野上農水大臣へ緊急要望 (11月16日)

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香川県において発生した高病原性鳥インフルエンザに係わる対策について、野上浩太郎農林水産大臣に対し、香川県選出国会議員一同で要請いたしました。(小川淳也事務所)

1 高病原性鳥インフルエンザの発生農家及び移動・搬出制限を受けた農家に対して、万全の経営支援措置を講じること。特に、融資措置については新型コロナウイルスによる影響も踏まえて柔軟に対応するとともに、養鶏農家に対して経営支援対策に関する情報を速やかに周知すること。
2 経営に影響が大きい移動・搬出制限が早期に解除されるよう、防疫措置を短期間で完了できる体制を整備するとともに、積極的疫学調査等によりこれ以上感染が拡大しないよう、万全を期すこと。
3 関係府省庁と連携して、生産者、消費者、流通業者等に対して、正確な情報を迅速に伝え、風評被害の防止に努めること。
4 副大臣及び専門家等の派遣により、香川県と緊密な連携を図り、国として全面的な財政支援及び技術的支援を行うこと。
5 早期の感染経路の解明と予防対策を確立すること。養鶏農家等に対して、本病の発生予防のための指導を行うとともに、消毒資材の購入や鶏舎の改良などの予防資材等に対して助成すること。
6 全国の都道府県に対し、本病の早期発見及び早期通報を徹底すること。
7 一時停止している家きん肉及び卵の輸出について、相手国との協議を通じて早期の輸出再開を目指すこと。

朝日新聞政治部オンラインイベント

どうしたら強い野党が作れるのか。
11月14日(土)14:00より、朝日新聞政治部のオンラインイベントにリモート出演いたします。
事前に申し込みをいただければ、どなたでも参加でき、小川への質問も可能のようです。
皆様からの質問に、直接お答えいたします。(小川淳也事務所)
https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11002764

今夜は小川淳也がじっくり語ります! ~テキスト配信 その21~

小川淳也が5月26日に、3時間半に渡りyoutubeでライブ配信を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=GGEGZxc3vAE&t=3s

順次、その時のテキストをこのブログで紹介いたします。(小川淳也事務所)


「今夜は小川淳也がじっくり語ります!これまでの政治、コロナ後の社会」

~その21「日本改革原案」について~

2:00:33秒頃
拙著をお読みくださった方、ありがとうございます。
ちょっと今日持ってきたんですけれども、これは6年前に渾身の力を込めて30代の私を支えてくださった5人、10人、15人と3年ぐらいかけて議論して作った本なんですね。
あらゆる分野について、いま申し上げたような思想、哲学的な背景も含めて、本当に書き切りました。
だけど当時、私はこの本を出版するのが本当に怖かったんですよ。
もう震え上がっていたんです。
なぜかというと、不都合な話もいっぱい入っているからです。
悩んで悩んで本当に出版しようか迷ったときに、私はなぜ迷っているのだろうと自問自答したときに、はっとしたんですよ。
国民を信用しきれていないんだと思ったんですね。
国民は依然として口に甘い話、耳ざわりのいい話を求めているから、仮に真実だとしても耳障りのする話、口に苦い薬を飲もうじゃないかという政治家は票を減らすし選挙で生き残れないという邪な心が私の中に働いたんですよね。
そのことに気づいて愕然としたんですよ。
それで、その国民を信用しきれていない政治家を、国民が信用するはずないじゃないかと思ったんですよね。
なので、そのときもそうでした。
もう、どうなろうと本望だと思って出版したんです。
だから全分野、極めて歴史と本質に遡って、データを集めに集めて、議論しつくして、あらゆる日本の将来像、世界の将来像を描き切っています。
ただしこのときなかったのは、やっぱりMMTの議論とか、細心の議論はなかったんです。
だからそこまでフォローはできていないのですが、お読みくださったこの質問の中で、「財政政策やプライマリーバランス重視、緊縮のお考えを持っている
んですか」とあるのですが、そうではありません。
私の目的とすべきは財政再建ではなく、とにかくこの下り坂の極めて難しい時代に、政治への信頼を原動力として、話し合いながら、支え合いながら、安定して次の持続可能社会へと向けて社会を主導したい、引導したい、引率したい、
という動機しかありません。
でもいま、この本はもうなくて、アマゾンとかだと、だいぶ中古で高値がついているということで本当にありがたいことなんですが、申し訳ないことです。ちなみにひとつだけ、しょうもないことなんですが、私はこの本を出版するとき、出版社の方からいくつかは買い取ってくださいと言われて買い取ったのですが、印税はどうしましょうと聞かれて辞退したんです。
印税をいただくわけにはいかないし、欲しくもないし、もし印税で150円私にくれるぐらいなら、その分値段を下げてくださいと出版社にお願いをして、そのときからそういう思いというのか志というのか、そんなゆとりがあるのだったら一人でも多くの人に見ていただきたいという思いでした。
もし都合がつく方がいらっしゃったら、お手に取っていただけるとありがた
いです。

議院運営委員会 (11月5日)

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今日の議院運営委員会理事会で、新型コロナウイルスのワクチン接種を迅速に普及させるため、ワクチン接種で健康被害が生じた場合、企業の損害賠償を国が肩代わりするなどの改正を含む、予防接種法改正案を10日の本会議で審議入りする日程で合意しました。菅総理と田村厚生労働相が出席し、趣旨説明と質疑を実施します。
JR連合国会議員懇談会に出席しました。(小川淳也事務所)

論戦スタート (10月28日)

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今日から各党の代表質問が始まりました。菅内閣発足後の本格論戦がスタートです。(小川淳也事務所)

臨時国会召集 (10月26日)

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臨時国会が招集されました、会期は41日間、12月5日までです。十数本の法案が審議される予定です。
小川は、今国会では議院運営委員会の野党筆頭理事を務めます。本会議でしっかり議論する法案を増やし、重要広範議案の採用に努力したいと思っています。(小川淳也事務所)

今夜は小川淳也がじっくり語ります! ~テキスト配信 その20~

小川淳也が5月26日に、3時間半に渡りyoutubeでライブ配信を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=GGEGZxc3vAE&t=3s

順次、その時のテキストをこのブログで紹介いたします。(小川淳也事務所)


「今夜は小川淳也がじっくり語ります!これまでの政治、コロナ後の社会」

~その20 真の政治主導とは~

1:55:05秒頃
これも大事な問いですね。
「本来実現したかった政治主導とはどういう形ですか。その理想と、安倍政権が進めている政治主導との根本的な違い」、これは良い質問ですね。
民主党政権のときに、やっぱり多くの幹部の方々が政治家だけで集まって電卓をたたいて決めて、それを官僚にやれという手続きを取っておられました。
それは私は間違っていると思っていました。
やっぱり官僚も人の子なんです。
なので、願わくば理解をしたい、そして納得をしたいわけです。
ですから、会社における経営陣の役割と一緒で、社員にやたら命令したって無理ですよね。
やはりなぜそうするのか、そのときにどういうリスクがあるのか、そしてその責任を誰が負うのか。
それを明確にして官僚に説明をして説得をし、納得を得られたうえで自発的・自主的に存分に動いてもらう。
これが理想的な政治主導、政治のリーダーシップだと思います。
つまりそこには会社の役員と社員と同様の、緊張関係もあっていいんですが、それに勝るとも劣らぬ信頼関係があるということです。
私はさっき申し上げた議員年金のときに、分析はしてください、プランは出してください、と言いました。
しかし私の責任において議長会と交渉し折衝し、自民党から共産党まで各党を自分の足で歩いて説得するその役割は、私が引き受けると言いました。
だからこそ役所の、当時は先輩方でしたけれども、ついてきてくださったと思っています。
ですから、政治家が負うべき責め、果たすべき責任を等身大で引き取り、そしてそれを、言わなくてもわかるだろうではなくて、役所の担当者にきちんと事を分けて説明し、説得し、納得感のある解を見出し、そして政治家と実務家で二人三脚で物事を前に進めていく。
これが理想的な政治のリーダーシップだと思います。
安倍さんのリーダーシップは、民主党政権のときとも違うんですが、私が想像するに、かなりポストとか恩典、身内贔屓をニンジンとしてぶら下げた利益誘導型のリーダーシップなのではないかと思います。
そこに根本的な信頼関係だとか、根本的なこの国を良くしようという志の絆に
よって結ばれた同志関係ではなくて、俺はこれをやりたい、お前はそれをサポートしてくれ、ついては次のポストで、次の利権で、という関係性が出来上がっているのではないかという気がしています。
だからなんでしょうね、例えば黒川さんに対しても厳しい処分をできませんでしたよね。
和泉補佐官もいまだに官邸に置いているわけでしょ。
それから柳瀬さんも処遇しましたよね。
佐川さんも長官になった。
一連の悪事に加担した人たちは、皆偉くなるんですよ。
逆にそこで貸し借りがあるので、志とか見識ではなく、利害で貸し借りがあるので、後に冷たいことができないんだと思いますね。
握られているから、借りがあるから、という気が私はしています。
だから、少なくとも私の理想とするリーダーシップの形とはずいぶん違うなという印象です。

・都知事選立候補の可能性
1:59:11秒頃
「都知事選挙に出ようと考えたことはありますか」、これはいまのところ残念ながらないです。
当時私は、地方から国を変えるんだといって知事や市長になられた先輩をたくさん見ていたんですよね。
それはそれで大事なんです。特に東京都知事となると、やはりすごい重要な仕事ですよね。
でも私は中央官庁で、国のしがらみがいかに自治体に対して縛りを利かせているかということをまざまざと見てきました。
それは法律の制約、予算の制約、本当に地方はがんじがらめなんです。
だから、地方から国を変えると言って立ち上がった知事や市長が頑張れるためにも、本当に本気で、中央で国を変える人が必要だと思ったのが私の原点なんです。
いまもその思いはいささかも変わっていませんし、状況も変わっていません。そういう気持ちがあります。

築地朝塾ライブ配信 (10月20日)

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CIMG5063本日朝、一般社団法人 築地朝塾にて、講師として塾生にライブ配信を行いました。菅政権の評価や合流新党の課題などをお話しし、また塾生からの質問に答える形で、充実したディスカッションの場となりました。平本塾長をはじめ、スタッフの方々に感謝いたします。(小川淳也事務所)

今夜は小川淳也がじっくり語ります! ~テキスト配信 その19~

小川淳也が5月26日に、3時間半に渡りyoutubeでライブ配信を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=GGEGZxc3vAE&t=3s

順次、その時のテキストをこのブログで紹介いたします。(小川淳也事務所)


「今夜は小川淳也がじっくり語ります!これまでの政治、コロナ後の社会」

~その19 私の最優先課題~

1:45:49秒頃
「小川さん、いまの最優先順位は何ですか」、えっと、まあいろいろやらなければいけないと思いますよ。
でも私はこの十数年一貫して、なかなか永田町で正気を保つことは容易ではないと思ってきました。
それからこの世界に長くいると、どんどん表情が悪くなる人もいるよ、と国会
に長くいる人から聞かされてもいたし、あ、そうかなとも思います。
それから一生懸命上司に取り入ろうとか、出世したいなとか、いろいろな誘惑や、捻じ曲げられたり捻じ曲がったりということがあると思うんですよね。
私はこの十数年を振り返って、やはり自分が一番優先してきたこと、最も大事にしてきたことは、最初に申し上げた親父さんや嫁さんや身近な支援者との約束であり、彼らの顔を思い浮かべながらなのですが、やっぱり私がもっよも優先すべきは、自分自身の初心とか質感とかクオリティとか、自分自身のメンテナンスをいささかも疎かにしないことなんです。
やはり何のために政治家を志したのか、何を目指しているのかを問い続けなければいけない以上、それに耐えられる自分なのか、それに値する自分なのか、それにふさわしいと自分で自分に対して思えるのか、そこは厳しく問うていかなければいけないんです。
だから私にとって常に一番優先すべきことは、もちろん国のため国民のために仕事をするのは当たり前ですよ、でも日々の作業として、日々の心得としてもっとも私自身が最優先に置くべきは、自分自身を甘やかさずに鍛え上げること、自分自身を追い詰めること、問い続けること、研ぎ澄ます、磨き続ける、それが一番の最優先事項・作業なんです。
皆さんもそろそろお疲れじゃないですか、大丈夫ですか。
私は少しクラクラしてきています。
あの、本会議で2時間演説させていただいたのをご覧いただいた方もいらっしゃいますか。
去年の3月ですが、あのとき檀上でNHKのニュースでも小川は水ばかり飲んでいると言われてすごく参ったんですけれども、それまで温めてきた思いも含めてスピーチしたのですが、あの時は、ずっと演台に立って動かないものですから、それでしゃべると過呼吸ではないけれど、脳が酸欠になってくるんですよね。
だんだん頭がくらくらしてくるというか、視界が狭くなってくるというか、そういう感じはありました。
だからあのとき本会議場の演壇で屈伸とかスクワットをしたらよかったなと思っているんですけれども、いまも足腰をちょっと動かしたほうがいいのかもしれませんね。

・官僚と政府の関係性

1:49:50秒頃
「官僚はなぜこれほど違法なことをする政府にこれほど従うんですか」、これは大事な質問ですね。
私も約10年役所にいましたから、彼らの行動原理はよくわかります。
それで、皆さまどういうふうに感じておられるかわからないのですが、本当の悪人ってそんなに滅多やたらにいるものではないんですよ。
いわば皆普通の人で、いわゆる善人なんですよね。
ただし、やっぱり上の意向に逆らうと出世から外されるので、それから家族がいるからとか何とか、自分に自分で言い聞かせる術を持っていますよね。
そうすると、上がそういう人たちだと、だんだん下もそうならざるを得なくなってくる。
それに耐えられないほどの正義感・倫理観を持っている人は、この間の近畿財務局で本当にお気の毒な事件でしたけれども、自ら命を絶たれるというようなことにまで発展するわけです。
だから官僚は必ずしもいわゆる本当の悪人ではないのですが、組織に従わざるを得ない、従うことを通して、はっきり言えば自分の保身を図っているということです。
でもそれ自体も人間の性なので、そのこと自体を責め立てることにも、ある種の同情とか共感を持ちながら、しかし私たちが手を緩めてはいけないのは、やはりその被害が彼らに及んでいる時はまだいいんですが、国民に及ぶんですよね。
その被害が国民に及ぶときには、私どもは手を緩めてはいけないと、その職責が私たちにはあるということなんです。
それでぜひ付け加えたいのは、やっぱり責任ある立場の人間が、悪気はなかったとか悪意はなかったでは済まないことが世の中にはあります。
歴史上もっとも残酷残忍非道な所業といわれているのは、やはりナチスドイツによるユダヤ人の虐殺だと思います。
もちろん事の大小や被害者の大小ではないのですが、しかしそれにしても許されない悪行だったでしょう。
しかし意外や意外、そのときにユダヤ人の連行、隔離、虐殺を遂行したのは何も悪人ばかりではなくて、いわゆる善良な普通の人びとでした。
凡庸なる人々でした。
なので極端に言えば、その一事が示す通り、責任ある立場、そして被害が外部に対して、特に国民に対して直接及ぶ方々は、もはや自らに悪意はなかったとか、故意ではなかったとか、悪気はなかったでは済まされない責任を負っていることをよくよく自覚してもらわなければいけない、と思います。
だから、若い官僚の皆さんには特に、霞が関を挙げて、いま何が都合がいいかを一生懸命探しているわけですよ。
やはりそうじゃなくて、自分の中に一片の良心があるはずです。
自分の中に、人間としての一片の価値観、価値軸、基軸とすべき判断軸があるはずなんです。
それに照らして、やっぱり役所の中の不条理とか不誠実とか不正義と常に戦って勝てというほど人間は強くないので酷ですが、せめて国民のために、と苦悩してほしい。
格闘してほしい。という思いを持っています。

今夜は小川淳也がじっくり語ります! ~テキスト配信 その18~

小川淳也が5月26日に、3時間半に渡りyoutubeでライブ配信を行いました。
https://www.youtube.com/watch?v=GGEGZxc3vAE&t=3s

順次、その時のテキストをこのブログで紹介いたします。(小川淳也事務所)


「今夜は小川淳也がじっくり語ります!これまでの政治、コロナ後の社会」

~その18 寄せられた質問 ~

・野党共闘について
1:35:55秒頃
野党共闘、もう早く私利私欲を乗り越えてやりましょうよ。
本当に、特に各党のリーダーの皆さん。
自分自身の目先のメンツとか利益とか、そんなもので国民がついてくるはずがないし、そういうものが見え隠れすると、見透かされるんですよね。
もう理屈抜きです。
基本政策だけしっかりさせて、政権をうかがう勢力、与党自民党に対して政権を変えるぞというプレッシャーを与えられる迫力のある態勢づくり、これは何よりの国家的な大儀だと思います。

・スーパーシティ構想について
1:36:49秒頃
スーパーシティ、ちょっと私も詳しくはないのですが、どこか特定の街で、大幅にいろんなIT環境とかを整えるということだろうと思います。
プライバシーなども相当なくなると聞いていますし、そういう面での心配はありますよね。
ただこれからの時代なので、強制的にここに参加させられる人が出るのは疑問を感じますが、本当にやりたい人、やってみようという形で何か実験的に先進的な取り組みを行うというのは、それをスーパーシティと呼ぶかどうか、今回の法案かどうかは別として、そういう取り組みはあるのかなという気はしています。

・小選挙区制と二大政党制
1:37:28秒頃
小選挙区ですね、そうですね。
「小選挙区において二大政党が理想だけど、いまの力関係、与野党どうですか」。
得票率は自民党が確か300を超える議席を取るときでも、投票率が5割、得票
率が4割なので20%、だから国民10人のうち2人しか投票していませんよね。それから、得票率が4割なのに6~7割の議席、選挙区でいえば8割の議席を得るということで、かなり小選挙区のドラスティックな面が強調されていると思います。
私は、これから先は少し公平に表現されるような比例代表制というのも一つの選択肢じゃないかなという気がしています。

・新党を立ち上げる志
1:38:26秒頃
「新党を立ち上げる志はありますか」、率直に、いままであまり考えたことがありませんし、自分にそれだけの実力や知名度があるとはとても思っていません。しかし、やむにやまれずして行うことはかなり、と言ったのは誰でしたっけ、西郷隆盛かな。
自分が目立とうとか、自分の邪な野心とかで飛んだり跳ねたりするようなつもりは毛頭ありません。
それからもう一つは、いまの国民民主党の存在とか、あるいは維新の会もずいぶん支持を受けていますよね。
それから、山本太郎さんも非常にいい頑張りをされていると思うのですが、一方自民党に肩を並べるような野党第一党が常に存在していれば、国民党ができました、希望の党に身売りしました、維新の橋下徹さんが注目されました、山本太郎さんが必死の思いで頑張っています、といういろいろとスピンアウトする動きはなくても良かったと思うんですよね。
自民党を常に倒せる野党第一党がしっかりしていれば。
そう言う意味では、私はよほど自分に実力なり知名度があればいま申し上げた社会思想とか哲学とか歴史観、その裏打ちのある政策をもって世に打って出るということは選択肢としてなくしてはいけないとは思うんですが、それはあくまで、やむにやまれずしてやることであって、決して邪な野心とか目立とう精神でやることではないと思っています。
あくまでオーソドックスに正統派として、野党第一党がそういうスピンアウトなどを誘発しなくて済むだけのしっかりとした体制をつくり、常に政権に対してプレッシャーを与え続ける、そういう体制に貢献したいという気がしています。

・仲の良い政治家
「話の分かる与党議員、仲の良い政治家はいますか」、先ほどもあったんですけど、これはちょっとごめんなさい。
これはまたクローズな場で、お互いに顔を合わせてやるような機会に実名を挙げたいなと思います。
ちょっと今日はこれ以上差し障ってもいけないので。

・日本の教育と北欧の教育
1:40:56秒頃
ああ、有権者教育、大事ですよね。
私はよく国政報告会、公民館集会で紹介するのですが、日本語訳されたスウェーデンの社会科の中学生の教科書で、表題に「あなた自身の社会」と書いてあ
るんですよ。
めくっていくと、生まれるということ、育つということ、学校に行くということ、それからやがては、クレジットカードをつくるということ、借金をするということ、病気になるということ、結婚するということ、子どもを産み育てるということ、そして、両親を看取るということ、という人生のステージで当事者として生きていくための基本的なしつけ、素養を身に着けようという教科書なんです。
それでそこには、ひいては市議会とは何か、政治とは何か、国家とは、社会とは、国会とは、という記述が出てくるわけですね。
さっき言い忘れたんですけど、北欧には有権者の信頼があるということは申し上げましたが、向こうでは投票率が90%なんですね。
例えば投票が義務化されている国もあるんですよ、オーストラリアとかシンガポールとか。
ここは投票に行かないと免許が更新できないとか、5000円の罰金が科せられるとか、義務的に投票に行っているんですね。
そういう国では投票率は90%を越えているんです。
ところが北欧は義務化もされていないのに投票率が90%を越えているんですよ。
それでなんと10代20代も投票率が90%を越えているんですね。
これだけの当事者感覚を持った国民を育てるというのは、やっぱり学校でもそうだし、家庭でも例えばヨーロッパだと子どもが小さなころから、支持政党を持ちなさいと、それはなぜなのかきちんと説明できるようになりなさい、と親が教育するという話を聞いたことがあります。
日本だと逆ですよね。
大人社会でも政治がタブー視されている。
今回は著名人の方のいろいろな発信も一つの騒動になったようですが、日本社会で政治をタブー視してきた、身近なものとして引きつけて考えることを少なくとも表面上避けてきた、そういう悪い影響は少なからずあると思います。
そういうところもやっぱり見習うべき部分が多いんじゃないのかなという気がしています。
有権者教育以外に学校教育についても、とにかく学校の勉強では記憶ばっかりさせられましたよね。
わたしもそうなんです。
いい国つくろう鎌倉幕府とかですね、とにかく記憶ばっかり。
だけどいまや知識なんてほとんどスマホで一瞬にして調べることができますし、数学も国語も、正解は一つじゃないですか。
そこにいかに効率的に速やかにたどり着くかを競い合うような教育を我々は受けてきたんです。
だけど、いざ実際に社会に出ると、問題が何であるかすらわからないんですよね。
まずは何が問題なのかを抽出する、見出すところから始めなければいけない。当然、答えも一つではないわけですよ。
どうアプローチするのか、それに伴ってどういう結果に至り得るのか、その責任をどう引き取るのかという思考訓練は、我々が小学校や中学校、高校で受けたことはまったくないと思います。
ですから、これからの教育は、たった一つの正解にいかに速やかに効率よく辿り着くのかは、これから先の社会ではほとんど役に立たないというか、まあ
基礎的な訓練はある程度必要なんでしょうが、これを徹底してやる必要はなくて、むしろ何が問題なのか、どうアプローチする選択肢があり得るのか。
その影響や結果をどのように引き取るのかという、まさに当事者としての教育を子どものときから大事にするような、そういうやり方が大事なのではないかという気がします。
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