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Vol.12 勇気と友情のツープラトン!アッシュ火単速攻デッキ!
眠らない街、首都東京。
そこには、夜も眠らずにデュエルマスターズのデッキを研究し続ける謎の秘密結社がある・・・
メンバーの名前も場所もすべてが不明の謎の組織。わかっていることは、
彼らの胸の奥には熱くたぎるデュエル愛がたっぷりと詰まっているってことだけだ。
その組織の名前は・・・DMデッキ開発部!!

みんな今月号のコロコロコミックはもう読んだかな?
そう、デュエル・マスターズSXの展開が、今、
超アツいことになっているんだ!
先月号でアッシュが勝舞君に助けを求めに来たときも驚いたけれども、
それよりなによりも、今月号の別冊で明かされた衝撃の展開…

え?まだ読んでないから教えてほしいって?
それは、教えられないね
聞いたら一生後悔すると思うし、これだけは絶対自分の目で確かめてほしい!
とにかく、このデュエル・マスターズSXの展開が
僕の心をアツく震わせたんだ!

ひとり果敢に助けを求めにきたアッシュの勇気。

そして、そのアッシュに応えた勝舞君の友情。

あぁ、この高まった思いをどこにぶつければいいんだ!
デュエリストならデッキに決まってるだろ!

ということで、僕は
《アッシュグレンオー》を軸にした火単速攻デッキを構築することにしたんだ。
なんでかって?

そりゃ、《アッシュグレンオー》がアッシュのヒーローズカードだからに決まってるじゃないか!

アッシュグレンオー

そう、ヒーローズカードをうまく使えば、
デュエルマスターズの登場人物になりきることだってできるんだ!
そして、この物語から僕がうけた感動を表現するのにもっともピッタリなデッキが
火単速攻デッキなのだ。

すでにここを読んでいるみんなには当たり前の知識かもしれないけれども
僕は説明したがり屋なので、火単速攻デッキについて説明するぞ。

凶戦士ブレイズ・クロー 火文明という文明は、例えば左の《凶戦士ブレイズ・クロー》のように、序盤から相手のシールドを攻めるのにピッタリのカードが多い色なんだ。
《凶戦士ブレイズ・クロー》は毎ターンアタックしなければいけないという弱点があるし、パワーも1000という非常に頼りないクリーチャーなんだけど、
これが、1ターン目にだせる1マナのクリーチャーだというなら話は別だ。

もしも、1ターン目に
《凶戦士ブレイズ・クロー》をバトルゾーンに送り出せれば、
きっと、
《凶戦士ブレイズ・クロー》は対戦相手が反撃を開始するまでに
1枚か、運が良ければ、2枚のシールドをブレイクできる頼れるクリーチャーに早変わり。

さらに、スピードアタッカーをもったクリーチャーも多いので、
対戦相手の意表を突いて攻撃クリーチャーを増やし続けることも可能なんだ。

このように、火文明に攻撃的なクリーチャーが多いのは分かったと思うんだけど
じゃあ、なんで、単色にするかっていうと、このデッキは序盤戦が重要だからなんだ。

みんなも、多色のデッキを使っていて、
序盤に必要なマナを生みだす文明のカードが
手札に入らないで苦労したり
した記憶もあるんじゃないかと思う。
多色カードを使えば、この弱点をかなりフォローできるんだけど、多色カードは、
マナゾーンにチャージするときに、タップした状態じゃなきゃいけないって弱点がある。

これも、序盤からマナをめいっぱい使いたい速攻デッキでは、
必要な色がでないのと同じくらい大きな弱点なんだ。
でも、単色にすることで、これらの問題点が全部スマートに解決されるってわけ。

さらに、右の《タイラーのライター》みたいに、火文明のカードだけを使ってるとボーナスがあるカードだって
有効に活用できるもんね。
相手のシールドをブレイクするのならパワーは関係ない…って思うかもしれないけど
パワーが高ければ相手のブロッカーに邪魔されにくくなるし、
なによりも、殴り返しで除去されにくくなるのは重要なんだ。
タイラーのライター

だって、殴り返しで除去されないってことは、もう1回攻撃できることとイコールなんだぜ?
つまり、
もう1枚シールドブレイクできるってことなんだ。

うん?殴り返しされない?

アッシュグレンオー

そう、この《アッシュグレンオー》の持つターンが終わるときに手札に戻る能力。
これも、殴り返しされない非常に強力な能力なんだ。
もしかしたら、攻撃だけしたら手札に逃げ帰る臆病なクリーチャーだと思ってる?

まずはこのデッキをみてくれ

ただただ何も考えないで攻め続けることが勇気なんじゃない。それは蛮勇っていうんだ。
本当の勇気は、自分の目的のために、時には退く勇気も必要なんだ。
そう、まさに今月号のアッシュのように。

《アッシュグレンオー》は、そんなアッシュの魂を受け継いだクリーチャーだ。
毎ターン勇気という名のマナを振り絞って、
おそれることなく対戦相手のシールドをブレイクし続けるその姿には感動すら覚えるよ。



■勇気モード
そう、シールドをブレイクするという行為には非常に勇気が必要なんだ。

相手の
S・トリガーを踏んでしまう可能性もあるしね!

さらに、シールドをブレイクするためにタップしたクリーチャーが殴り返しされてしまえば、
そのうちに、こちらの攻撃の手段が完全に封じられてしまう可能性まであるんだ。

だけど、そこで
勇気を振り絞って攻撃し続けるのが火単速攻というデッキなんだ。

究極兵士ファルゲン この《究極兵士ファルゲン》も、多少不利になってでも、対戦相手を倒しきる、そんな勇気と覚悟が必要なカードのひとつだ。

マナをチャージすればするほど、ドンドン弱くなっていく。さっきも言ったように、パワーの高さはつまり殴り返されにくさにつながるんだよね。

でも、マナをチャージしないと、このデッキのメインであるクリーチャーがだせない。
なによりも、《アッシュグレンオー》がだせない!
うーむ、悩ましい。

しかし、第28弾には、一度ちぢこまってしまった《ファルゲン》に再び勇気を与えてくれる能力が登場したんだ!

その名は、マナ進化!
ブレードグレンオー・マックス

マナゾーンのカードから進化してバトルゾーンにでると言うことは…
なんと、マナゾーンのカードが1枚減るってことなんだ。

これは、普通のデッキだとデメリットになってしまう能力なんだけど、
《ファルゲン》の入った速攻デッキだと、逆にメリットとして働くんだ。

しかも、進化クリーチャーだから、実質的にスピードアタッカーを持っているようなもの。
まさに火単速攻にうってつけの能力だ。

序盤は大活躍するものの、中盤以降で相手のバトルゾーンにパワーの大きなクリーチャーが
並びはじめてしまうのと同時にパワーが小さくなり後半戦では活躍できなくなってしまう
《ファルゲン》が、
マナ進化をもった
《ブレードグレンオー・マックス》友情パワーによって勇気を取り戻し
対戦相手のシールドに果敢に攻め込んでいく。

あぁ、なんとすばらしい構図だろう。

火単速攻は、序盤は勇気凛々で攻め込めるすばらしく強いデッキなんだけど、ひとりの勇気だけではかなわないクリーチャーが相手の場にでてしまうと、一気に攻めきれなくなってしまうのが一番の弱点なんだ。
ひとりの力ではかなわない相手にどうすればいいのか。

この疑問の答えをアッシュは教えてくれた。

そう、ひとりの力で足りなければ、みんなの友情パワーを借りればいいんだ!

というわけで、今回の火単『アッシュ』速攻デッキには、
全開で序盤から攻め続ける勇気モードと、
中盤以降に力を発揮する友情モードのふたつの戦術を組み込んでみた。

友情モードの説明に入る前に、まずは、お待ちかねのデッキリストだ。


文明 カード名 種類 コスト 枚数 種族 レア パワー 集録弾
凶戦士ブレイズ・クロー クリーチャー 1 4 ドラゴノイド コモン 1000 CDP3
究極兵士ファルゲン クリーチャー 2 4 ヒューマノイド アンコモン 6000- 21弾
ピーカプのドライバー クリーチャー 2 4 ゼノパーツ レア 1000 CDP3
ライラ・ラッタ クリーチャー 2 4 ファイアー・バード コモン 3000 28弾
襲撃者エグゼドライブ クリーチャー 3 2 ドラゴノイド コモン 3000 CDP3
タイラーのライター クリーチャー 3 4 ゼノパーツ アンコモン 2000+ CDP3
ブレードグレンオー・マックス 進化クリーチャー 3 2 フレイム・モンスター ベリーレア 4000 28弾
ムラマサのコンセント クリーチャー 3 2 ゼノパーツ コモン 1000 24弾
トランス・ドラグーン クリーチャー 3 4 ティラノ・ドレイク アンコモン 5000 28弾
アッシュグレンオー クリーチャー 4 2 フレイム・モンスター コモン 5000 28弾
デュアルショック・ドラゴン クリーチャー 6 3 アーマード・ドラゴン スーパーレア 8000 17弾
竜装 ムシャ・レジェンド クロスギア 3 1 サムライ ベリーレア   28弾
火炎流星弾 呪文 1 2   アンコモン   CDP2
地獄スクラッパー 呪文 7 2   レア   CDP3



■友情モード
トランス・ドラグーン デッキリストを見てもらえれば
わかるように、
《ファルゲン》に友情パワーを与えるクリーチャーは《ブレードグレンオー・マックス》だけじゃない。

さらに、この
《トランス・ドラグーン》がもつシールド・プラスという能力。

これも、マナ進化と同じように、第28弾から新登場した能力なんだけど、
実は、この能力からも友情パワーを引き出せるデッキになっているんだ。

シールド・プラスというのは、このクリーチャーをバトルゾーンに出したときに
自分の山札の一番上のカードを、自分のシールドいずれかの下に重ねてもよいという能力。
こうして重ねられたシールドは、あわせてひとつのシールドとなるんだ。

つまり、このシールドがブレイクされた場合、
手札に2枚とも加えられるんだ。
もちろん、これだけでもお得な匂いがプンプンする能力なんだけど、
実は、この能力をさらに活用する方法があるんだ。

手札に入るカードが2倍になるっていうことは、なんと
S・トリガーが発動する可能性も2倍になるってこと。

このデッキは、S・トリガーを持ったカードを普通よりも多く入れることで、
潜在的に
《トランス・ドラグーン》の能力もパワーアップさせてるってわけなんだ。
まさに、デッキ全体との友情パワー。

しかも、
《トランス・ドラグーン》との友情を深めているのは、
デッキの中のS・トリガーを持ったカードだけじゃないんだ!

それがこの、
《デュアルショック・ドラゴン》だ。

火単速攻では中盤以降での攻撃力としてお馴染みのこのクリーチャーだけど、このデッキだと手札の消費が激しいのが欠点。使いたいときに、デュアルショック・ドラゴンが居ないことも良くあるよね。
デュアルショック・ドラゴン

だが、《トランス・ドラグーン》のシールドプラス能力によってシールドになった2枚のカードが、《デュアルショック・ドラゴン》とS・バックを発動させるカードであれば、そのシールドがブレイクされた瞬間、《デュアルショック・ドラゴン》、召喚!
もちろん、このデッキなら、100%火のカードだから、S・バックは発動確定だね!

《トランス・ドラグーン》《デュアルショック・ドラゴン》との友情コンボを持った
クリーチャーはまだまだいるぞ。

ライラ・ラッタ それが、この《ライラ・ラッタ》だ。

《ライラ・ラッタ》は攻撃された時に、シールドを手札に加える能力を持っている。

このとき、S・トリガーが使えないので、
普通に考えるとただシールドをブレイクされたときよりも損をした気分になるよね。

でも、実は、この場合も、S・バックで《デュアルショック・ドラゴン》
バトルゾーンに呼びだすことができるんだ!
S・トリガーが発動しないと思って安心して《ライラ・ラッタ》を攻撃してきた対戦相手が、
びっくりするのは間違いないね!

さらに、さらに、なんと
《ライラ・ラッタ》の能力でシールドを手札に加えるとき、
実は、どのシールドを手札に加えるかを選べるのは自分なんだ。
つまり、
《トランス・ドラグーン》のシールド・プラスで倍増してるシールドがあれば
それを手札に加えて、ちょっと得した気持ちになれちゃうってわけ。

え?それを警戒して
《ライラ・ラッタ》を攻撃してこなかったらどうするかって?
最初に言ったよね?
殴り返されないクリーチャーは速攻デッキでは重要だって。
つまり、
《ライラ・ラッタ》はデッキ全体との友情パワー
攻撃されにくいクリーチャー
になってるとも言えるんだ。

ひとりの勇気では足りないところを、友情パワーでフォローすることで
序盤から中盤まで戦い続けられるデッキになっているってことがわかるだろう。
しかし、それでも、それでも勝負を決められない場面もあるかもしれない。

勇気も友情も通用しない対戦相手。さぁ、どうすればいい?
これにもアッシュが答えをくれている。さぁ、唱えよう、魔法の呪文。
助けて!勝舞君!

竜装 ムシャ・レジェンド

前々回のデッキ開発部でも説明したんだけどクロスギアは、
終盤戦には物足りないクリーチャーたちを次々と強化してくれる優れたカードなんだ。

特に、この《竜装 ムシャ・レジェンド》は、まさに勝舞君の切り札である
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》にすべてのクリーチャーを
変化させてくれるというこのデッキにピッタリのカードなんだ!

さらに、クロスギア自体が持っている、シールドを墓地において、対戦相手のクリーチャーを破壊する能力は、 中盤以降に相手の場にでてきたブロッカーたちを、ばったばったとなぎ倒してくれる頼れる能力なんだ。
ん?クロスギア自体が持っている能力?


だが、《ボルシャック・大和・ドラゴン》がこのデッキで一番パワーを発揮するのは、《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の除去能力を2倍にする能力だ。このデッキには《ボルメテウス・武者・ドラゴン》が入っていないじゃないかって?忘れたのかい?このデッキには《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の魂を受け継いだクロスギア・《竜装 ムシャ・レジェンド》が入ってるんだぜ!
たとえば、
《ボルシャック・大和・ドラゴン》《竜装 ムシャ・レジェンド》をクロスすれば、
その除去能力は2倍になるんだ!まさに魂の共振現象!



しまったぁぁぁぁ!
すいません!《竜装 ムシャ・レジェンド》の除去能力は、クロスギア自体が持っている能力なので、
《ボルシャック・大和・ドラゴン》
の能力で2倍の効果にはなりません!
本当に申し訳ない!

もちろん、クリーチャーの名前自体が重要な

《武者次元流・ザンゲキ剣》《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》
《ムシャ・ルピア》との
コンボは可能なんで安心してくれ。

残念ながら、クロスギアから譲り受けた魂じゃ、本家の魂には及ばないってことだね。
それぐらいに
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》は特別なクリーチャーなんだ。
でも、それでも、この
《竜装 ムシャ・レジェンド》が強力なカードなのには間違いないぞ。
あくまでも、
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》が特別すぎるだけなんだ。
安心して、バンバン対戦相手のブロッカーをなぎ倒してくれ!


もちろん、《竜装 ムシャ・レジェンド》以外にも、ブロッカーを除去する手段は たくさん投入されているんだ。

ブロッカーで守りきって勝ってやろう
なんて臆病なことを考えている対戦相手に本当の勇気ってものがなにかを見せつけてやってくれ!
ピーカプのドライバー

これで、デッキの説明は終了だ。
第28弾で様々なカードが加わったことで、さらに強化された火単速攻デッキ。
サムライやナイトデッキももちろんいいんだけど、ぜひこのデッキも試してみてくれ。

あと、繰り返しになるけど、このデッキは僕が今月号のデュエル・マスターズSXからうけた
感動をぶつけたデッキ。
だから、今月号のデュエル・マスターズSXを読んでから使用することをオススメする。
デッキの勇気と友情が倍増すること間違いなしだぞ!
さあ、今日から君もガルドのメンバーになるのだ!
TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids