さあ、前回で、29弾で登場した新種族シノビと、 新能力ニンジャ・ストライクについてかなりアツく語ったけど、 もう、シノビとニンジャ・ストライクについてはマスターしてくれたかな? え?もちろんマスターしたって? 甘い!甘すぎる! 極めるってのは、そんな簡単な話じゃない。 というわけで、今週も引き続いてシノビとニンジャ・ストライクのデッキをつくって、 シノビの極みを目指すぞ! 今はそう、動画講座でもニンジャ・ストライクについて詳しく説明している! 動画でチェックしたい君!下のバナーをクリック! 前回、ニンジャ・ストライクがいかにデュエルマスターズに 革命をおこす新しい能力であるかを説明したと思う。 その理由は、相手のターンに動ける!って事だったよね。 しかし、相手のターンに動ける、ってだけでニンジャ・ストライクの すべてを知った気になるのは、時期尚早ってやつだ。 そう、ニンジャ・ストライクには、まだまだ隠された未知の使い方がたくさんある。 そして、それを突き詰めていくことが、ニンジャ・ストライクを、 シノビの道を極めることにつながるんだ。 つまり、ニンジャ・ストライクという能力をしゃぶりつくしちゃおうってわけ。 というわけで、もう一度ニンジャ・ストライクの能力をもう一度おさらいしよう。 ニンジャ・ストライクは 1.相手のクリーチャーが攻撃、またはブロックした時 自分のマナゾーンにカードがX枚以上あり、 その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合 2.このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。 って能力だったよね。この後さらに効果は続くけど、ここではいったん置いておこう。 で、前回のデッキで注目したのは、1の部分、つまり普段クリーチャーや呪文を使えない時に 使えるって部分だったよね。 なので、今回は、2のコストを支払わずに召喚してもよいという部分に注目すれば、 シノビを極める、略して極忍に一歩近づくんじゃないか。 じゃあ、コストを使わないっていうのは、どういう事かって考えてみよう。 え、当たり前だって? 当たり前のことを注意深く確認していくのが、遠回りのようでも、極忍への一番の近道なんだ。 というわけで、いきなりデッキリストの公開だ!
さて、今回のデッキは見て貰えばわかると思うけど、なんと3色ゴッドの大ゴッド・リンク祭デッキ。 さっきまでシノビの話をしていたのに、なんで急にゴッドかって?理由は簡単。 というのはおいといて、実は、ゴッドデッキと、さっき説明した ニンジャ・ストライクのコストを支払わないという特性はすごく相性がいいんだ。 ゴッド・リンクという能力は、成功さえしてしまえばものすごく強力だっていうのは みんなも知っていると思うけど、 弱点は、2体以上のクリーチャーを並べなきゃいけないってこと。 これは、言いかえると、クリーチャーを2体出す分のコストを 支払わなければいけないってことなんだ。 つまり、2体分のコストを支払っているあいだは、こちらは何もできないってことなんだ。 しかも、見ての通り、ゴッドたちは、決して軽いコストでは無いんだ。 相手が同じように重いコストのカード中心のデッキだった場合は、 これはたいした問題にならないかもしれないけど、 逆に対戦相手のデッキが序盤から攻めてくるようなデッキだった場合に、 これは結構大変な問題となる。 序盤にシールドをブレイクされ続けちゃってると、 ゴッドを並べるためにマナを使ってられなくなっちゃうんだよね。 相手のクリーチャーに対処するためにマナを使わなければ行けなくなるし、 そうすると、今度はゴッドを出すためにマナを使えない。 こういうのをなんて言うか知ってるかい? で、普通だと、こういった遅いターンで勝負するデッキが早いデッキに対抗するためには、 シールド・トリガーを多めに入れて、対抗するっていうのが一般的な方法だった。 シールド・トリガーもマナがかからないからね。 ただ、これは前回も説明したように、結局、 シールドにシールド・トリガーがあるかどうかはわからないから、 安心して、ゴッド連発!ってわけにはいかないよね。 もうわかるよね。
こんな風に、ゴッド・リンクという能力は、成功さえしてしまえば ものすごく強力だっていうのはわかってもらえたと思うけど、 弱点は、2体以上のクリーチャーを並べなきゃいけないってこと。 さっきの話は2体分のコストが大変だって話だったと思うんだけど、 今度は2体分手札にいないと駄目だって話なんだ。 ドラマティックな大逆転劇も、手札に2体以上のゴッドがいなければ 決して成功しないっていうことなんだ。 そこで、このデッキでは、序盤から手札を充実させるために、 ドロー呪文が多めにはいってはいるんだ。 ドロー呪文が多ければ多いほど当然、ゴッド・リンクの成功率は圧倒的にアップする。 もうわかるよね。 ただ、前回も散々説明したとおり、ニンジャ・ストライクは 手札を減らしていってしまう可能性が高いので、 むしろ、ゴッドを集めるのにはむいていないって思っちゃうよね。 それは大きな間違いだ。
シノビの大将とでも言うべきこのクリーチャーが場にいれば、 すべてのニンジャ・ストライクを持ったシノビが、相手の攻撃に対処しながら、 しかも手札を整えて、ゴッドを素早く手札に揃える助けになるんだ。
でも《斬隠蒼頭龍バイケン》は、実は並のゴッドよりもコストが大きい、 ある意味超ゴッドでマジゴッド級のクリーチャーだという大きな弱点がある。 《斬隠蒼頭龍バイケン》には、相手のターン中に手札から捨てさせられたときに バトルゾーンに出すことができるという能力があるけど、 そうそう毎回相手のデッキが手札破壊とは限らない。 もちろん、自力でなんとか相手のターンに《斬隠蒼頭龍バイケン》を捨てたいよね。
だけど、せっかくシールド・トリガーに頼らないで、ニンジャ・ストライクで 相手の攻撃に対処しまくるっていうデッキなのに、大将がシールド・トリガーだのみ っていうのは、非常にシノビ的じゃない。 というわけで、今回も、前回に続いて新しい忍法を伝授しよう。 もはやすでに忍法でもなんでもない雰囲気が出てきたけど、そんな雰囲気を無視して説明を続けよう。 今回この忍法の主役となるのは、またもシノビじゃないんだ。
相手がこの《闘竜麗姫アントワネット》を攻撃して破壊してくれれば、 手札にいる《斬隠蒼頭龍バイケン》をバトルゾーンに降臨させつつ、 しかも結局相手のクリーチャーを手札に戻せるというスーパーコンボが完成する。 そう《闘竜麗姫アントワネット》をシノビの道に目覚めさせるためには、 別のシノビの力を借りなければならない。
《闘竜麗姫アントワネット》がアンタップ状態だと油断して攻撃した対戦相手に対して 《光牙忍ハヤブサマル》をニンジャ・ストライクで呼びだそう。 コレで合体忍法の準備は完了。 《光牙忍ハヤブサマル》の能力で、《闘竜麗姫アントワネット》にブロッカー能力を与える。 忍法の、そしてシノビの道の本質は、相手の意表をつくこと。 え?質問があるって? Q.手札が無くなって不安なんですけど。 A.大丈夫!闘竜麗姫アントワネットの効果でその後、 バトルゾーンにでたバイケン以外の捨てたカードの数、手札は補充されるぞ!Q&Aチェック! 上の例だと、ヤミノサザンを捨てているから、1枚引けるわけだ。 と、ちょっと盛り上がりすぎてしまったけど、実際にこのコンボが決まれば、 一気にゲームを決めるだけの力があるし、対戦相手がなんとか対処してくるのならば、 その間にゴッド・リンクを完成させてしまえばいいという二段構えの戦法だ。 このように、ニンジャ・ストライクはただ使うだけでも十分に強い能力だけれども、 様々な面を検討し、極めることで、より効果的な使い方がドンドン見つかる、 非常に使いこなしがいのある能力なんだ!