富国生命保険相互会社

フコク生命は「お客さま基点」という価値観を企業活動の原点に位置付けています。この価値観を実践するためには、「人づくり」が欠かせません。そこで、当社では「職員一人ひとりが『自発・独創・利他』を身につけること」また「個としての成長を促す職場や場をつくること」をめざし、人づくりに取り組んでいます。

1年目の研修では、生命保険の意義を理解し、自分たちの言葉で語れるようになること、そして「お客さま基点」をイメージすることをめざします。入社後約1カ月間実施される新入職員研修のメインプログラムは、「お仕事探検隊」これは地域の小学生に対し、生命保険の意義や働くことの素晴らしさを伝えることに挑戦します。

2年目には同期2人でペアを組み、訪問営業を行う「募集実習」を経験。そして3年目には、保険営業の最前線である営業所での1カ月間の実習があり、「お客さま基点」の感覚を研ぎ澄まします。4年目には新入職員の相談役を務めることで「教えることは、二度教わること」を体感し、4～7年目には研修プログラムの総仕上げとなる1年間の「経営塾」でリーダーシップを磨きます。

私が長く仕事をしていて感じるのは、リーダーの人間性やさじ加減一つで、チームはがらりと変わるということ。だからこそ「人づくり」が大切なのです。当社で採用した総合職は全員、経営塾での研修を経験します。1年間という長い期間の研修を通じてリーダーシップを身につけ、組織をリードしていく人材に成長してくれることを楽しみにしています。

当社が大切にする「自発・独創・利他」の「自発」には「自由」と「挑戦」という意味が含まれており、それを支えるのが「自立」と「自律」の精神です。また、「独創」とはリスクを恐れずに、他にないものを考え抜いて実践すること。そして「利他」とは、「誰かのために」ということであり、生命保険の精神ともリンクします。

これら3つの資質は社会人に必ず求められるものであり、社会人としてレベルを上げたい人には当社は格好のフィールドです。生命保険という世の中になくてはならない商品を広く社会に浸透させるため、リーダー志向や成長意欲旺盛な人に当社は投資を惜しみません。3つの資質の獲得に向けてチャレンジ精神が旺盛で、やり抜く力のある人、さらに個人の力を会社の力に還元し、自分と会社の成長をリンクさせたい人に期待しています。
（近藤 健／執行役員・人事部長）