2020年2月17日(月)
出演者:食探料理人 太田紀子さん/食探案内人 山口瑛己アナウンサー
今回の食材は、勝山市で春を告げる食材として知られる「勝山水菜」。江戸時代から栽培が続く伝統野菜です。雪深い奥越地方で新鮮な野菜が不足する冬の間に育ち、貴重な食材として古くから地元で親しまれてきました。この勝山水菜、水菜と言っても、菜種の仲間です。特徴は、甘さとほろ苦さ。この甘さは、勝山市の厳しい寒さと雪がもたらします。
栽培は独特。ある程度までは雪の下で育てます。それを掘り起こして、トンネル状のシートをかけて、さらに成長させて収穫します。また、畝の間に水を流し、融雪に使います。この水がみずみずしい勝山水菜を作る、と、生産者の伹川隆治(ただかわ・りゅうじ)さん。「この時期の収穫や管理は大変だが、待っている人のために、いいものを作りたい」と話します。さらに、伹川さんは、地元の小学生に伝統野菜を伝えたいと、自分の畑で勝山水菜の栽培を教えています。地元の人に愛される「勝山水菜」。
今回は、この水菜の甘さをいかした料理を作ります。
「勝山水菜と鶏肉のみぞれ煮」