封を楽しく終了させて、いよいよデッキ構築だぞ!




■ザキラ編の場合
さて、僕が開封したザキラ編12個の中身はこんな感じだ。

カード名 出た枚数 いれた枚数
邪眼皇アレクサンドルIII世 1 0
蒼神龍スペル・グレートブルー 1 0
クリムゾン・メガ・ドラグーン 1 1
アクア・サーファー 1 1
邪眼の銃鬼イヴァンII世 1 0
滅城の獣王ベルヘル・デ・ディオス 1 1
封魔妖スーパー・クズトレイン 1 1
デーモン・ハンド 1 1
永遠のジャック・ヴァルディ 1 1
黒神龍メタル・ザンギラス 3 3
インフェルノ・サイン 3 0
クリムゾン・チャージャー 3 3
電脳封魔マクスヴァル 3 0
腐敗勇騎ガレック 3 3
翔天魔獣ギガッピ 3 3
氷牙レオポル・ディーネ公 5 0
エナジー・ライト 6 0
闘竜死爵デス・メンドーサ 6 6
ブラッディ・ドラグーン 5 5
飛行男 6 6
封魔魂具バジル 5 5

僕はこのパックから、こんな感じでデッキを作り上げたわけだけど、
実際にどういう理由でこのデッキを作ったか、簡単なポイントを説明するね。

リミット12でデッキを作る時に、気をつけたいポイントは次の4つだ!
1.クリーチャー除去をめいっぱい突っ込もう!
2.シールド・トリガーもめいっぱい突っ込もう!
3.ブロッカーも、これまためいっぱい突っ込もう!
4.スピードアタッカーも、もちろんめいっぱい突っ込もう!

なんだか、めいっぱい突っ込むことばっかり言ってるけど、
それぞれのカードがどうして必要かを説明していくね。


まずは、クリーチャー除去だ!

リミット12で作成するデッキと、
普段、自分の持っているカードで作成するデッキの一番の違いは何かっていうと、それは、デッキにいれるカードを自分で選べない、ってことなんだ。

もちろん、ある程度のカードは選べるんだけど、
理想的には無限に近いカードから選べる普通のデッキ構築に比べて、リミット12だと、選べるカードの幅が非常に限定されてしまうんだ。

じゃあ、それがどういうことを意味するかっていうと、つまり、デッキのカードを目的に合わせて揃えることがむずかしいってことを意味するんだ。
闘竜死爵デス・メンドーサ


例えば、普段速攻のデッキを作ろうと思えば、コストが軽いクリーチャーばかりを揃えるだろうし、
逆に防御的なデッキを作るなら、除去呪文や、相手の攻撃を耐える優秀なブロッカー、
そして防御しきった後に相手にとどめをさす切札、みたいな感じでカードを選ぶ事になると思うんだ。
しかし、リミット12だと、そんな贅沢は言ってられない!

自分の開封したパックから出てきたカードとの運命の出会いを大事にしていかなくちゃならないんだ。
だから全体的に、目的に向かって尖ったデッキではなくて、
単純にクリーチャーでのシールドをブレイクしあうデッキ同士の戦いになる
んだ。

そうなると、もちろんパワーの大きいクリーチャーが相手から殴り返しを受けにくく、
さらに一方的に殴り返し続けて、相手の攻撃をじわじわと押さえていくので、強力な戦力になる。

ってことは、もっと突き詰めて考えると、
そんな相手の強力クリーチャーを除去できるカードはもっと強力ってことになるんだ。

ただ、無条件に相手のクリーチャーを除去したり、一気に逆転を狙える《デーモン・ハンド》や、
《ナチュラル・トラップ》《地獄スクラッパー》あたりのカードは、
レアなので1箱で1枚、運がよくても2枚くらいしか出てこない。

それだけじゃ、相手の猛攻を押さえきれない、ってわけで、
相手のカードを除去する能力を持ったカードは最大限にデッキにいれていくことになるんだ。

永遠のジャック・ヴァルディ そんなわけで《闘竜死爵デス・メンドーサ》《永遠のジャック・ヴァルディ》のようなバトルゾーンに出た時に相手のクリーチャーを除去するカードは、非常に強力なので、デッキにめいっぱい突っ込んでいきたくなるってわけだ。

しかも、これらのクリーチャーを出しながら、相手のクリーチャーを除去できるカードは、リミット12では普通の除去呪文よりも強力な働きをするんだ。

それはなぜかって?

これを説明するのはちょっと難しいんだけど、
さっきも言ったように、リミット12でのデュエルは単純にクリーチャーを出してはシールドをブレイクして、っていうデュエルになりやすいんだ。


で、さらに言うと、もっと単純に1ターンに1枚のカードしか使えないデュエルになりやすいんだ。
全体的にクリーチャーのマナコストが3マナ〜6マナくらいになるから、
1ターンに一気に2枚のクリーチャーを並べにくいんだよね。

ということは、お互い同じスピードでクリーチャーが並んでいくことになるんだけど、
その時に、クリーチャーを出しながら、相手のクリーチャーを減らすと、
相手の1ターン分の行動を無駄にしたことになる
わけだ。
これって、非常にお得じゃない?

普段からお得なことには敏感な僕だけど、お得なことが狙いにくいリミット12こそ、
こういうお得なチャンスは逃しちゃいけない
んだ!

そして、2つめの、シールド・トリガーをめいっぱい突っ込む、っていうのも同じ理由なんだ。
お互いに1ターンに1枚のカードしか使えないのは、
コストを支払いきれないのが理由だっていうのはもう説明したよね?

だから普通にシールドブレイクで手札が増えても、
同じようにコストを支払いきれないで、
結局、ブレイクされる代わりに増えたはずの手札がなかなか使えなかったりするんだよね。

そんなわけで、シールドブレイクにそんなにお得感が無かったりしてがっかりなのがリミット12なんだけど、そこで登場するのがシールド・トリガーだってこと!

なぜなら、シールド・トリガーは、コストに関係なく自分の行動の回数を増やせちゃうから!
行動の回数がもっさりするリミット12では、このことは普通のデュエル以上に重要なんだ!

《アクア・サーファー》なんて、さらにクリーチャーが増えて、相手の行動も減らせる2倍お得なカードなんだから、これは入れるしかないよね!
アクア・サーファー


黒神龍メタル・ザンギラス 同じような理由で、
マナを使わないでクリーチャーを増やす=
マナを使わないで行動回数を増やしてくれる

《黒神龍メタル・ザンギラス》も非常にお得な
クリーチャーなので、チェックしておいてくれ!


そして、3のブロッカー。


ここまでがんばって読んでくれた君なら、
もうピンときたかもしれないけど、リミット12はクリーチャー同士でシールドをブレイクしあう上に、シールドを守るような手段が非常に少ない世界なんだ!

つまり普通に考えると、お互い順番にシールドをブレイクしていくことになるわけだから、基本的に先にクリーチャーを出せた方が有利になるんだ。

だから、相手のクリーチャーに対抗しつつ、
シールドも守ってくれるブロッカーは、その流れをずらしてくれるってわけ。

単純にシールドをブレイクしあう戦いだからこそ、
シールドを守れる流れが大事になるんだ!
ブラッディ・ドラグーン


そして、同じことが、4のスピードアタッカーにもいえるよね!

ブロッカーがシールドを守るのに対して、スピードアタッカーは、本来召喚酔いのターンに
シールドをブレイクしはじめられる=1ターン早くシールドをブレイクできるので、
同じように流れをずらすことができるんだ!


これで、リミット12の基本的なゲームの流れと、必要なカードの説明は終了だ!

え?長いしごちゃごちゃしちゃっててわからないって?
だったら、とにかく結論だけ覚えちゃおう!

1.クリーチャー除去をめいっぱい突っ込もう!
2.シールド・トリガーもめいっぱい突っ込もう!
3.ブロッカーも、これまためいっぱい突っ込もう!
4.スピードアタッカーも、もちろんめいっぱい突っ込もう!

まずは、これだけおぼえちゃえばオッケーだ!




■切札を決めてデッキを作ろう!
え?それだけじゃ、みんな同じデッキになっちゃうんじゃないかって?
いやいや、そんな事は無いぞ!

みんな、12個のパックを開封して出会うカードは別々!
ってことは、それぞれ別々の運命のもとに、カードと出会い、デッキと出会うんだ!

口で説明するよりも見てもらった方が早いよね!
というわけで、今度は勝舞編の場合のデッキを見てみよう!

カード名 出た枚数 いれた枚数
聖霊王アルカディアス 1 1
超竜騎神ボルガウルジャック 1 1
グランドクロス・斬鉄・ドラゴン 1 0
地獄スクラッパー 1 1
独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍 1 0
囚われのパコネコ 1 0
ナチュラル・トラップ 1 1
無双龍聖ジオ・マスターチャ 1 0
天武の精霊ライトニング・キッド 3 3
神令の精霊ウルテミス 3 3
バルキリー・裂空・ドラゴン 3 0
武者ザンゲキ剣 3 3
エンドラ・パッピー 3 3
無頼聖者スカイソード 3 3
秘護精ラビリオン 6 2
フレイムバーン・ドラゴン 5 5
コッコ・ルピア 6 0
森の指揮官コアラ大佐 5 5
フェアリー・ライフ 6 6
ガントラ・マキシバス 6 3

これが、勝舞編で完成したデッキだ!

聖霊王アルカディアス さっき、写真で見てもらったように、
僕はこの12パックから、ベリーレアとして《聖霊王アルカディアス》を引き当てている!

光以外の呪文を使えなくなる《聖霊王アルカディアス》は、特にザキラパックでデッキを組んだ相手には強力だし、なにより、このリミット12でW・ブレイカーが強力なのは改めて説明するまでもないよね!

というわけで《聖霊王アルカディアス》をメインの切札にするために、エンジェル・コマンドを多めに投入したのがこのデッキなんだ。


もちろん、除去カードである《フレイムバーン・ドラゴン》《超竜騎神ボルガウルジャック》は減らしにくいので、ドラゴンを全然入れない、
ってことはできないんだけど、デッキ全体のドラゴンの枚数が少ないせいもあって、ドラゴン専用サポートの《コッコ・ルピア》を入れないで、そのかわりに、マナを増やすカードとして《フェアリー・ライフ》が多めに入れてあるんだ。

さて、じゃあこれが勝舞編での
基本的なデッキかっていうと、実はそういうわけじゃない!
フレイムバーン・ドラゴン


別の12パックで作ってみたこっちのデッキを見てくれ!

カード名 出た枚数 いれた枚数
ボルバルザーク・紫電・ドラゴン 1 1
超竜騎神ボルガウルジャック 1 1
グランドクロス・斬鉄・ドラゴン 1 1
地獄スクラッパー 1 1
独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍 1 1
囚われのパコネコ 1 1
ナチュラル・トラップ 1 1
無双龍聖ジオ・マスターチャ 1 0
天武の精霊ライトニング・キッド 3 0
神令の精霊ウルテミス 3 0
バルキリー・裂空・ドラゴン 3 3
武者ザンゲキ剣 3 3
エンドラ・パッピー 3 0
無頼聖者スカイソード 3 0
秘護精ラビリオン 6 0
フレイムバーン・ドラゴン 7 7
コッコ・ルピア 4 4
森の指揮官コアラ大佐 6 6
フェアリー・ライフ 5 5
ガントラ・マキシバス 6 5

フレイムバーン・ドラゴン

こちらで引き当てたのは、なんとスーパーレアの《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》!
もちろん《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》の2回攻撃能力は、
リミット12でも十分すぎるくらいに強力な能力なんだ!

どれぐらい強力か、っていうと《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》が素早く召喚されてしまえば、
それだけでゲームに勝ててしまう、ってくらいに強力なんだ!


コッコ・ルピア というわけで、今度は《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》を一刻も早く呼び出すために《コッコ・ルピア》を全力でデッキに投入する事にしたぞ!

さらに《コッコ・ルピア》によって使いやすくなるドラゴンたちも、全力で投入!
エンジェルデッキだったさっきのデッキにくらべて、こちらは完全なるドラゴンデッキとなった、ってわけだ!

こんな風に、切札となるベリーレアやスーパーレアを一番にいかせるように、数少ない選択肢からベストを見つけ出すのもリミット12の楽しみ方なんだ!

どのベリーレアやスーパーレアがでるかまったくわからない12パックから、君のもとに現れたカードは、
こちらで引き当てたのは、なんとスーパーレアの《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》!


せっかくの運命のカードなんだから、最大限に使いこなすのがいいに決まってるじゃないか!

ついにはじまるリミット12のデュエルロード!
君も、リミット12で運命のカードとの出会いを果たせ!

TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids