白石隼也の映画コラム

『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』~白石隼也・映画コラム~

2011/05/19


BUTAKOME
(c)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

どうもこんにちは。白石隼也です。 お待たせしました。(待ってない?)映画コラム、第二弾です。

今日紹介する映画は
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生 命(いのち) の 泉』。

おいおい、白石くんよ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんて君に紹介されなくたって知ってるし観るさ。

ああ、いえ、そうなんですけど、僕、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の大ファンで、今回このタイミングで新作が公開されるということで、いいことを思いついちゃったんです。映画コラムを書くという口実で、ジャパンプレミアに行ける!!と。

てなわけで本当に行かせて貰って来ました。えへへへへ。
(もちろん、コラムもちゃんと書きますのであしからず)

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ざっくり物語を説明すると、かつて愛しあった女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会し彼女に騙されたジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が、伝説の海賊・黒髭(イアン・マクシェーン)の船に乗せられ、彼らと一緒に永遠の命を手に入れることができる『生 命の泉』を目指す航海に出るというもの。

ん?なんか足りなくない? と思った人も少なくないでしょう。そうです、(すでに知っている人も多いと思いますが)今回のシリーズにはいつものあの二人は出てきません。そう、パイレーツのさわやかイケメン担当ことオーランド・ブルームとパイレーツたちの目の保養担当ことキーラ・ナイトレイ。
さらに言うと、出演者だけではなく実は監督もこれまでの三部作を指揮したゴア・ヴァービンスキーから『シカゴ』『NINE』などを手掛けてきたロブ・マーシャルに変わっています。

いくらプロデューサーや脚本家、その他スタッフ陣が同じといえ、監督が変われば映画全体の雰囲気というか色は少なからず変わるわけで、これまでのシリーズを何度何度も見返している僕は気付いちゃいました。
特に感じたのは、これまでのシリーズよりリズミカルにストーリーが展開される構成になっていたのでディズニー・ランドのアトラクション『カリブの海賊』に乗っているかのような気分を味わえたこと。
逆に、ちょっと残念だったのが、ジャック・スパロウを含め各キャラクターたちの個性を出す場面が少なかったせいか、なかなか入り込めないシーンも多かったこと。「むかつく連中だがどこか愛嬌がある海賊たち」という本作の決まり事みたいなものもあまり感じれらなかったかなあと。

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しかししかし、なんやかんや言ったってこの映画は『パイレーツ・オブ・カリビアン』なのである。
莫大な制作費を投じた、そのスケールのデカさは半端じゃない。この潤沢な資金がもたらすものは、豪華な役者陣をキャスティング出来ることや美味しいお弁当が出ることだけではなく、世界中から優秀なスタッフ陣を集められることも含まれるのです。
衣装、メイク、音楽、編集、撮影、VFX、アクション、舞台セット、ロケーション、大道具、小道具などなど、どのセクションを見てもユーモアやこだわりが感じられてとっても素敵だと思います。VFXの技術なんか本当に凄いよ。CGがあまりにも自然過ぎて、その映像がVFXで作られていることをつい忘れちゃうもんね。

そしてそして、本シリーズの支柱。
最大の魅力は、(僕の永遠のアイドル)
ジョニー・デップ扮するキャプテン・ジャック・スパロウでしょう。
監督ではなく、ジョニーが変わってしまったらそれは間違いなく『パイレーツ・オブ・カリビアン』ではなくなるだろうね。本作では、黒髭の登場のおけげでキャプテンとしてのジャックは見られないけど、それでも随所にその魅力を見せてくれます。もう最高。

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ジョニーいわく、このジャック・スパロウというキャラクターはローリング・ストーンズのキース・リチャーズ(本シリーズでは、ジョニーの懇願によりジャックの父親役として出演)を参考に役作りをしたらしいんだけど、その理由がまた粋でさ。
「海賊は、現代のロックスターだ」、「自由を愛するところとか似ているよね」なんですって。もちろん、ジョニーの誰にも真似できないコミカルな演技もさることながら、ロックスター風でありながら決していやらしくない衣装やメイクも注目してほしい所だよね。ちなみにプチ情報だけど、ジャックが腰から下げている白地で赤線が入った布があるんだけど、その布はトルコの農民が作ったもので。第一部の撮影が終わったときに紛失しちゃったらしいんだけど、第二部、三部の制作が決まってからその農民の人を探し出してもう一度作ってもらったんだって。レプリカを作っちゃえば一瞬で済む話だからね。まぁ、そういうことです。

あと、個人的に是非とも注目してほしいのが、本シリーズ初の日本人俳優松崎悠希さんというお方。面識があるわけでも何でもないんですが、日本でのキャリアはなくアメリカでゼロからスタートし実績を重ね、『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出演された方で。その生き様に魅せられ、ファンになってしまったわけです。(俺も出たいー)

以上。

それでは是非、映画館で!

追記

ふぅ。公開までに間に合ったぜ。
よかったよかった。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』もオススメなんだけど、
今週の土曜(21日)は『Butakomeトーク&ライブ』もあるよん。

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BUTAKOME
白石隼也
俳優
神奈川県出身。1990年8月3日生まれ。
2007年「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、芸能界デビュー。4月23日公開「GANTZ」に出演。夏には映画「スノーフレーク」が公開される。4月からは「ヒルナンデス!」(日テレ系)金曜サブMC担当として出演。趣味・特技 : サッカー、スノボー、サーフィン、フットサル
※公式ブログはコチラから

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『パイレーツ・オブ・カリビアン

   -生 命(いのち) の 泉-』

5月20日(金)全国ロードショー
3D同時公開!

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