中部空港内のイセタン、来年2月末閉店
2020年11月13日 05時00分 (11月13日 05時01分更新)
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三越伊勢丹ホールディングス(HD、東京)と中部国際空港(愛知県常滑市)が空港内に共同出店していた小型店「イセタン セントレア ストア」が来年二月二十八日に営業を終了する。赤字が続いていたことに加えて、新型コロナウイルス感染症で空港の利用者が落ち込んだことから、四年余りの歴史に幕を下ろす。
名古屋・名駅の大名古屋ビルヂングに入っていた中型店「イセタンハウス」も今年八月に閉店しており、「伊勢丹」の屋号を掲げる店は東海三県から姿を消すことになった。
イセタンストアは空港三階の国内線出発ロビーで二〇一六年十月に開業した。東京・新宿の伊勢丹メンズ館がプロデュースする店舗として、出張するビジネスマン向けの紳士衣料や雑貨を販売していた。
同様の店は羽田空港(東京)にもあるが、中部国際空港では開業当初から赤字が続き、新型コロナにより空港利用者が減ったことが追い打ちを掛けた。三越伊勢丹HDの担当者は「出店当時のマーケティングと名古屋のマーケットとの違いがあり、支持を得られなかった」と話した。
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