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宇宙服と船内が劇的進化のわけ…野口聡一さんが解説[2020/11/16 23:30]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000198632.html

野口聡一さんら4人の宇宙飛行士を乗せた民間企業『スペースX』の新型宇宙船『クルードラゴン』が日本時間16日午前9時27分ごろ、アメリカ・フロリダ州から打ち上げられました。今回、野口さんが着用している宇宙服は、別名“スターマン”と呼ばれています。デザイナーは、ハリウッドで活躍していたホセ・フェルナンデスさんで、映画『ワンダー・ウーマン』『ウルヴァリン』『キャプテン・アメリカ』のキャラクターデザインをした人です。
注目したいのがグローブ部分。旧型の手袋は外すスタイルでしたが、一体型となり指先をめくることができます。
野口聡一飛行士:「(旧型は)手袋は外すスタイル。ジョイント部分が、かなりガッチリした金属。あと、かなり大きな空気調整バルブ、金属の大きいのが付いているので重たかった」
宇宙服は、デザイン、大きさや重さ性能も劇的に変化しています。変化はロケットも同じです。スペースシャトルと比べると、コックピットはすっきりし、操縦のほとんどがタッチパネルで行えるようになっています。グローブもこのためです。将来的には、月や火星に民間人を宇宙旅行させるのが目標のため、船内にはトイレも完備されているといいます。
野口聡一飛行士:「黒電話からスマートフォンに変わったような衝撃。近未来という感じだ」
スペースシャトルが引退したのが2011年。それ以来、アメリカが自前で宇宙に有人ロケットを打ち上げることはありませんでしたが、スペースXの力を借りて、9年ぶりに宇宙開発の第一線に戻ってきました。今後も、ISS=国際宇宙ステーションに関係する打ち上げにはスペースXのロケットが使われていくことになります。
NASA=アメリカ航空宇宙局・ブライデンスタイン長官:「きょうの成功でスペースXのロケットは開発、試験の段階から実用段階に移り、本物の商業宇宙船となった」

(C) CABLE NEWS NETWORK 2020

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