さて、もう2009年も半月が過ぎたころだけど、みんなはバリバリとデュエルしまくってるかな?
今年もデュエル・マスターズはガンガンカッコイイカードが増えていくし、
僕たち開発部もそれをバシバシ紹介していくよ。
と、ところで、2009年の話になったところで、みんなにひとつ確認したいことがあるんだ。
おいおい、馬鹿なこといっちゃこまるよ。
そんなことわかってるって、そんな当たり前のこときいてるわけじゃないんだって!
27弾で突如復活したパラサイトワームだけど、この30弾では、なんと、最新種族であるナイトとなって大々的に復活したんだ!
そのうちの一体が、この《魔光蟲ヴィルジニア卿》だ!
なんと、バトルゾーンに出るだけで、墓地のクリーチャーを回収出来ちゃうっていう超お得なクリーチャー。
しかも、その回収したクリーチャーが進化クリーチャーで、進化元になるクリーチャーが居るんだったら、マナを使わないでバトルゾーンに出せてしまうという、さらにさらにお得な能力がついているんだ! |
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最近では姿をみなかったパラサイトワームだけど、こんなお得なクリーチャーが登場したら、
もう、ムシだって馬鹿にして無視するわけにもいかないよね!
ただ強いだけじゃなくて、アダムのヒーローズカードときたら、
これはもう使わないわけにいかないじゃないか!
なんていう、2009年も相変わらずの出だしでデッキを作っていっちゃうぞ!
さて、今回は《魔光蟲ヴィルジニア卿》の強さとかっこよさを最高まで
活かしきれるデッキを構築するぞ、ってわけなので、
まずは《魔光蟲ヴィルジニア卿》の能力を確認するところからはじめよう。
さっきも簡単に説明したように《魔光蟲ヴィルジニア卿》の能力は
大きくわけてふたつあげることができる。
このふたつの能力を活かして…
あ、ごめん!忘れてた!もうひとつ重要な特徴があったよね!
いや、関係ないだろ!って思った君!
《魔光蟲ヴィルジニア卿》がムシであるってことは、
このカードの能力を最大限に活用するためには欠かせない要素なんだ!
なんでムシであることが…って思うかもしれないから、順番に説明していくよ。
《魔光蟲ヴィルジニア卿》の能力が最大限に活用される瞬間っていうのは、
1.の能力が2.まできれいにつながった瞬間なんだ。
つまり、墓地のカードを回収するだけじゃなくて、
進化クリーチャーのコストをただにした瞬間こそもっともお得ってこと。
だけど、2.の能力を使うためには条件がひとつある。
これが意外と難しい条件だってことは、進化獣を使ったことがある人ならすぐわかるかもしれない。
そうそういつだって都合よく、墓地の進化クリーチャーと、バトルゾーンの
進化元クリーチャーの種族がそろってるなんてことが…それがあるんだね。
そう《魔光蟲ヴィルジニア卿》で墓地のクリーチャーを回収したときに、
必ずバトルゾーンにいる種族があるじゃないか!
つまり、パラサイトワームの進化クリーチャーを墓地から回収すれば、
必ず進化させることができるってわけだ。
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というわけで、パラサイトワームの進化クリーチャーを探してみると…《魔獣虫カオス・ワーム》がいるじゃないか!
もちろん《魔翼虫ジェノサイド・ワーム》もいるんだけど、ここまで《魔光蟲ヴィルジニア卿》のお得さにこだわってきたんだから、進化するクリーチャーも、パワーよりもお得さを優先したいじゃないか!
その点《魔獣虫カオス・ワーム》は、バトルゾーンにでてくるだけでバトルゾーンのクリーチャーを破壊することができるので、非常にお得!しかも、進化クリーチャーなので、スピード・アタッカー代わりに使うことも可能だ! |
じゃあ、この《魔光蟲ヴィルジニア卿》と《魔獣虫カオス・ワーム》のコンボを
中心にしてデッキを開発していこう。
そのために、ここで一度《魔光蟲ヴィルジニア卿》と《魔獣虫カオス・ワーム》が
どういう動きをするのかを整理するぞ。
そうすれば、デッキに他になにが必要かすぐわかるからね!
4.については説明不要だろう。
この超お得な状況を目指すために1.から3.の条件を満たしていくってわけだ。
そうすると、3.も特に考える必要はないよね。
というか、この3.の状況で無駄がないっていうのがこのコンボの魅力なわけだからね。
なので、今回考えていくべきなのは、1.の5マナ用意するってことと、
2.の墓地に《魔獣虫カオス・ワーム》をおくりこむって部分なわけだ。
1.に関しては、もちろん普通に5ターンかけて1枚ずつマナゾーンにチャージしていくって方法もあるんだけど、せっかくの超お得なコンボなんだし、できるだけ早くコンボを完成させて相手をびっくりさせてやりたいよね!
なので、自然文明の《青銅の鎧》のようにマナを増やしてくれるカードを投入していこう! |
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そして、2.の墓地に《魔獣虫カオス・ワーム》をおくりこむって部分。
たとえば《ダンディ・ナスオ》なんかを使っても好きなカードを
墓地におくりこめるんだけど、せっかくアダムのヒーローズカードまで使ってるんだし、
もっとダイナミックな手段で墓地のカードを増やしたい、っていうのが僕の考え。
で、ふと思い出したんだ。
そういや、最近、超ダイナミックな手段で墓地にカードをおくりこむデッキを
紹介していなかったっけってね。
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そう、前回紹介した《カラフル・ダンス》だ!
前回のデッキでは《偉大なる恵み》とのマナを増やすコンボで紹介したけれど、今回のデッキみたいに、単純に墓地のカードを増やしたいって時にも活躍してくれるんだ。 |
たとえば、3ターン目に《青銅の鎧》でマナを増やす。で、4ターン目にマナが5マナあって、
なおかつマナゾーンに《魔獣虫カオス・ワーム》がある状態だったら、
《カラフル・ダンス》でマナゾーンの《魔獣虫カオス・ワーム》を墓地に送り込んで、
そのまま5マナで《魔光蟲ヴィルジニア卿》とのコンボだって可能なんだ!
あ、そうそう、もちろん手札に《魔光蟲ヴィルジニア卿》がいない場合のことも考えていかなくちゃいけないね。
そんなときでも《魔獣虫カオス・ワーム》を進化させられるように、他のパラサイトワームもデッキにはぜひ投入しておきたいところ。
今回と投入したのは《斬撃虫ブレードワーム》だ。バトルゾーンにでるだけで相手のクリーチャーを除去してくれる可能性がある上に、4マナなので、5マナの進化クリーチャーである《魔獣虫カオス・ワーム》とは相性抜群だぞ! |
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さて、そんなわけで完成したのがこのデッキだ!
もちろんこのデッキの基本的な動かし方は、ここまで解説してきた
《魔光蟲ヴィルジニア卿》と《魔獣虫カオス・ワーム》によるムシコンボか中心になるよ。
なので、序盤は《青銅の鎧》でマナを加速させつつ、
マナゾーンに《魔獣虫カオス・ワーム》を置くチャンスを待ち、《カラフル・ダンス》で
一気に墓地を充実させて《魔光蟲ヴィルジニア卿》でしめるっていうのが基本だ。
このムシコンボは攻めも守りも同時にこなしてくれる超お得なコンボなんだけど、
実際に作成したデッキでは、この長所を活かすために、
攻めと守りに30弾から強力なゲストをまねくことにしたぞ!
《魔獣虫カオス・ワーム》は進化クリーチャーなだけあって、スピード・アタッカーで
一気に攻められるのはいいのだけれども、シールドを1枚しかブレイクできないので、
なかなかダイレクトアタックまでつなげられないのが厳しいところ。
せっかくお得なコンボで有利になっているのだから、
有利なうちに攻めていかないと、もったいない!
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というわけで、一気に攻めるための新戦力として、今回オススメするのが、この《緑神竜バグナボーン》だ!
7マナ9000のW・ブレイカーっていうのは、まぁ、そこまで強力っていうわけじゃない、普通のクリーチャーぐらいの能力だけど、攻撃する時の能力が、これが本当に半端ない!
なんと、攻撃する度に、マナゾーンにあるクリーチャーカードをバトルゾーンに出すことができてしまうのだ!
もちろん、無条件に何でも、ってわけじゃなくて、パワーが3000以下っていう条件はついているんだけど、その条件さえ気をつけていれば、文明もコストも気にしないでバトルゾーンに出せる効果っていうすごい強力なものなんだ。 |
たとえば、墓地に《魔獣虫カオス・ワーム》がいて、マナゾーンに
《魔光蟲ヴィルジニア卿》がいる状態で《緑神竜バグナボーン》が攻撃すると、
マナゾーンの《魔光蟲ヴィルジニア卿》をバトルゾーンに出すことができるぞ!
もちろん《魔光蟲ヴィルジニア卿》がバトルゾーンにでたってことは…
そこからムシコンボが炸裂するってこと!
さらに《魔獣虫カオス・ワーム》は進化クリーチャーなので、
そのまま攻撃することが出来ちゃうんだ!
こういう風に、バトルゾーンにでたときに能力を持っていたり、
スピード・アタッカーだったりするクリーチャーをできるだけ多く入れていけば、
そのぶん《緑神竜バグナボーン》の能力はどんどん強化されていくんだ!
なので、このデッキには《緑神竜バグナボーン》でバトルゾーンに呼び出す専用のクリーチャーとして、《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》や《アクア・サーファー》が投入されているぞ!
ちなみに、こうやって《緑神竜バグナボーン》とのコンボを期待して、色々な文明のカードを入れておくと《斬撃虫ブレードワーム》の能力が大幅に強化されるってことはぜひとも覚えておいてくれ! |
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《カラフル・ダンス》でマナゾーンにカードを残すときには《緑神竜バグナボーン》と《斬撃虫ブレードワーム》のことを常に考えると、さらにお得になるぞ!
《カラフル・ダンス》には、あとで《インフェルノ・サイン》でバトルゾーンにだすためにクリーチャーを墓地に送り込む役割もあるので、《カラフル・ダンス》の使い方をぜひともマスターしてくれ。 |
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次に、防御面の強化なんだけど…じつはこのデッキ、《斬撃虫ブレードワーム》や
《魔獣虫カオス・ワーム》によって対戦相手のクリーチャーを破壊しつくせるので、
実はものすごく防御も優秀なデッキとなっているんだ。
相手の出してくるクリーチャーを片っ端から破壊していけば攻撃されることはない、
ってわけでこのデッキにはブロッカーも投入されていないんだ。
ただ、自分のターンにしか相手のクリーチャーを破壊できないので、
実はスピード・アタッカーで攻撃されるのは苦手なんだ。
特に《襲撃者エクゼドライブ》みたいに、手札に戻ってしまって、
こちらのターンにはバトルゾーンに存在しないクリーチャーに対しては
かなり厳しい戦いをさせられることが予想されるよね。 下手したら、
《襲撃者エクゼドライブ》だけで全部のシールドをブレイクされてしまうかもしれない。
今までだと、こういう場合の対抗手段は、大きく分けて次の方法があった。
もちろんこのデッキにもシールド・トリガーは入っているんだけど、
もしシールドにトリガーが一枚もなかったら…って考えると
シールド・トリガーだけに頼るのは危険すぎる。
じゃあ、2.から4.のうちどの方法がこのデッキにピッタリかを考えるんだけど…
実は30弾でこの4つ以外の新しい方法が登場したんだ!
今までも、クリーチャーを破壊から守ってくれるセイバー能力はあったんだけど、
シールド・セイバーはなんとクリーチャーじゃなくてシールドを
ブレイクから守ってくれるセイバー能力なんだ!
そう、シールドがブレイクされるときに、かわりに自分自身を破壊することで、
シールドを守ってくれるという、すごく頼りになる能力なんだ!
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さらに、クリーチャーなのでマナゾーンから呼び出せる《緑神竜バグナボーン》との相性はバツグン!ってわけでこのデッキにも投入してみたぞ。
今回投入した《斬雪妖精バケットバケット》は、なんと破壊されたときに相手のクリーチャーをマナゾーンに送り込む能力までついているんだ。これはもう、シールドが1枚増えてしかもそれが《ナチュラル・トラップ》だと確定しているようなもの!
これなら《襲撃者エクゼドライブ》も全然こわくないね! |
アダムとバケツマンが協力して戦う…
なんて普段じゃ絶対あり得ないけど、このデッキでなら成立する!
30弾だけじゃなく、最近のデュエル・マスターズでは様々な種族が
どんどん復活してきている。
今回のパラサイトワームのように、復活した種族のカードは、
思いがけない強力デッキをうみだすこともあるぞ!