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Vol.4 〜極めろ!スーパーデッキ ゼロ・デュエル!!龍聖バイオレンス!
日本の夏はスーパーデッキの夏!
みんな、スーパーデッキ・ゼロ・デュエルで盛り上がっているか!?
勿論開発部も、このスーパーデッキ・ゼロ・デュエルの特殊なフォーマットを徹底解明すべく、
日夜10枚のカードの入れ替えに心血を注いでいる状況だ!

今回は、そんなスーパーデッキ・ゼロ・デュエルのために開発部が作成した、特製デッキを紹介するぞ!
スーパーデッキ、バイオレンス・エンジェルにさらなる強化を施したデッキ・・・、その名も龍聖バイオレンスだ!


○龍聖といえば・・・?

デッキ名にもある龍聖という単語。
みんなも聞き覚えがあるんじゃないかな?
流星?ノンノン!隆盛?それも違う!
そう!龍聖とは何を隠そう
龍聖霊ウルフェウスの事だ!

龍聖霊ウルフェウス
この龍聖霊ウルフェウスの能力は、
手札にあるシールド・トリガー付きの呪文をコストを
支払わずに唱えられる
というものだ。
何故、このカードがバイオレンス・エンジェルに入るのか?
その答えはバイオレンス・エンジェル最大の必殺技である、
ヘブンズ・ゲートにある!

ヘブンズ・ゲート手札にある光のブロッカーを2体まで、
バトルゾーンに出す事が出来る
呪文だ。
このヘブンズ・ゲート龍聖霊ウルフェウスの能力で
発動させれば、一瞬のうちに3体もの切り札級クリーチャーが
バトルゾーンに姿を現す
ことになる!
まさに超ド級の威力を秘めたコンボなのだ!
ヘブンズ・ゲート




○決めろ!龍聖バイオレンス

このコンボは確かに強力だが、それなりに課題となる部分がある。
この課題を10枚のカードを入れ替える事で、クリアしなくてはならないわけだ。
その課題とは以下の2つ!


課題その1:相手の対戦カードを乗り越えろ
通常のデュエルなら3体のエンジェル・コマンドがバトルゾーンに降臨すれば、勝負ありのはず。
だが、しかし!
このデッキを使うのは、特殊なフォーマットであるスーパーデッキ・ゼロ・デュエル。 
相手もヘブンズ・ゲートに備えて、大量のブロッカー破壊を投入してくる事は、予想してしかるべきだ。
もし、そんな状況でコンボを決めても、その優位はまさに一瞬で崩されてしまう。
そんな風に相手と友情クロスを決めて、がっちり握手したいなんて奇天烈な事でもなければ、
まず、この課題を乗り越えなければならないだろう。

解決策:質と量で上回れ
この課題を解決すべく、開発部でも様々な方法でブロッカー破壊への対策方法を検討してみた。
その結果、導き出された結論は一つ!
その結論とは「破壊される数を越えるブロッカーをバトルゾーンへ出す」だ!
当初は闇文明を混ぜて手札破壊使うという手段を考えていたのだが、10枚という限られた枠で闇文明を混ぜようとすると、
どうしてもデッキに無理が生じてしまいうまくいかなかった。
となれば、二兎追うものは一兎も得ずという格言にあるとおり、対策カードよって二つのデッキに勝とうとするのではなく、
バイオレンス・エンジェルの利点であるヘブンズ・ゲートを最大限に活用する事で、相手を対策カードごと踏み砕くのが最良!
そこで、開発部としては天海の精霊シリウスと並ぶエキセントリックな切り札となる、強力ブロッカーを探す事とした。
そこで発見したのがこいつだ!

閃光の求道者ラ・ベイル
グレイト!
走攻守兼ね備えたクリーチャーとはまさにこいつの事!
天海の精霊シリウス光翼の精霊サイフォスの2体に加えて、
この閃光の求道者ラ・ベイルがいるとなれば
流石に相手の対策カードも尽きるはずだ。



課題その2:コンボに必要となるパーツをそろえるべし
このコンボには、龍聖霊ウルフェウスヘブンズ・ゲート光のブロッカー2体という計4枚ものカードに加え、
墓地にエンジェル・コマンドかドラゴンがあることが必要
になる。
あったりまえだが、普通にやっていても揃うまでにデュエルは終わってしまうだろう。
そこで頼りになるのが、水文明のチーム手札補充達だ。
幸いな事にバイオレンス・エンジェルにはエナジー・ライトトリプル・ブレイン
さらには殿堂カードであるアクアンサイバー・ブレインまで入っている。
これら大量の手札補充カードを駆使すれば、上記の4枚を手札に揃えるのは比較的簡単になる。
ただ、課題1でも書いたとおり、相手も当然このコンボの存在は念頭においてカードを入れ替えてくる。
つまり1発のヘブンズ・ゲートで勝負が決まるとは限らないわけだ。

解決策:山札と墓地を活用すべし
で、逆立ちしたり座禅組んだりして必死に考えた末、ここは長期戦を見据えて
ヘブンズ・ゲートを複数回撃てるようにする必要があると、開発部では判断した。
では、ヘブンズ・ゲートを複数回撃つためにはいったい何が必要なのか?
ブロッカーはかなりの量が投入されているため、そうそう困るとは思えない。
つまり、この課題の最大の焦点はヘブンズ・ゲートを如何に手札に持ってくるかという事になるのだ!
そういうわけで、開発部では試行錯誤の末、以下の2枚のカードを使ってヘブンズ・ゲートを手札に入れるようにしてみた。

ロジック・キューブ
仕組みとしては、ロジック・キューブで手札に
ヘブンズ・ゲート確保しつつ、コンボを発動させ、後に、
墓地に落ちたヘブンズ・ゲート新星の精霊アルシアで回収して
再度コンボを発動だぜイェイ!
・・・というもの。

それなりに気の長い話になるが、
意外とスーパーデッキ同士の対決は試合が長引く事が
多いので、長期戦を有利に進めるためにこういうシステムを
組み込んでおくのは実に有効なのだ。
新星の聖霊アルシア




さて、以上2つのハードな課題とバトルった末に開発部が作り出したのが、この龍聖バイオレンスだ。

文明 カード名 種類 コスト 枚数 種族 レアリティ パワー 収録弾
神門の精霊エールフリート クリーチャー 5 4 エンジェル・コマンド 4500 ヘヴン・オブ・ドラゴン
光翼の精霊サイフォス クリーチャー 7 4 エンジェル・コマンド 7000 5弾、バイオレンス・エンジェル
天海の精霊シリウス クリーチャー 11 4 エンジェル・コマンド SR 12000 5弾、バイオレンス・エンジェル
ヘブンズ・ゲート 呪文 6 4 16弾、バイオレンス・エンジェル
ホーリー・スパーク 呪文 6 2 1弾、バイオレンス・エンジェル
エメラル クリーチャー 2 1 サイバーロード 1000 3弾、バイオレンス・エンジェル
アクアン クリーチャー 4 1 サイバーロード 2000 4弾、バイオレンス・エンジェル
アクア・サーファー クリーチャー 6 2 リキッド・ピープル 2000 5弾、18弾、バイオレンス・エンジェル
エナジー・ライト 呪文 3 4 6弾、CDP、バイオレンス・エンジェル
サイバー・ブレイン 呪文 4 1 1弾、バイオレンス・エンジェル
トリプル・ブレイン 呪文 5 2 14弾、バイオレンス・エンジェル
新星の精霊アルシア クリーチャー 5 2 エンジェル・コマンド 4000 双龍誕生勝舞エディション、
バイオレンス・エンジェル
ブレイン・チャージャー 呪文 4 3 8弾
龍聖霊ウルフェウス クリーチャー 7 2 エンジェル・コマンド 6000 24弾
ロジック・キューブ 呪文 3 2 2弾、10弾、18弾
閃光の求道者ラ・ベイル クリーチャー 8 2 メカサンダー SR 8500 6弾、18弾


追加したカードは、
龍聖霊ウルフェウス×2
閃光の求道者ラ・ベイル×2
新星の精霊アルシア×1
ロジック・キューブ×2
ブレイン・チャージャー×3
の10枚。

でもって、泣く泣く抜いたカードとその理由がこれ。
風撃の求導者ラ・バイル×3
スーパーデッキ・ゼロ・デュエルは、
大型クリーチャーが基本の世界でパワー5000のクリーチャーでは歯が立たない。
そういうわけで名前が似てるラ・ベイルと交代する事に。

聖霊王アルカディアス×2
同じバイオレンス・エンジェルとの対戦でその偉大な効果がほとんど効かなくないため、残念ながら、交代。
聖霊王に敬礼!

電脳聖者タージマル×4
風撃の求導者ラ・バイルと同じくパワー不足が主な理由。
ただ、ヘブン・オブ・ドラゴンに対しては素晴らしい活躍をするので難しい所でもある。

ホーリー・スパーク×1
数合わせのため、涙ながらに。

上で説明した以外に追加されたカードとしてブレイン・チャージャーがある。
これはデッキを作っていく上で、手札補充とマナ加速の両方を補ってくれる事が判明したため、デッキに入れる事にした。
これにより最速で5ターン目にヘブンズ・ゲートが唱えられるようになったので、
従来のバージョンよりズバっとスピードが上昇しているのだ。



このデッキの理想的な流れとしては、

3ターン目:ロジック・キューブ→手札にヘブンズ・ゲートを持ってくる。

4ターン目:ブレイン・チャージャー

5ターン目:ヘブンズ・ゲート

6ターン目:新星の精霊アルシアヘブンズ・ゲートを手札に。

7ターン目:龍聖霊ウルフェウスからヘブンズ・ゲート発動!

8ターン目:バイオレンス開始!

という感じだろう。
勿論、そう毎回うまくいくわけではないのだが、上記のような流れを決めると、スカッとする事間違いなし!
是非ともスーパーデッキ・ゼロ・デュエルで、スカッとしたい人にはお勧めのデッキだ。
え?ドラゴンの方がスカッと出来る?
いやいやいや、このデッキで得られるのはヘブン・オブ・ドラゴンとはまた違った爽快感だから、比べてもらっては困るぞ!


そういうわけで、みんなもこのデッキのバイオレンスっぷりを存分に楽しんでくれよ!
それでは、また次回!
TM & © Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids