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Vol.18 忍法!シノビ!ストライク!レインボー忍者戦隊デッキ!
眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエル・マスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!

さぁ、ついに29弾「戦国英雄伝」が発売されたけど、みんなはもう最新のカードをチェックしたかな?
特に、最新種族である「シノビ」と、シノビだけがもつ新能力「ニンジャ・ストライク」には注目だ!

いいかい、断言するよ。このニンジャ・ストライクという能力は、
間違いなくデュエルマスターズの世界に新しい変化をもたらす能力だ。
そう、革命なんだ!


これがどれだけの革命かということを説明するためには、
まずはニンジャ・ストライクの能力を説明しなくちゃならない。
というわけで、いつも通り、まずは説明からスタート。

ニンジャ・ストライクっていう能力は、
ニンジャ・ストライクX
っていう風にカードには書かれているんだ。
このXっていうのは、数字ね。

それで、X枚以上のカードが自分のマナゾーンにあって、
相手のクリーチャーが攻撃かブロックをしたときに、
このカードをコストを支払わないで召喚していいっていう能力なんだ。
マナがいらないなんて、なんてお得!


一応、細かいところまで説明すると、ニンジャ・ストライクは1回の攻撃につき1回しか使えない。
さらに、ニンジャ・ストライクで召喚したクリーチャーは、
ターンの終わりに山札の一番下に置かなくちゃいけない。

つまり、クリーチャーは場に残らない使い捨ての能力だってことだね。

でも、そんな事は今の説明には関係ない。
重要なのは、相手のクリーチャーが攻撃したときに使える、
つまり、相手のターンに行動できるってことなんだ。

みんなよく知っていると思うけど、デュエルマスターズは、
基本的に自分のターンにしか行動ができない。

その例外と言えるのが、S・トリガーとS・バックのふたつの能力だ。
相手のターンにも使用できるこれらの能力が、逆転のきっかけになったことも多いんじゃないかな?
ただ、このふたつには共通する弱点があるんだ。
それは、シールドがブレイクされたときにしか使用できないってこと。


だから、たとえば、シールドではなく、クリーチャーに攻撃された時には何もできないし、
そもそもシールドがない場合には、相手の攻撃を防ぐ方法はほとんどなかったんだ。

でも、コレは今までの話。そう、新能力であるニンジャ・ストライクは、この常識をぶちこわす。
そう、シノビのもつ幻術の力が対戦相手を翻弄するんだ。



■ビックリ・ニンジャ祭

例えば、自分のバトルゾーンに《青銅の鎧》がいて、
相手のバトルゾーンに《タイラーのライター》がいる場合のことを考えてみよう。



今までだと、《青銅の鎧》で攻撃をすると、タップしている《青銅の鎧》
《タイラーのライター》が攻撃してきてしまい、バトルに負けて破壊されてしまう。
だから、こういう場合に《青銅の鎧》では攻撃しにくかった、
というか、攻撃しないっていうのが上級者になるために必要なデュエルの技術だったと思うんだ。
しかし、ニンジャ・ストライクがこの常識に革命を起こすんだ!

土隠風の化身 この状況で、もしも、君が手札に
《土隠風の化身》を持っていたら、
ニンジャ・ストライクで召喚して
《青銅の鎧》を+3000してしまえばなんと、逆に対戦相手の 《タイラーのライター》返り討ちにしてしまう事ができるんだ!






もちろん、ニンジャ・ストライクでこの状況をなんとかできるのは《土隠風の化身》だけじゃない!!

光牙忍ハヤブサマル 《光牙忍ハヤブサマル》をバトルゾーンに呼びだして、ブロッカーとして《タイラーのライター》をブロックしてもいいし、
《斬隠テンサイ・ジャニット》の能力で
《タイラーのライター》
手札に戻してもいいんだ。

なにより重要なのは、ニンジャ・ストライクはマナゾーンの枚数だけを確認し、文明は確認しないってことだ。
だから、ここまでで紹介した
シノビ3種類をひとつのデッキで使うことももちろんできるし、逆に言えば、マナゾーンにマナが4枚あると、どのシノビがでてきてもおかしくない。
斬隠テンサイ・ジャニット


このドキドキ感こそが革命!ニンジャ革命!

しかも、マナゾーンの文明からは想像もできないカードが突然出てくることだってあるんだ!
このビックリ感こそが忍者!シノビ!

たとえば、相手が自然文明のマナだけで除去はないだろうなぁと安心していたらいきなり《不知火グレンマル》がでてきて計算が狂いまくる…
なんて現象が今後はあっちこっちでおこるかもしれないんだ。

いままでも、色があわないS・トリガーをデッキに入れて、いざっていうときの逆転の切り札に…って作戦も無かったわけじゃない。
不知火グレンマル


でも、S・トリガーとして発動するかどうかは、《エメラル》でもつかわなければ、ほとんど運!
しかも、手札に来たときには、使うこともできなくてマナに置くしかないっていう状況が多かった

でも、ニンジャ・ストライクは違う!
だって、文明があっていなくても、確実に手札から使用することができるんだもの!
まさに、ビックリ・ニンジャ祭!
これからは、ニンジャ・ストライクを制したものがデュエルマスターズを制するんだ!


さぁ、長々と説明しちゃったけど、こんな革命的な出来事を前にデッキを組まないなんてありえないだろ?
というわけで、構築したデッキがコレだ!


文明 カード名 種類 コスト 枚数 種族 レア パワー 収録弾
自然 土隠妖精ユウナギ クリーチャー 2 4 スノーフェアリー/
シノビ
コモン 2000 DM29
自然 誕生の祈 クリーチャー 3 4 ビーストフォーク コモン 2000 CDP2
自然 青銅の鎧 クリーチャー 3 4 ビーストフォーク コモン 1000 CDP3
斬隠
テンサイ・ジャニット
クリーチャー 3 4 サイバーロード/
シノビ
コモン 1000 DM29
光牙忍ハヤブサマル クリーチャー 3 4 ガーディアン/
シノビ
コモン 3000 DM29
自然 土隠雲の超人 クリーチャー 4 4 ジャイアント/
シノビ
コモン 1000 DM29
自然 土隠風の化身 クリーチャー 5 4 ミステリー・トーテム/
シノビ
レア 4000+ DM29
自然/水 無頼王機
スケル・アイ
クリーチャー 5 4 グレートメカオー/
ビーストフォーク
レア 2000 DM27
光牙王機ゼロカゲ クリーチャー 7 2 イニシエート/
シノビ
レア 7000 DM29
不知火グレンマル クリーチャー 7 3 フレイム・モンスター/
シノビ
アンコモン 5000 DM29
威牙の幻ハンゾウ クリーチャー 7 3 デーモン・コマンド/
シノビ
ベリーレア 5000 DM29


各色から優秀なシノビを集結させた、まさにレインボー忍者戦隊!!
コレがシノビの醍醐味だ!



デッキの動かし方
自分のターンのマナは、攻撃のために使い、アタックは積極的に。
そして、マナを使わないニンジャ・ストライクが、ある時にはブロッカー、
ある時には除去という感じに、相手の動きを翻弄
しまくる!
そして、なんと、ニンジャ・ストライク以外にもふたつも忍法が組み込まれてるのだ!
このデッキは、当然ニンジャ・ストライクを連打しまくるデッキなわけだけど、
実はニンジャ・ストライクには、さっきあえて無視した決定的な弱点がある。
それは、ニンジャ・ストライクでバトルゾーンにでてきたクリーチャーは、
山札の一番下に戻ってしまうってこと。
つまり、バトルゾーンに残らないから、手札がどんどん減ってしまうんだ。

威牙の幻ハンゾウ もちろん、大抵は相手のクリーチャーを除去したりして、枚数で不利にはならないハズなんだけど、マナを使わないだけに序盤から、手札が減りまくってしまうので《威牙の幻ハンゾウ》なんかを活用するためにマナをのばすための手札が足りなくなってしまう。

手札が足りないなら、カードを引けばいいじゃん、だって?
おいおい、せっかく超積極的に攻撃できるニンジャ・ストライクを味わい尽くすデッキだっていうのに、そんな消極的なことにマナを使っていていいのかい?


せっかく忍者なのにそんなんじゃもったいなくないかい?
ニンニン。というわけで、その問題を、解決するためにふたつの忍法を伝授しよう!



忍法その1:マナをついでに増やすの術
《青銅の鎧》なんかは、もう当たり前のように使われているマナをついでにのばすカードだけど、ニンジャ・ストライクが後方支援するこのデッキでは、パワー1000でもクリーチャーが場に残るっていうのは今まで以上に重要なんだ。
つまり、シノビと
《青銅の鎧》は超相性がいいってこと。

でも、これだけじゃシノビの力を使い切ってるとは言えない。

そこで登場するのが《土隠妖精ユウナギ》だ。
このクリーチャーは、シノビが場を離れるときに変わりにマナゾーンに置いてもよいという能力を持っている。つまり、ニンジャ・ストライクがそのままマナを増やす手段にもなるって事だ!これが忍法マナをついで増やすの術!序盤から軽いニンジャ・ストライクを使いまくれば君のマナゾーンは、あっという間にお腹いっぱいだ!
土隠妖精ユウナギ


こうして、忍法マナをついでに増やすの術で、序盤からカードが使いまくれるかわりに、
マナを増やしにくいっていう弱点は解決だ。



忍法その2:カードをサーチするの術
カードがたりないなら、引いてくればいいじゃない!
って、それ、さっき否定したじゃんって?
さっき否定したのは、マナを使ってカードをドローする呪文を使う方法を否定しただけ!
だから、マナを使わないで、しかも、攻撃の手をゆるめなければ忍者合格!
そんな都合のいい方法があるのかって思ったでしょ。あるんだよ!
それが忍法カードをサーチするの術。

誕生の祈 この忍法を使うのはなんとシノビじゃない!
なんと《誕生の祈》なんだ。
こいつで攻撃してやって、山札から《土隠風の化身》を持ってくれば、相手はうかつに殴り返せないし、十分にマナがあれば《光牙王機ゼロカゲ》を持ってきて、シールドすら守れちゃうぞ!


そう、忍法カードをサーチするの術で、バンバン手札にシノビを集めまくって、
ニンジャ・ストライクできる体制を整えながら攻撃するのが、このデッキの基本的な動き方になるんだ。
さらに、この術をより忍者らしく使いこなすクリーチャーを僕は発見した!しかもコイツもシノビじゃない!

それがこの《無頼王機スケル・アイ》だ!
こいつは、ブロックされない上に、攻撃されないというまさに忍者さながらの隠密行動で、ドンドン後続のシノビを手札に揃えてくれるんだ!《スケル・アイ》が攻撃しはじめてしまえばもう、こっちのシノビ軍団をとめるのは難しいだろうね!

無頼王機スケル・アイ


こいつらが攻撃しはじめたときに、《土隠妖精ユウナギ》が場にいる場合に気をつけてほしいことがある。

それは、《土隠妖精ユウナギ》の能力は、必ずマナゾーンに置かなきゃいけないわけじゃないてこと。
だから、十分なマナがマナゾーンにあるときには、《土隠妖精ユウナギ》の能力をあえて使わずに、
シノビを山札の下に戻した方がいい場合が多いんだ。

なんでかって?それは忍法カードをサーチするの術で持ってくるシノビがいなくなっちゃうからさ。

土隠雲の超人 このデッキには《土隠雲の超人》まで入っているので、手札にニンジャ・ストライクをもったクリーチャーがいなくてしょんぼりなんて場面はほとんど存在しないはずだ!
3枚みせるのは、不利なような気がするかもしれないけど実は、逆に、どれが手札に入ったかわからないことで 相手が混乱するかもしれないっていう効果があるんだ。


この幻惑の力も、実に忍者らしくてカッコイイよね!
とにかく、このニンジャ・ストライクというのは、
革命的で、まったく新しくてカッコイイ能力
だってことは、理解してもらえたかな?

この能力をマスターしないと、きっと今後のデュエルでは苦戦すること間違いないぞ!

さぁ、君もシノビの極意をマスターするんだ!
TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids