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Vol.19 〜極忍、それはシノビを極めること〜 シノビでマジゴッドデッキ!!
眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエル・マスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!

さあ、前回で、29弾で登場した新種族シノビと、
新能力ニンジャ・ストライクについてかなりアツく語ったけど、
もう、シノビとニンジャ・ストライクについてはマスターしてくれたかな?

え?もちろんマスターしたって?

甘い!甘すぎる!
「マスター」と書いて「極める」って読むんだぜ!

極めるってのは、そんな簡単な話じゃない。
というわけで、今週も引き続いてシノビとニンジャ・ストライクのデッキをつくって、
シノビの極みを目指すぞ!


今はそう、動画講座でもニンジャ・ストライクについて詳しく説明している!
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■ニンジャ・ストライクを極めよう!
前回、ニンジャ・ストライクがいかにデュエルマスターズに
革命をおこす新しい能力であるかを説明したと思う。
その理由は、相手のターンに動ける!って事だったよね。

しかし、相手のターンに動ける、ってだけでニンジャ・ストライクの
すべてを知った気になるのは、時期尚早ってやつだ。
そう、ニンジャ・ストライクには、まだまだ隠された未知の使い方がたくさんある。
そして、それを突き詰めていくことが、ニンジャ・ストライクを、
シノビの道を極めることにつながるんだ。

つまり、ニンジャ・ストライクという能力をしゃぶりつくしちゃおうってわけ。
というわけで、もう一度ニンジャ・ストライクの能力をもう一度おさらいしよう。


ニンジャ・ストライクは

1.相手のクリーチャーが攻撃、またはブロックした時
自分のマナゾーンにカードがX枚以上あり、
その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合

2.このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。

って能力だったよね。この後さらに効果は続くけど、ここではいったん置いておこう。
で、前回のデッキで注目したのは、1の部分、つまり普段クリーチャーや呪文を使えない時に
使える
って部分だったよね。

なので、今回は、2のコストを支払わずに召喚してもよいという部分に注目すれば、
シノビを極める、略して極忍に一歩近づくんじゃないか。

じゃあ、コストを使わないっていうのは、どういう事かって考えてみよう。

それは、つまり、他のカードにコストを使えるってこと。
え、当たり前だって?
違う!

当たり前のことを注意深く確認していくのが、遠回りのようでも、極忍への一番の近道なんだ。

というわけで、いきなりデッキリストの公開だ!
急すぎるって?
道を極めるのに遠回りなんてしてらんないんだよ!

文明 カード名 種類 コスト 枚数 種族 レア パワー 収録弾
ゴッド・ルピア クリーチャー 2 4 ファイアー・バード   1000 SD3
斬隠テンサイ・ジャニット クリーチャー 3 3 サイバーロード/シノビ コモン 1000 DM29
火/水 闘竜麗姫アントワネット クリーチャー 3 4 スプラッシュ・クイーン/
ティラノ・ドレイク
コモン 2000 DM26
光牙忍ハヤブサマル クリーチャー 3 3 ガーディアン/シノビ コモン 3000 DM29
ヤミノサザン クリーチャー 5 3 ダーク・モンスター コモン 3000 DM28
海神ブルー・ポセイドン クリーチャー 5 4 ゴッド アンコモン 4000 DM27
炎神フレイム・アゴン クリーチャー 5 4 ゴッド アンコモン 4000+ DM27
黒神ダーク・インドラ クリーチャー 6 4 ゴッド レア 4000 DM27
斬隠蒼頭龍バイケン クリーチャー 6 3 ポセイディア・ドラゴン/
シノビ
スーパーレア 6000 DM29
エナジー・ライト 呪文 3 2   コモン   CDP3
サイバー・ブレイン 呪文 4 1   アンコモン   DM01
デス・スモーク 呪文 4 2   コモン   CDP3
地獄スクラッパー 呪文 7 3   レア   CDP3


デッキの動かし方

海神ブルー・ポセイドン&黒神ダーク・インドラ&炎神フレイム・アゴン

さて、今回のデッキは見て貰えばわかると思うけど、なんと3色ゴッドの大ゴッド・リンク祭デッキ。
さっきまでシノビの話をしていたのに、なんで急にゴッドかって?理由は簡単。
ゴッドだから!

というのはおいといて、実は、ゴッドデッキと、さっき説明した
ニンジャ・ストライクのコストを支払わないという特性はすごく相性がいいんだ。
ゴッド・リンクという能力は、成功さえしてしまえばものすごく強力だっていうのは
みんなも知っていると思うけど、
弱点は、2体以上のクリーチャーを並べなきゃいけないってこと。

これは、言いかえると、クリーチャーを2体出す分のコストを
支払わなければいけないってことなんだ。
つまり、2体分のコストを支払っているあいだは、こちらは何もできないってことなんだ。
しかも、見ての通り、ゴッドたちは、決して軽いコストでは無いんだ。

相手が同じように重いコストのカード中心のデッキだった場合は、
これはたいした問題にならないかもしれないけど、
逆に対戦相手のデッキが序盤から攻めてくるようなデッキだった場合に、
これは結構大変な問題となる。
序盤にシールドをブレイクされ続けちゃってると、
ゴッドを並べるためにマナを使ってられなくなっちゃうんだよね。

相手のクリーチャーに対処するためにマナを使わなければ行けなくなるし、
そうすると、今度はゴッドを出すためにマナを使えない。
こういうのをなんて言うか知ってるかい?

八方ふさがりっていうんだよ!

で、普通だと、こういった遅いターンで勝負するデッキが早いデッキに対抗するためには、
シールド・トリガーを多めに入れて、対抗するっていうのが一般的な方法だった。

シールド・トリガーもマナがかからないからね。
ただ、これは前回も説明したように、結局、
シールドにシールド・トリガーがあるかどうかはわからないから、
安心して、ゴッド連発!ってわけにはいかない
よね。

もうわかるよね。
八方ふさがりっていうんだよ!

斬隠テンサイ・ジャニット 例えば《斬隠テンサイ・ジャニット》
手札にあれば
《海神ブルー・ポセイドン》を召喚して
攻撃してきた相手のクリーチャーを
手札に戻してシールドを守り、
続くターンで、
《黒神ダーク・インドラ》
ゴッド・リンクして攻撃からの
大逆転なんていう
ドラマティックな展開も
十分に可能なんだ!


こんな風に、ゴッド・リンクという能力は、成功さえしてしまえば
ものすごく強力
だっていうのはわかってもらえたと思うけど、
弱点は、
2体以上のクリーチャーを並べなきゃいけないってこと。
え、さっきも聞いたって?
違うんだ。

さっきの話は2体分のコストが大変だって話だったと思うんだけど、
今度は2体分手札にいないと駄目だって話なんだ。
ドラマティックな大逆転劇も、手札に2体以上のゴッドがいなければ
決して成功しないっていうことなんだ。

そこで、このデッキでは、序盤から手札を充実させるために、
ドロー呪文が多めにはいってはいるんだ。
ドロー呪文が多ければ多いほど当然、ゴッド・リンクの成功率は圧倒的にアップする。

もうわかるよね。
ここで、またもシノビの登場だ。


ただ、前回も散々説明したとおり、ニンジャ・ストライクは
手札を減らしていってしまう可能性が高い
ので、
むしろ、ゴッドを集めるのにはむいていないって思っちゃうよね。

それは大きな間違いだ。
シノビの極みは、ニンジャ・ストライクだけにあるわけじゃない!。

コッコ・ルピア

それがこの《斬隠蒼頭龍バイケン》だ!

シノビの大将とでも言うべきこのクリーチャーが場にいれば、
すべてのニンジャ・ストライクを持ったシノビが、相手の攻撃に対処しながら、
しかも手札を整えて、ゴッドを素早く手札に揃える助けになる
んだ。


でも《斬隠蒼頭龍バイケン》は、実は並のゴッドよりもコストが大きい、
ある意味超ゴッドでマジゴッド級のクリーチャーだという大きな弱点がある。

《斬隠蒼頭龍バイケン》には、相手のターン中に手札から捨てさせられたときに
バトルゾーンに出すことができる
という能力があるけど、
そうそう毎回相手のデッキが手札破壊とは限らない。

もちろん、自力でなんとか相手のターンに《斬隠蒼頭龍バイケン》を捨てたいよね。

例えば
《エマージェンシー・タイフーン》
デッキに入れて、
シールド・トリガーで使い、
相手のターンにディスカードして
無事に《斬隠蒼頭龍バイケン》降臨
なんて方法ももちろんある。
エマージェンシー・タイフーン


だけど、せっかくシールド・トリガーに頼らないで、ニンジャ・ストライクで
相手の攻撃に対処しまくるっていうデッキなのに、大将がシールド・トリガーだのみ
っていうのは、非常にシノビ的じゃない。

端的に言えば極められていない。
オッケー、それなら忍法だ。


というわけで、今回も、前回に続いて新しい忍法を伝授しよう。
その名も合体忍法相手の意表をつくの術!

もはやすでに忍法でもなんでもない雰囲気が出てきたけど、そんな雰囲気を無視して説明を続けよう。
今回この忍法の主役となるのは、またもシノビじゃないんだ。

闘竜麗姫アントワネット それがこの
《闘竜麗姫アントワネット》だ!
もちろん、序盤の攻防で相手の
クリーチャーを手札に戻して
時間稼ぎをしてくれるのもこのデッキでは
重要な働きと言える。
しかし、やはり、
一番の活躍どころはなんといっても、
手札を捨てる能力にあるんだ。


相手がこの《闘竜麗姫アントワネット》を攻撃して破壊してくれれば、
手札にいる《斬隠蒼頭龍バイケン》をバトルゾーンに降臨させつつ、
しかも結局相手のクリーチャーを手札に戻せるというスーパーコンボ
が完成する。
といっても、コレは忍法というほどのもんじゃない。

そう《闘竜麗姫アントワネット》をシノビの道に目覚めさせるためには、
別のシノビの力を借りなければならない。

《光牙忍ハヤブサマル》を序盤に
使用する場合は自分にブロッカー能力を
つけることがほとんどだと思うんだけど、
《闘竜麗姫アントワネット》
バトルゾーンに出しているときには
話が別だ。
光牙忍ハヤブサマル




《闘竜麗姫アントワネット》がアンタップ状態だと油断して攻撃した対戦相手に対して
《光牙忍ハヤブサマル》をニンジャ・ストライクで呼びだそう。
コレで合体忍法の準備は完了。


《光牙忍ハヤブサマル》の能力で、《闘竜麗姫アントワネット》にブロッカー能力を与える。
油断して攻撃してきた相手の意表をついて、ブロック!

そして《闘竜麗姫アントワネット》が破壊されたら、迷わず自分の手札をすべて捨てる。
手札からビックリ登場してくる《斬隠蒼頭龍バイケン》!!

これが、合体忍法相手の意表をつくの術だ!!

忍法の、そしてシノビの道の本質は、相手の意表をつくこと。
ならば、まさにこれこそシノビの極みではないか!

え?質問があるって?

Q.手札が無くなって不安なんですけど。
A.大丈夫!闘竜麗姫アントワネットの効果でその後、
バトルゾーンにでたバイケン以外の捨てたカードの数、手札は補充されるぞ!Q&Aチェック!

上の例だと、ヤミノサザンを捨てているから、1枚引けるわけだ。

と、ちょっと盛り上がりすぎてしまったけど、実際にこのコンボが決まれば、
一気にゲームを決めるだけの力があるし、対戦相手がなんとか対処してくるのならば、
その間にゴッド・リンクを完成させてしまえばいいという二段構えの戦法だ。

このように、ニンジャ・ストライクはただ使うだけでも十分に強い能力だけれども、
様々な面を検討し、極めることで、より効果的な使い方がドンドン見つかる、
非常に使いこなしがいのある能力なんだ!



さぁ、君もシノビの道を極めるんだ!

TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids