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遂に!そしてとうとう終わってしまったDM・バトルアリーナ2007「サムライ・リーグ」!
今回は、なななんと!大阪大会に引き続き、DM・バトルアリーナ2007「サムライ・リーグ」東京大会で上位に入賞した
強豪たちが使ったデッキを、ババババンっと大紹介するぞ。
調整を超えた「超整」の末に作られたデッキたちが持つ、脅威の完成度をしかと目に焼き付けてくれ!
優勝 :青単速攻
準優勝:ウェーブストライカー
第3位:ウェーブストライカー
第4位:火闇水速攻
若さとは振り向かない事!
そんないつでも元気いっぱいのジュニアクラスでは、大阪大会と同じく速効デッキが上位を独占している。
その中でも特に多かったのが、防御不能の進化クリーチャー
《パシフィック・チャンピオン》
を擁する青単速攻デッキだ。
今回の東京大会でも、その強さを存分に発揮して優勝を勝ち取っているぞ。
○優勝デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
水
アクア・ガード
クリーチャー
1
1
リキッド・ピープル
C
2000
DM-01
水
フィスト・ブレーダー
クリーチャー
1
4
マーフォーク
C
2000
DMC-21
水
パシフィック・チャンピオン
進化クリーチャー
2
4
マーフォーク
R
5000
DM-13
水
パシフィック・ドミネイター
クリーチャー
2
4
マーフォーク
C
1000
DM-16
水
クリスタル・ブレイダー
進化クリーチャー
2
4
リキッド・ピープル
R
5000
DM-10、DMC-34
水
アクア・ハルカス
クリーチャー
3
3
リキッド・ピープル
C
2000
DM-01
水
ディープ・ジャグラー
クリーチャー
3
4
マーフォーク
UC
2000+
DM-14
水
クリスタル・パラディン
進化クリーチャー
4
1
リキッド・ピープル
SR
5000
DM-02、DM-18
水
ユニコーン・フィッシュ
クリーチャー
4
1
フィッシュ
R
1000
DM-01
水
アクア・ウィザード
クリーチャー
5
1
リキッド・ピープル
UC
2000
DM-16
水
ソーサーヘッド・シャーク
クリーチャー
5
1
ゲル・フィッシュ
R
3000
DM-01、DM-18
水
コーライル
クリーチャー
5
2
サイバーロード
C
2000
DM-02、DMC-27
水
アクア・サーファー
クリーチャー
6
4
リキッド・ピープル
R
2000
DM-05、DM-18
水
スパイラル・ゲート
呪文
2
3
–
C
–
DM-01,DM-06、DM-10
水
ストリーミング・シェイパー
呪文
3
1
–
R
–
DM-03
水
サイバー・ブレイン
呪文
4
1
–
UC
–
DM-01
水
テレポーテーション
呪文
5
1
–
R
–
DM-01、DM-18
デッキの基本的な部分は大阪大会の優勝デッキと同じだが(デッキの詳しい動き等は大阪大会の特報を参照してくれ!)、
独自の味付けとして
《コーライル》
や
《ソーサーヘッド・シャーク》
、
《アクア・ウィザード》
といった
高コストのクリーチャーが採用されている。
これらのクリーチャーがデッキに投入されている理由は、恐らく青単速攻の弱点である、
《予言者マリエル》
を突破するのに必要な能力を持っているからだろう。
パワー3000以上のクリーチャーが多く採用されている青単速攻にとって、
パワー3000以上のクリーチャーのアタック出来なくさせる
《コーライル》
は厄介な
《予言者マリエル》
を一時的にバトルゾーンから山札の一番上へと消し去ってくれるし、
《ソーサーヘッド・シャーク》
のパワー2000以下のクリーチャーを手札に戻す能力と、
《アクア・ウィザード》
の
クロスギアを山札の一番上に置く能力は、
《マリエル》
を守るために投入されている
《ペトリアル・フレーム》
を
突破するために大いに役立つ能力だ。
大阪大会で頭角を現した、除去ガーディアンの主軸である
《予言者マリエル》
を強く意識しつつ、
それでいて本来のスピードを失わない・・・そんな緻密な戦略が、このデッキには秘められているのだ!
○準優勝デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
自然
アラーム・ラディッシュ
クリーチャー
2
4
ワイルド・ベジーズ
C
1000
DM-12
光
予言者ラメール
クリーチャー
2
4
ライトブリンガー
UC
1500+
DM-11
闇
骨折人形トロンボ
クリーチャー
2
2
デスパペット
R
1000
DM-13
火
炎舞闘士サピエント・アーク
クリーチャー
3
4
ドラゴノイド
C
2000+
DM-11
自然
ニンジャ・パンプキン
クリーチャー
3
4
ワイルド・ベジーズ
C
2000+
DM-11
光
堅防の使徒アースラ
クリーチャー
3
4
イニシエート
C
2000+
DM-11
闇
邪口虫ラフレシア・ワーム
クリーチャー
3
2
パラサイトワーム
C
2000+
DM-11
闇
薔薇公爵ハザリア
クリーチャー
4
2
ダークロード
R
2000
DM-11
火
炎神兵ゴリアック
クリーチャー
5
1
アーマロイド
C
4000
DM-12
闇
略奪秘宝ジャギラ
クリーチャー
5
1
パンドラボックス
UC
3000
DM-11
火
スカイフレーム・リザード
クリーチャー
6
3
メルト・ウォリアー
UC
4000
DM-11
光
星雲の精霊キルスティン
クリーチャー
7
2
エンジェル・コマンド
VR
5000+
DM-12
闇
デーモン・ハンド
呪文
6
2
–
R
–
DM-01,DM-18
自然
ナチュラル・トラップ
呪文
6
1
–
R
–
DM-01,DM-18
火
地獄スクラッパー
呪文
7
4
–
R
–
DM-14
白熱の決勝戦で惜しくも敗れたのは、時代を超えて活躍し続けるウェーブストライカーデッキ。
ウェーブストライカーとは、3体のウェーブストライカーが揃う事によって発動する能力を持った特殊なクリーチャー達の事。
例えば
《炎舞闘士サピエント・アーク》
は、普通ならパワーが2000の特に能力を持たないクリーチャーだが、
バトルゾーンにウェーブストライカーを持つクリーチャーが他に2体いれば、パワーが+4000されて6000になり、
アンタップしているクリーチャーをアタックできる強力なクリーチャーへと変貌するのだ。
準優勝デッキに入っているウェーブストライカーの能力は以下の通り。
パワーアップ
ウェーブストライカーを発動させる事で、一気に強力なクリーチャーへと変貌するのが、このクリーチャー達だ。
その中でも
ただでさえ強力なウェーブストライカー達が、全員揃って切り札級の強さになるのは、感動を通り越して感涙ものの状況だ。
こいつは泣けるぜ!
クリーチャー破壊
邪魔クリーチャーをなぎ払うウェーブストライカー能力を持っているのがこいつら。
勝つ時は、何処までも徹底的に勝つのがウェーブストライカー魂だ!
手札破壊
ウェーブストライカーに不可能はない!手札破壊だってお手のものだ!
でも調子に乗ってると、
《翔竜提督ザークピッチ》
が出てきたりするので注意。
クリーチャー補充
手札が尽きた時もこいつらがいれば安心!墓地やマナゾーンから、すぐさま援軍を調達してくれるぞ。
圧倒的なパワー!ブロッカーから手札破壊まで、凄まじい程多種多彩な能力!これぞウェーブストライカー!
3体揃って始めて効果を発揮するとはいえ、こんな超絶クリーチャーが後から後から出現すると言ったら、
そりゃもう悶絶するしかない。
ウェーブストライカーデッキは、ただひたすらにクリーチャーを召喚し、ウェーブストライカー達が持つ、
その圧倒的なパワーで相手を粉砕する!・・・という、分かりやすい上に強力この上ないデッキだ。
ただ、3体のクリーチャーが揃って始めて機能するため、
デッキの性質上クリーチャーを1体1体丁寧に破壊されると事にはちょっと苦しい。
しかし、ブロッカーを主体としたデッキや、真っ向から殴りあうデッキには、その持ち味を十分に生かすことが出来る。
これから先も、大会で活躍し続けるデッキタイプだぞ。
優勝 :グランド・デビル
準優勝:火水自然ドラゴン
第3位:火水自然速攻
第4位:水闇速攻
それでは、お次はレギュラークラスのデッキを紹介しよう。
ジュニアクラスが速攻なら、レギュラークラスは様々な戦略のデッキがひしめく、群雄割拠の世界!
速攻デッキから除去デッキまで、多くの種類のデッキが溢れる混沌としたフィールドがレギュラークラスの戦場となっていた。
そしてこの大混戦を制して、優勝したのがこのデッキだ!
○優勝デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
水
封魔ウェバリス
クリーチャー
1
3
グランド・デビル
C
3000
DM-19
闇
封魔エリゴウル
クリーチャー
2
3
グランド・デビル
C
1000+
DM-19
水
メディカル・アルナイル
クリーチャー
2
4
ディープ・マリン
UC
1000
DM-19
闇
スナイプ・アルフェラス
クリーチャー
3
3
ディープ・マリン
UC
2000
DM-19
水
封魔ゴーゴンシャック
クリーチャー
3
3
グランド・デビル
UC
2000
DM-22
闇
封魔メールワスプ
クリーチャー
3
3
グランド・デビル
C
1000
DM-21
水
封魔サブナハル
クリーチャー
3
4
グランド・デビル
C
1000+
DM-19
水
封魔バルゾー
クリーチャー
4
3
グランド・デビル
UC
1000
DM-19
水
魔皇バルパス
進化クリーチャー
5
3
グランド・デビル
R
7000
DM-19
闇
魔皇グレンベルク
進化クリーチャー
5
1
グランド・デビル
–
7000
DMC-35
闇
凶星王ダーク・ヒドラ
クリーチャー
6
2
ダークロード
SR
6000
DMC-13
水
超神星ネプチューン・シュトローム
進化クリーチャー
7
2
フェニックス
SR
13000
DM-21
闇
トラップ・コミューン
呪文
4
2
–
R
–
DM-19
闇
デーモン・ハンド
呪文
6
4
–
R
–
DM-01,DM-18
グランド・デビルと言えば、大阪大会のジュニアクラスでも準優勝した、不死鳥編を代表する種族デッキ。
このデッキの基本的な動きは、大阪大会の特報を参照してもらうとして、注目すべきなのはデッキに採用されている
2枚のシールド・トリガーだ。
大阪大会ジュニアクラス準優勝
東京大会レギュラークラス優勝
上のように同じグランド・デビルデッキでも、使われているシールド・トリガーが全く違う。
どちらのデッキにも呪文のコストを上げる
《封魔ゴーゴンシャック》
が入っているので、呪文である
《デーモン・ハンド》
や
《トラップ・コミューン》
はシールド・トリガーとして発動する時以外は、
《封魔ゴーゴンシャック》
の制約を受けてしまう。
《封魔ゴーゴンシャック》
がバトルゾーンにいる間は、全ての呪文を唱えるコストは2多くなってしまう。
《封魔ゴーゴンシャック》
の能力は自分の呪文にも適用されてしまうため、普通なら
《封魔ゴーゴンシャック》
を使うデッキでは極力呪文を減らすようにするはずだ。しかし、呪文がシールド・トリガーで発動した時は、
《封魔ゴーゴンシャック》
の効果は適用されない。
つまり、この二枚は明確にシールド・トリガーとしての効果を期待してデッキに投入されているのだ。
これは先日の大阪大会ではジュニアクラスとレギュラークラスで青単速攻が優勝しているため、それ意識しての選択なのだろう。
ビビっと来たらビビっと対応!
そして、惜しくも決勝で敗れたのが、このデッキ。
○準優勝デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
水/自然
電磁無頼アカシック・サード
クリーチャー
2
1
サイバーロード/
ビーストフォーク
R
1000
DM-13
水
パルピィ・ゴービー
クリーチャー
3
3
ゲル・フィッシュ
C
3000
DM-13、DMC-34
火
コッコ・ルピア
クリーチャー
3
4
ファイアー・バード
UC
1000
DM-06、DMC-27、DMC-36
火
紅神龍バルガゲイザー
クリーチャー
6
4
ボルケーノ・ドラゴン
SR
5000+
DNC-36
火/自然
無双竜機ドルザーク
クリーチャー
6
3
アーマード・ドラゴン/
アース・ドラゴン
–
7000
プロモ
火
フレミングジェット・ドラゴン
クリーチャー
6
3
アーマード・ドラゴン
C
5000
DM-22
火
紅神龍ジャガルザー
クリーチャー
6
2
ボルケーノ・ドラゴン
VR
6000
DM-08
水
アクア・サーファー
クリーチャー
6
4
リキッド・ピープル
R
2000
DM-05、DM-18
火
ヘリオス・ティガ・ドラゴン
クリーチャー
7
1
アーマード・ドラゴン
R
7000
DMC-34
火
ガルクライフ・ドラゴン
クリーチャー
7
1
アーマード・ドラゴン
SR
6000
DM-04
火
バルキリー・ドラゴン
クリーチャー
7
1
アーマード・ドラゴン
SR
7000
DMC-36
火
インフィニティ・ドラゴン
クリーチャー
7
1
アーマード・ドラゴン
R
7000
DM-22
火
超竜バジュラ
進化クリーチャー
7
2
アーマード・ドラゴン
SR
13000
DM-08、DMC-34
水
超神龍ザウム・ポセイダム
クリーチャー
7
1
ポセイディア・ドラゴン
–
13000
限定商品カード
水
転生プログラム
呪文
3
3
–
R
–
DM-10
自然
母なる大地
呪文
3
2
–
R
–
DM-10
火
地獄スクラッパー
呪文
7
4
–
R
–
DM-14
一見、普通のドラゴンデッキかと思わせておいて、このデッキはかなりの意欲作だ。
なにが意欲的なのかというと、デッキの基本となっているのはスーパーデッキゼロ・ヘブン・オブ・ドラゴンと同じ
火文明のドラゴン達なのだが、このデッキには火文明の他にも水と自然という2つの文明が投入されている。
しかもしかも、投入されているカードはマナ加速となる
《青銅の鎧》
やカード補充である
《エナジー・ライト》
ではなく、
《母なる大地》
と
《パルピィ・ゴービー》
+
《転生プログラム》
のコンボなのだ。
流石のデッキ開発部でも、この構成のドラゴンデッキは試した事が無く、未知のドラゴンデッキを前にかなり戦々恐々としたムードが開発部内に漂いかけたのだが、意外にも
《パルピィ・ゴービー》
の山札を入れ替える能力は
《転生プログラム》
とのコンボだけではなく、
《紅神龍バルガゲイザー》
や
《インフィニティ・ドラゴン》
の効果とかなり相性がいい。これなら、多い日も安心って奴だ。
さらに
《母なる大地》
と
《転生プログラム》
もバトルゾーンに出た時に〜する効果を持つクリーチャーが満載のこのデッキなら、
適当にエイヤ!ってな感じで使うだけでもかなりの効果を発揮する。
見た目は雑然としているけど、その中身はかなり綿密に計算されているってわけ。
こんな風に既にある程度完成されているデッキでも、他のデッキアイデアと組み合わせたりする事で、
デッキの改造に行き詰っているなら、是非ともこの手法を取り入れてみてはどうかな?
優勝 :マナ破壊ドラゴン
準優勝:マナ破壊ドラゴン
第3位:除去ガーディアン
第4位:光入り牙バジュラ
さあ、お待たせしました。いよいよ、最後となるオープンクラスのデッキ紹介と行ってみよう!
オープンクラスでは、ジュニア、レギュラーをさらに上回る激闘の数々が繰り広げられた。
ジュニアクラスや、レギュラークラスで大活躍した速攻系のデッキは、オープンクラスの上位には少なく、逆にマナ破壊や手札破壊といったじっくり腰を据えて対戦するデッキがその大半を占めていたぞ。そして、そんなハイレベルな大会を制したのがこのデッキだ!
○優勝デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
自然
青銅の鎧
クリーチャー
3
4
ビーストフォーク
C
1000
DM-01、DM-18
闇
停滞の影タイム・トリッパー
クリーチャー
3
2
ゴースト
R
1000
DM-14
自然
緑神龍ミルドガルムス
クリーチャー
7
4
アース・ドラゴン
R
5000
DM-20
火
ヘリオス・ティガ・ドラゴン
クリーチャー
7
2
アーマード・ドラゴン
R
7000
DMC-34
火
超竜バジュラ
進化クリーチャー
7
2
アーマード・ドラゴン
SR
13000
DM-08、DMC-34
水/火
戦攻竜騎ドルボラン
クリーチャー
8
2
アースイーター/
アーマード・ドラゴン
SR
6000
DM-24
火
クリムゾン・ワイバーン
クリーチャー
8
1
アーマード・ワイバーン
SR
3000
DM-01
自然
緑神龍ザールベルグ
クリーチャー
9
1
アース・ドラゴン
R
5000
限定商品カード
自然
フェアリー・ライフ
呪文
2
2
–
C
–
DM-06、DM-10
自然
母なる大地
呪文
3
4
–
R
–
DM-10
自然
母なる紋章
呪文
3
3
–
R
–
DM-24
水
サイバー・ブレイン
呪文
4
1
–
UC
–
DM-01
闇
スケルトン・バイス
呪文
4
1
–
R
–
DM-08
水
ストリーミング・チューター
呪文
5
2
–
R
–
DMC-27
水/火
炎槍と水剣の裁
呪文
6
1
–
UC
–
DM-13
闇
ロスト・ソウル
呪文
7
2
–
UC
–
DM-02、DM-18
火
地獄スクラッパー
呪文
7
4
–
R
–
DM-14
水/闇
英知と追撃の宝剣
呪文
7
2
–
SR
–
DM-11
戦前の予想では大阪を制した除去ガーディアン強しとの事だったのだが、
蓋を開けてみればマナ破壊をメインにおいた火自然水闇のドラゴンデッキ同士が争う決勝となった。
このデッキがマナ破壊をする様は、さながら相手の足を蹴って蹴って蹴りまくって動けなくさせるローキックの鬼!
序盤は
《停滞の影タイム・トリッパー》
で相手の動きを遅らせて、マナが揃ってきたら
《緑神龍ミルドガルムス》
や
《緑神龍ザールベルグ》
を召喚してさらに相手のマナを破壊。
そして、それでもあきらめない相手に対して、
《母なる大地》
と
《母なる紋章》
で
《緑神龍ミルドガルムス》
と
《緑神龍ザールベルグ》
を行ったり来たりさせて、さらにこれでもかとばかりに相手のマナを削り取っていくのだ。
このマナ破壊攻勢の前に、戦前に評価が高かった除去ガーディアンのような低速デッキは、このデッキにかなりの苦戦を強いられる事となった。
なぜなら、この手のデッキでは
《予言者マリエル》
を守りの主軸としているため、
《バジュラズ・ソウル》
でのマナ破壊は止められても、バトルゾーンに出たら〜という効果でマナを破壊されるのは止める事が出来ないからだ。
頼みの綱は、マナゾーンのカードが墓地に置かれるのを防ぐ能力を持つ
《光波の守護者テルス・ルース》
だが、これも
《停滞の影タイム・トリッパー》
や
《英知と追撃の宝剣》
のようなマナゾーンのカードに破壊以外の効果で影響を与えるカードには効果が無い。
こうして、相手のマナゾーンをこまめに破壊しつつ、
展開の遅れた相手の手札を必殺の
《ロスト・ソウル》
でバッサリと切って落とし、無人の荒野となったバトルゾーンにマナ破壊とフィニッシャーを兼任する
《超竜バジュラ》
の咆哮が響き渡るのだ!
このデッキの勝因は、速攻デッキが勝ち上がりにくく、
低速デッキが勝ち上がりやすいというオープンクラス特有の環境を読みきった、見事なデッキ選択にある。
基本的にマナ破壊カードを多く投入したデッキは、相手の展開を制限する事で有利を得るデッキだ。
しかし、コストの低いカードはマナを破壊する前に使われてしまうため、マナ破壊の効果を受けにくい。
故に、コストの低いクリーチャーを大量に展開してくる速攻デッキに対しては、
この手のデッキは、その持ち味を生かす前にトドメをさされてしまう事が多いのだ。
恐らく、速攻デッキの多いジュニアクラスやレギュラークラスでは、このデッキを使ったとしても勝ち上がるのには相当難しいだろう。
だから、今回のオープンクラスの結果は、
と言っても過言じゃない。
次に大会に参加する時は、そこらへんも踏まえてデッキを作るのも一興だぞ。
ただし、裏の裏は表・・・なんて言葉もあるわけだから、
そうそううまく環境に合ったデッキを見つけられるとは限らないから注意してくれよな
さて、それじゃあ最後に、オープンクラスで火単速攻の次に多くの参加者が使っていた、このデッキを紹介しよう!
○第4位デッキ
文明
カード名
種類
コスト
枚数
種族
レアリティ
パワー
収録弾
自然
幻緑の双月
クリーチャー
2
4
ビーストフォーク
C
1000
DM-14
自然
青銅の鎧
クリーチャー
3
4
ビーストフォーク
C
1000
DM-01、DM-18
自然
式神ガーデナー
クリーチャー
3
1
ワンダー・トリック
C
2000
DM-17
水
アクア・ハルカス
クリーチャー
3
1
リキッド・ピープル
C
2000
DM-01
水
ストーム・クロウラー
クリーチャー
4
1
アースイーター
UC
5000
DM-06,DM-18
水
アクア・リバイバー
クリーチャー
4
1
リキッド・ピープル
R
1000
DM-10
水
コーライル
クリーチャー
5
1
サイバーロード
C
2000
DM-02、DMC-27
火/自然
無頼勇騎ウインドアックス
クリーチャー
5
1
ヒューマノイド/
ビーストフォーク
UC
2000
DM-10
自然
大勇者「ふたつ牙」
進化クリーチャー
6
2
ビーストフォーク
SR
8000
DM-02、DMC-27
水
アクア・サーファー
クリーチャー
6
2
リキッド・ピープル
R
2000
DM-05、DM-18
火
ボルベルグ・クロス・ドラゴン
クリーチャー
8
2
アーマード・ドラゴン
SR
7000
DM-14
火
クリムゾン・ワイバーン
クリーチャー
8
1
アーマード・ワイバーン
SR
3000
DM-01
光
光神龍スペル・デル・フィン
クリーチャー
9
2
アポロニア・ドラゴン
VR
6000+
DM-22
光/火
血風聖霊ザーディア
クリーチャー
9
1
エンジェル・コマンド/
メルト・ウォリアー
–
5500
プロモ
光/火
機動聖霊ムゲン・イングマール
クリーチャー
11
1
エンジェル・コマンド/
アーマロイド
SR
11000
DM24
火
バジュラズ・ソウル
クロスギア
5
3
–
SR
–
DM-15
水
エナジー・ライト
呪文
3
3
–
C
–
DM-06、DMC-27
自然
母なる大地
呪文
3
4
–
R
–
DM-10
水
サイバー・ブレイン
呪文
4
1
–
UC
–
DM-01
水
トリプル・ブレイン
呪文
5
1
–
R
–
DM-14
水/火
炎槍と水剣の裁
呪文
6
1
–
UC
–
DM-13
火
地獄スクラッパー
呪文
7
2
–
R
–
DM-14
いわいる牙バジュラズと呼ばれるデッキの最新版がこのデッキだ。
基本的な動きは
《青銅の鎧》
や
《幻緑の双月》
、
《無頼勇騎ウインドアックス》
といったマナ加速クリーチャーでマナを増やしつつ、
《エナジー・ライト》
、
《サイバー・ブレイン》
、
《トリプル・ブレイン》
で手札を補充。
そして最強のクロスギアとの呼び声も高い
《バジュラズ・ソウル》
を、クリーチャーにクロスさせて相手のマナを破壊しつつシールドをブレイクするというものだ。
もし、上記の攻勢を凌いだとしても、マナ加速から繰り出される
《母なる大地》
で、息つく暇も無く
《光神龍スペル・デル・フィン》
や
《血風聖霊ザーディア》
、
《機動聖霊ムゲン・イングマール》
といった超ド級の切り札軍団が次々にバトルゾーンへと姿を現してくるからたまらない。牙バジュラズは一瞬たりとも気が抜けないデッキなのだ!
とまあ、こんな風に前半、中盤、後半、全てのタイミングで安定した強さを発揮する超高性能なデッキが、
この光入りの牙バジュラズだ。
まだ対戦した事が無いなら、このデッキリストを見てよーく研究しておく事をお勧めするぞ。
というわけで、今回の特報はここまで。
夏は終わってしまったけど、デュエルはまだまだ熱くなる一方だ!
秋もデュエルで熱く盛り上がっていこうぜ!
それじゃあ、また次回!
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