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極神編、という名を見れば分かるように、なんてたってその目玉はゴッド、つまり「神様」だ。
コロコロやらCMで、繰り返しかっちょいい合体シーンを見せつけられれば、そりゃ一度は試してみたくなるのが人情ってもの。
でも、あれれ?試してみたけどなかなか神様っぽく活躍できないよ!なんてことも時にはあるかもしれない。
でも、ちょっと待って欲しい。それはまだまだゴッドへの愛が足りないんだ。ゴッドの力、侮ると大変なことになっちゃうんだぜ。

今回紹介するのは、相手のあらゆる行為を却下する「神の審判」を下すデッキだ。
一度このデッキが本領を発揮してしまえば、相手にできることはただゴッド様に頭を垂れるだけという
非常に恐ろしい威力を秘めている。

でも、その前に。まずはお復習いから始めよう。何事も基本は大事。

ゴッドとは何か!?
G・E・レオパルド G・A・ペガサス極神編で新登場した種族、それがゴッドだ。
全てのゴッドは、「G・リンク」という新能力を持っている。

G・A・ペガサスには、こう書かれている。
G・リンク《G・E・レオパルド》の右横(バトルゾーンに
自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。
リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)を持つ
1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、
どちらか1枚を選ぶ)

つまり、バトルゾーンに自分の《G・E・レオパルド》がいる時に、
《G・A・ペガサス》
を出せば、
ガッチーンと合体(G・リンク)させることができるわけだ。
ちゃんとどっちが左でどっちが右かって書かれているので、
その通りに並べてやればいい。絵がくっつくようになっているからどっちがどっちかは直ぐに分かるはず。
リンクしたゴッドは、色々とゴッドな存在。どの辺がゴッドかって言うと。

リンクしたゴッドは、一体のクリーチャーとして扱われる!
リンクしたゴッドのパワーは、二枚のカードの合計! 例えば、レオパルドペガサスなら、4000+3000=7000!
リンクしたゴッドは、それぞれの能力を持つ!
リンクしたゴッドは、召喚酔いしない。何故ならゴッドだから!

で、ここからが更にゴッド!

バトルゾーンを離れる時は、どちらか一枚を選ぶ。つまり、バトルで負けたり、デーモン・ハンドを使われたり、
アクア・サーファーにゴッドが狙われた場合、両方を破壊したり戻したりする必要はない。
どちらか片方だけでいいのだ!
同じ2枚のカードを使っていても、ここが進化獣と違うところ。損失が片方だけですむから、立て直しも簡単なわけだ。
(※レオパルドペガサスの場合は、リンクしてれば選ばれないので、
  デーモン・ハンドサーファーに選ばれることもない!)

さすがはゴッド!

神にそむく者に、災いあれ! 邪道神キキ & 外道神カイカイ
邪道神キキ 外道神カイカイ
キキカイカイ。リンクしてない状態だとたいして強くないけれど、これがリンクするとかなり凄い怪物に変身する。
なにしろ、「ブロックする」か「相手が呪文を唱える」と一枚引けちゃうし、
引くと「相手はカードを捨てなきゃいけない」のだ。
つまり、キキカイカイされ居れば、ただそれだけで無限のアドバンテージが得られちゃうわけ!こりゃ凄い。

でも、そこまでだったらカードを読めば分かる話で、
わざわざ記事にする必要はない。重要なのはここからだ。
まずは、コイツを見て欲しい。

天恵の精霊アステリア 相手がカードを引く
アステリアの能力でカードを引く
キキカイカイの能力発動!
→相手が引いたカードを捨てる!

おぉ、こりゃ凄い。ということは、相手が
《サイバー・ブレイン》《エナジー・ライト》なんかで
カードを引いた場合、それを無効化できるってことだ。

んー、でも、これだとターンのはじめに引いたカードは
見逃しちゃうのか。ゴッドにしては中途半端だ。
もっと他に何か…
ん、待てよ! その時、開発部の一人が絶叫した。
「たたたた大変です! もう一度よくカード名を見て下さい!」

な、なに? カード名は、
邪道神キキ、そして外道神カイカイ

「その中に… 明確なメッセージが込められているんです!!」

な、なんだってー!?

合体するとキキカイカイ…

キキカイカイ…

キキカイ…

キカイ…
 
 
キカイヒーロー!?

きたきたきたきた!これでキキカイカイは完璧ゴッドに昇格だ!相手がカードを引いた瞬間、テクノバスターの能力が発動、
その力はキキカイカイへと伝えられ、相手が引いたカードは、全てそのままポポイのポイ!
しかもしかも、相手のターンに捨てているので、《翔竜提督ザークピッチ》《緑神龍アーク・デラセルナ》といった
「相手のターンに捨てられたら」シリーズに引っかかることはない。さすがはゴッッッッッッド!

さて、目的は定まったが、実はこれがなかなか難しい。
この完璧ゴッド・コンボを成立させるには、バトルゾーンに5マナクリーチャーを2体に、
7マナクリーチャーを1体揃えなければならない。しかも、どれか1体が欠けても完璧ゴッド・コンボは発動しないのだ。

だが、幸いなことに3枚のパーツには全て「カードを引く力」が備えられている
ブロックで引けるキキ、相手の呪文で引けるカイカイ、相手が引けば引けるテクノバスター
(能力の強さは、テクノバスター>カイカイ>キキ)。なので、3枚揃えるのは実はそう難しい話じゃない。
問題は、どう場に残しておくか。そして、どう揃うまで耐えるか。の二本立て。

で、できたのがこんなデッキ。

文明 カード名 種類 コスト 枚数 種族 レアリティ パワー 収録弾
水/闇 腐敗電脳メルニア クリーチャー 2 4 リキッド・ピープル/
ゴースト
U 1000 DM-10、
ビートスラッシュ
ブラッディ・イヤリング クリーチャー 2 4 ブレインジャッカー C 4000 ベスト・チャレンジャー
ディオーネ クリーチャー 3 1 シー・ハッカー V 3000 DM-14
アクアン クリーチャー 4 1 サイバー・ロード R 2000 DM-4
解体人形ジェニー クリーチャー 4 1 デスパペット C 1000 DM-16
炎獄の剛魔ビルギアス クリーチャー 5 2 デーモン・コマンド R 1000 DM-24
邪道神キキ クリーチャー 5 3 ゴッド R 3000+ DM-24
外道神カイカイ クリーチャー 5 3 ゴッド R 4000+ DM-24
アクア・サーファー クリーチャー 6 2 リキッド・ピープル U 2000 DM-5、DM-18、
ビートスラッシュ
コマンダー・テクノバスター クリーチャー 7 3 キカイヒーロー V 6000 DM-20
エナジー・ライト 呪文 3 2 C DM-6、CDP
クローン・バイス 呪文 3 4 U DM-12
デス・スモーク 呪文 4 3 C DM-1、DM-6、DM-10、
ベスト・チャレンジャー
リバース・チャージャー 呪文 4 1 C DM-8
サイバー・ブレイン 呪文 4 1 U DM-1
デーモン・ハンド 呪文 6 4 R DM-1、
ベスト・チャレンジャー、
ビートスラッシュ
ノーブル・エンフォーサー クロスギア 4 1 R DM-11

コンボパーツ
邪道神キキ
  ブロックすると1ドロー。パワーが低く、フレイムバーン・ドラゴン等に狙われやすい。
  必要がなければなるべくカイカイの後、もしくは手札破壊で相手の手札を無くしてからで。

外道神カイカイ
 相手の呪文で1ドロー。キキ同様、フレイムバーンには注意。
 ただし、呪文をびしばし使ってくる相手には激効き。呪文で死ぬ分にはアドバンテージを失わないので気にせずに。

コマンダー・テクノバスター
  俺のドローは俺のもの。お前のドローも俺のもの。ジャイアン理論はいつだって最高! 

防御パーツ
ブラッディ・イヤリング
 序盤用の定番ブロッカー。何をブロックしても死んじゃうけれど、軽いんだから贅沢は言えません。

腐敗電脳メルニア
色マナを安定させつつ、相打ち強制してくれる便利な一枚。こっそり《螺神兵ボロック》対策も兼ねてたり。

ディオーネ
 敵のスピードアタッカー獣を落ち着かせる鎮静剤。まーまーどーどー。

ノーブル・エンフォーサー
 パワー2000以下をシャットアウトしてくれる便利クロスギア。お守り的に。

炎獄の剛魔ビルギアス
 その真価は火文明とのタッグにこそあるわけだけど、闇文明だけでも頑張って働いてくれる健気なデーモンコマンド。
 相手がパワー1000を使っているなら、上手くやれば2対1交換も可能。

使い方
1.まずは我慢。序盤は本当に耐える時間帯。とにかくなんとな生き延びて、ゴッド様の降臨を待とう。
  もし2ターン目にメルニアを召喚したとしても、はやる気持ちを抑えて、ゴッド待ちで。

2.中盤は、手札バトル。各種ドロー呪文&クリーチャーや、手札破壊などを使い、相手より有利な状況に持ち込もう。
  勿論、相手の攻勢が続いているようなら除去やブロッカー召喚も忘れずに。

3.いよいよ、下ごしらえ開始。呪文で引けるカイカイか、何でも引けるテクノバスターを初号機として。

4.ゴゴゴゴゴーッド! G・リンクさせたキキカイカイと、テクノバスターを揃えよう!
  こうなればもう何でもやり放題のし放題! 思う存分ゴッドの強さを堪能するのだ!


というわけで、DMデッキ開発部特報第一回、いかがだったでしょうか!
今後も、週一回程度のペースで様々なデッキを紹介していく予定。今回は、ちょっと守り多めのデッキだったので、
次回はガンガン攻めまくるデッキにしたいなーと思っちょりますが、そこは開発部のテンション次第。
もしかすると、まったく方向性の違うまたもやへんちくりんなデッキになってしまうのかも。

それでは、また次回!
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