詳しくはこちら
こちらDMデッキ開発部!最新構築デッキバックナンバー記事検索開発部の軌跡TOPへ戻る
Vol.39 完成された護身の極みを体験しよう!鉄壁・ニンジャ・キャッスルデッキ!
眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエル・マスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!

さぁ、答え合わせだ!

といってもわからない君は、ぜひ前回の最後を読んでみてくれ!
え?前回の記事の一番下までスクロールするのが面倒くさい?

オッケー!
そんな君の為に前回のあらすじからスタートだ!



■前回のあらすじ
次世代ワールドホビーフェアで《闘龍鬼ジャック・ライドウ》をゲットした開発部K!
せっかくなんだから、デッキを作るぞと、デッキを完成させた!
そして、それだけじゃあきたらず、読者のみんなに挑戦状をたたきつける!
そう、30弾のあるカードを使ったデッキを作るから、そのカードを当ててくれと!

ヒントは、2枚のカード!


まずはこれ!

光陣の使徒ムルムル

《光陣の使徒ムルムル》!
ブロッカーをパワーアップさせるこのカードが果たしてどんな役割を果たすのか?




2枚目はこれ!

土隠風の化身

《土隠風の化身》!
29弾の新能力ニンジャ・ストライクが30弾のカードとどのようなコラボレーションを?
さぁ!これらと組み合わされるカードとは?できあがるデッキは?



というのが、前回までのあらすじ。
さて、というわけで、この問題の答えを発表しよう!

この問題を解くためのキーポイントは、ふたつ。
ひとつ目は《光陣の使徒ムルムル》の能力がブロッカーを対象にしているものだという事。

つまり、ここから分かるのは、今回の答えとなるカードはブロッカーの能力を持っている、
もしくはブロッカーを強化する能力を持っているカード
だという事。
そうじゃなかったら《光陣の使徒ムルムル》を使う意味があんまり無いからね!

ふたつ目は、ニンジャ・ストライクは、バトルの度にクリーチャーを増やす能力だって事。
つまり、相手が攻撃してくる度にクリーチャーを増やせる可能性があるんだ!
ちょっと、わかりにくい表現だったかな?

光牙忍ハヤブサマル 分かり易くする為に、ここでニンジャ・ストライクの能力をおさらいしよう。
ニンジャ・ストライクは、ニンジャ・ストライクの文字の後ろに書いてある数字より多くのマナがマナゾーンにチャージされている時に使える能力だ。
そして、相手のクリーチャーが攻撃してくるかブロックしてくるときに、ニンジャ・ストライクをもったクリーチャーをマナを使わずにバトルゾーンに召喚できる


1回の攻撃やブロックごとに全部で1体のシノビしか出せないとか、ターンの終わりに
山札の下に戻すとか、色々条件はあるけど、
とにかく、相手が攻撃してくればクリーチャーをだせる。だせるったらだせるんだ!

たとえば、手札に《光牙忍ハヤブサマル》が複数あれば、相手の攻撃ごとに
ブロッカーが登場するってこと。

しかも、ニンジャ・ストライクででてくるブロッカーには、普通のブロッカーにはないすごい能力がついているんだ!
それは、相手が攻撃してくるまで手札にいるってこと!そんなの当たり前だろ、だからどうした?って思うかもしれないけど、これが実に強力なんだ!
なぜなら、相手が攻撃するまでバトルゾーンにいないって事は《ピーカプのドライバー》《火炎流星弾》で邪魔される事がない超無敵状態なんだ!
ピーカプのドライバー》


だから、もしも、もしもの話だけど、手札が全部ハヤブサマルなら、
手札がある限りブロックし続けることができるんだ。
しかも、超無敵状態で!

え?そんな都合のいい状態があるわけないって?
そんな夢みたいな状態を作り出してくれるカードが、30弾にあったんだよ!


もう、みんな分かったかな?
前回のクイズの答えはこのカードだ!


セイント・キャッスル

《セイント・キャッスル》だ!


30弾の新カード、城は、ここまででも何回か紹介してきたよね。
そして、ほとんどの城は君のバトルゾーンのクリーチャーすべてを強烈にパワーアップしてくれるんだ。

この《セイント・キャッスル》はすべてのクリーチャーのパワーを1000上げてくれるだけじゃなくて、
すべてのクリーチャーにブロッカーをつけてくれるんだ!

だから《光陣の使徒ムルムル》のブロッカー強化の能力は、君のすべてのクリーチャーを
強化してくれる
し、君の手札のニンジャ・ストライクをもったシノビは、
全部《光牙忍ハヤブサマル》+αになってくれるってことなんだ。

なんて驚きのコンボなんだ!

というわけで、このコンボを中心に組み込んだデッキがこれだ!

文明 カード名 コスト 枚数 パワー 収録弾
光陣の使徒ムルムル 2 4 2000 DMC46
スーパー・スパーク 5 2   DMC43
セイント・キャッスル 2 4   DM30
光牙忍ハヤブサマル 3 2 3000 DM29
デーモン・ハンド 6 2   DMC46
威牙忍ヤミノザンジ 5 4 2000 DM30
威牙忍ヤミカゼ・ドラグーン 3 3 2000 DM29
自然 青銅の鎧 3 4 1000 DMC45
自然 土隠の式神センプーン 5 2 5000+ DM30
自然 ハッスル・キャッスル 5 4   DM30
自然 土隠風の化身 5 3 4000+ DM29
闇/光 腐敗聖者ベガ 5 2 2000 DMC46
自然/光 無頼聖者スカイソード 5 4 2000 DM10



■デッキの動かし方
まずは、新カードの城について簡単なおさらいからはじめよう。

城は、シールドに要塞化することで、要塞化している間、ずっと続く効果を発揮し続けてくれる
でも要塞化された城は、要塞化しているシールドがなくなってしまうと、
当然、地盤を失って一緒に破壊されてしまうんだ。

つまり、城を活用していくためには、いかに城が要塞化されてるシールドを守るか
ってことが重要になるんだ。
といっても、シールドを守って戦わなきゃいけないのは、普段のデュエルでも
同じだからそんなに難しい話でもないよね。

無敵城 シルヴァー・グローリー》 で、これまでに紹介した
《無敵城 シルヴァー・グローリー》
《紫電城 バルザーク》なんかの場合は、城が要塞化されているシールドに他の城が要塞化されていなければ、他のシールドを代わりにブレイクするっていう能力がついていたから、本当に普段シールドを守るのとかわらずに、城を使う事ができた。
でも、残念ながら《セイント・キャッスル》にはこの能力がついていないんだ。
だから、《セイント・キャッスル》の場合は、どうしても自分でシールドを守らなきゃいけないって事になるんだ。


と、ながながと話したけど、実は《セイント・キャッスル》の場合は
《セイント・キャッスル》自体を守るのって、そんなに難しい話じゃないんだ。
だって、自分自身を守ってくれるブロッカー能力をすべてのクリーチャーに与えてくれるんだからね!


というわけで、このデッキの基本的な動かし方はふたつ。
1.《セイント・キャッスル》を手札にいれるまで耐え抜く。
2.《セイント・キャッスル》を要塞化して守り抜く。

1.については、もともとブロッカーを持っている《光陣の使徒ムルムル》や、
防御に活躍してくれるシノビである《光牙忍ハヤブサマル》が相手の序盤の猛攻を食い止めてくれるぞ!

他にもクリーチャーのパワーを上げる
《土隠の式神センプーン》
《土隠風の化身》は序盤のブロックや
殴り返しを有利に進めてくれる能力

持っているし《威牙忍ヤミノザンジ》のパワーを2000下げる能力は、序盤の小さいクリーチャーだったらそのまま破壊してくれるくらい強力なんだ!
こんなに強力な《セイント・キャッスル》とニンジャ・ストライクのコンボなんだけど、城特有の弱点があるんだ。
土隠の式神センプーン


それは、相手の攻撃を耐えきれず、シールドがなくなってしまうと、
城を要塞化できなくなってしまうという事


無頼聖者スカイソード でも、このデッキはそんな時の為に《無頼聖者スカイソード》《腐敗聖者ベガ》の様な、バトルゾーンに出た時にシールドを追加してくれるクリーチャーが少し多めに入っているんだ。だから相手の序盤の攻撃も、落ち着いて対処していけば大丈夫!
場合によっては素早く《セイント・キャッスル》を手札にいれるために《光牙忍ハヤブサマル》なんかでブロックできる場面でも、あえてシールドをブレイクさせて、手札を増やすなんてテクニックも必要になるぞ!


そして手札に《セイント・キャッスル》を手に入れることができたら、
相手の攻撃をさばき切れるだけのニンジャ・ストライクをもったシノビが手札にあることを確認して、
早速レッツ要塞化だ!

ここからは相手にシールドをブレイクされる=《セイント・キャッスル》が破壊される
になってしまうから、少し慎重さが必要だぞ!

じゃあ序盤に《セイント・キャッスル》を引いちゃった時も置かない方がいいの?
って思うかもしれないけど、時には大胆さも必要だ!
オッケーな時ならいっちゃってゴーだ。

そんな時の為に、このデッキには2ターン目からニンジャ・ストライクができる《威牙忍ヤミカゼ・ドラグーン》が投入されているんだ。こいつがブロッカーをもてば、序盤から最後までいつでも相手のクリーチャーを破壊できる驚異的なクリーチャーになるんだ!
土隠の式神センプーン


序盤に《セイント・キャッスル》を張った時に与えるプレッシャーは、本当に半端ないぞ!

そして、相手の攻撃を十分に防げる鉄壁の要塞を築き上げたら、そこからゆっくり攻撃スタートだ。
こちらの攻撃クリーチャーへの殴り返しも、シールドを守るのと同じ様に
ニンジャ・ストライクで防げるし、相手の大型ブロッカーには、
パワー強化型のニンジャ・ストライクで計算を狂わしてやろう!


もちろん、ニンジャ・ストライクでバトルゾーンに出てきたシノビが、
ターンの終わりに山札の下に戻ってしまう事を利用して、
相手の山札が無くなるまで粘り続ける作戦だってあり得るぞ!

ただ、以前にニンジャ・ストライクを極めようとした時にも説明したように、
ニンジャ・ストライクにはひとつの大きな弱点があるんだ!

それは、手札がみるみるなくなってしまう、ってこと!
以前の極忍デッキの時には、この弱点を《斬隠蒼頭龍バイケン》の能力で
フォローしたんだけど、今回のデッキには、なんと水文明が入っていない!

相手の手札破壊待ちなんて悠長な事もやってられない!
っていうわけで、他のアイディアがないか探したんだけど…
あるじゃないか、ピッタリなカードが30弾に!

しかも城!

ハッスル・キャッスル

《ハッスル・キャッスル》だ!
これがあれば、手札からニンジャ・ストライクでブロッカーを召喚するたびに、
追加のシノビを補充できちゃうってわけ!


これで、実質的には、無限ブロッカーの完成だ!
しかも《ハッスル・キャッスル》《無敵城 シルヴァー・グローリー》なんかと同じように、
要塞化されているシールドの身代わりに他のシールドをブレイクする能力を持っているから、
いつでもバンバン張っていく事ができちゃうぞ!

だから《セイント・キャッスル》がまだ手札にないときに探し出すのも手助けしてくれるってわけだ!
こんな風に、攻撃を仕掛けてくる相手には、鉄壁の要塞となるこのデッキ。

しかも、このデッキのシノビは結構軽いコストで出してアタックしていく事ができるので、
相手が攻撃してこないデッキの時は、積極的に攻めていくことが可能なんだ!
そんなときも《光陣の使徒ムルムル》の強化能力や、ニンジャ・ストライクによるバトルサポートが、
相手ブロッカーとの激戦をきっと有利にしてくれるはず!

相手のクリーチャーの攻撃を、手札からピョンピョン跳びだしてくるシノビで守っていくのは、
今までのデュエル・マスターズでは味わえなかった新しい世界を見せてくれるはず!

戦国編では、ナイト・サムライの二大種族をはじめ、シールド・フォースなどの新能力で
どんどんデュエル・マスターズの新しい可能性を見せ続けてくれた
このデッキは、そんな戦国編が見せてくれる新しい世界の集大成のひとつなんだ!

ぜひとも、できるだけ多くにこの新しい世界を体験して欲しいと思って、
このデッキは戦国編のカードと、スーパーデッキ・クロス、そして今月末に発売される
ヒーローズ・クロス・パックのカード、しかもレア以下のカードだけで構築してみたぞ!

もちろん、だからと言ってスーパーレアやベリーレアを入れちゃいけないってわけじゃないんだ!

凶星王ダーク・ヒドラ たとえば、殿堂入りカードの
《凶星王ダーク・ヒドラ》なんかを、
君がもしも持っていたら、ぜひともこのデッキにいれてみよう!
シノビがシノビを回収し続ける
無限ループのおかげで、タダでさえ鉄壁のこのデッキの守りが、さらに強力になること間違いナシだ!


逆に、君がこのデッキリストのカードを全部持っていなくても心配する事は無いぞ。
とにかく重要なのは《セイント・キャッスル》を手に入れる事。

そう《超竜騎神ボルガウルジャック》や《極仙龍バイオレンス・サンダー》で一気に勝負を決めてやるんだ!

あとは、君が持っているニンジャ・ストライクをもったお気に入りのシノビをデッキに詰め込むんだ!
もしかしたら、まだ僕も気がついていない君だけのスーパーコンボを発見できるかもしれないぞ!

いままでになかった新しい防御の形を見せてくれた戦国編!
君もぜひこの新世界を体験してみてくれ!

TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids