玄関の鍵交換費用はいくら?鍵の種類別料金相場と自分で交換する方法も解説
玄関の鍵を紛失してしまった場合や鍵が壊れてしまった場合には、鍵の交換が必要です。
鍵交換を行う際に特に気になるのは費用についてですよね。
「玄関の鍵交換費用っていくらかかるの?」
「今使っている鍵を交換する費用について知りたい!」
など、玄関の鍵交換費用について知りたい方も多いと思います。
そこで今回は、玄関の鍵交換にかかる費用の相場について、鍵の種類別に紹介します。
また、費用を抑えために自分で鍵交換する方法についても解説していますので、是非参考にしてください。
玄関の鍵交換が必要なケース
玄関の鍵交換が必要となるケースは、主に次の4つです。
- 鍵を紛失してしまったとき
- 鍵が壊れたとき
- 防犯性を高めたいとき
- 賃貸物件に引っ越した時に必要なことも
それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
鍵を紛失してしまったとき
鍵を紛失してしまったときは、玄関の鍵交換が必要です。
鍵がない状態では施錠・開錠ができなくなってしまうので、カギを交換しなければなりません。
また、万が一紛失した鍵を関係者以外の人間が拾ってしまった場合、その鍵を使用して不法侵入するかもしれません。
防犯的な面から見ても、カギを紛失した際には鍵交換が必須です。
鍵が壊れたとき
何らかの理由で鍵が壊れてしまった場合は、鍵交換をしましょう。
鍵が壊れた状態では、玄関の施錠・開錠ができません。
鍵が経年劣化していることもあるので、修理ではなく、カギごと交換することをおすすめします。
防犯性を高めたいとき
防犯性を高めたいときは、玄関の鍵交換が必要です。
というのも、鍵の中にはピッキングなどで簡単に開錠できてしまうものがあります。
そのような鍵は防犯性を期待できません。
現在使用している鍵に不安がある方は、防犯性の高いカギへの交換をおすすめします。
賃貸物件に引っ越したとき
賃貸物件や中古物件に引っ越した場合では、必ずしも鍵交換が必要というわけではありません。
基本的に、前の入居者はマスターキーと合鍵をすべて返却するのが一般的だからです。
しかし、防犯面で安心できないという方は、鍵を交換しておくことをおすすめします。
ちなみに、賃貸物件に引っ越す際、玄関の鍵交換費用を求められることもあります。
そのときは、引っ越し前に「玄関の鍵は交換してもらえましたか?」と、オーナーや不動産業者に再確認することをおすすめします。
玄関の鍵交換の費用相場
玄関の鍵交換費用は、カギの種類によって異なります。
まずは、次をご覧ください。
- シリンダータイプの鍵交換は10,000円~30,000円
- ドアノブタイプの鍵交換は10,000円~20,000円
- 引き違い戸の鍵交換は2,500円~25,000円前後
- プッシュプルタイプの鍵交換は15,000円~80,000円前後
- レバーハンドル錠の鍵交換は10,000円~25,000円前後
- 電子錠(カードキー)の鍵交換は20,000円~100,000円前後
上記は、一般家庭で使われることが多い鍵の種類です。
交換を希望している鍵がどれくらいの費用になるのか、参考にしてみてください。
シリンダータイプの鍵交換は10,000円~30,000円
シリンダータイプの鍵は、10,000円~30,000円が交換費用の相場です。
シリンダータイプとは、一般家庭で使用されることが多い鍵です。
メーカーによって、鍵交換の費用は異なりますが、30,000円以上の高額な交換費用になることはあまりありません。
ドアノブタイプの鍵交換は10,000円~20,000円
ドアノブタイプの鍵交換費用は、10,000円~20,000円が相場です。
ドアノブタイプは、家の玄関はもちろんのこと、勝手口にも使用されることが多い鍵の種類です。
ドアノブそのものに鍵を差し込んで、施錠・開錠するのが特徴で、シリンダータイプ同様一般家庭で使用されることが多いカギといっていいでしょう。
引き違い戸の鍵交換は2,500円~25,000円前後
引き違い戸の鍵交換費用は、2,500円~25,000円前後が相場となっています。
引き違い戸とは、扉をスライドさせて開閉するタイプの戸です。
引き違い戸の鍵の場合、鍵や扉によって構造が大きく異なる分、鍵交換費用も大きく異なり相場の幅が広くなります。
プッシュプルタイプの鍵交換は15,000円~80,000円前後
プッシュプルタイプの鍵交換は、15,000円~80,000円前後が相場です。
一口に「プッシュプルタイプ」といっても、使用する鍵の種類がそれぞれ違うことから、費用相場の幅が広めです。
また、プッシュプルタイプの取っ手本体によっても、鍵交換費用が左右され、高額になることもあります。
レバーハンドル錠の鍵交換は10,000円~25,000円前後
レバーハンドル錠の鍵交換は、10,000円~25,000円前後が相場となっています。
レバーハンドル錠は、レバーの上、もしくはレバーそのものに鍵があるのが特徴です。
レバーハンドル錠は、マンションやアパートで使用されているので、シリンダータイプ同様に一般家庭に多い鍵です。
レバーハンドル錠鍵交換費用は、他のカギよりも比較的安くなっています。
電子錠(カードキー)の鍵交換は20,000円~100,000円前後
電子錠(カードキー)の鍵交換は、20,000円~100,000円前後が相場です。
交換するためには、大がかりな工事が必要な電子錠もあり、他の鍵と比較すると交換費用は高額になりやすいです。
電子錠の種類によっては、交換費用が100,000円に及ぶこともあります。
自分で玄関の鍵交換を行う方法と注意点
ここからは、次の2点について解説します。
- 自分で鍵交換を行う方法
- 自分で鍵交換を行う際の注意点
自分で鍵交換をしたいと検討中の方は、実行前にご確認ください。
自分で鍵交換を行う方法
自分で玄関の鍵交換を行う場合、以下の方法で作業を進めていきます。
- まずは錠前のタイプと規格を確認する
- 扉の側面にある板を固定しているビスを外す
- 板を扉から取り外す
- シリンダー側にある上下のピン2本を外す
- シリンダーを取り外す
- 交換用のシリンダーを取り付け穴に合わせる
- シリンダー側の上下のピン2本を差し込む
- 扉の側面に板をあてて、ビスで固定する
- 何度か扉を開閉して動作を確認する
上記は、一般家庭で使用されることが多い「シリンダータイプ」の交換方法です。
錠前とは、鍵本体(扉についている方)のことで、「シリンダータイプ」「ドアノブタイプ」などがあります。
まず該当する鍵タイプを確認しましょう。
また、同じ錠前であっても、規格によっては扉に合わないものもあります。
最初に錠前の規格を確認し、適切な商品を購入してください。
また、複雑な鍵交換作業となる「プッシュプルタイプ」「電子錠」などのカギは、専門的な知識がないと自分で交換するのは難しいでしょう。
プッシュプルタイプや電子錠などの鍵をむやみに交換すると、怪我の原因になりますし、カギそのものや扉が故障してしまう可能性があります。
自分で鍵交換を行う際の注意点
自分で鍵交換を行う場合は、次のポイントに注意してください。
- 小さな部品(ビスなど)の紛失に注意
- 適した製品を確認してから新しく鍵を購入する
- 必要に応じて専門業者に相談する
玄関の鍵には、ビスなどの細かい部品が多いので、紛失には十分注意してください。
また、新しい鍵を購入するときは、扉に取り付けられる鍵を確認してからにしましょう。
さらに、作業中「やっぱり自分で鍵交換するのは難しい」と感じたら、無理に作業を続けないようにしましょう。
新しく購入した鍵を故障させたり、扉を傷つけてしまったりする可能性があります。
鍵交換の作業途中であっても、必要に応じてカギの専門業者に相談するようにしましょう。
すぐに鍵を交換したい場合は業者へ依頼する
玄関の鍵を今すぐ交換したい場合には、鍵業者へ交換を依頼することをおすすめします。
鍵交換は自分でできる場合もありますが、専門的な知識のない人が作業した場合、途中で作業ができなくなることや、扉の一部を破損してしまうことも考えられます。
あまり自信のない方や、少しでも早く交換してほしい方は、玄関の鍵交換を業者に依頼しましょう。
また、個人で玄関鍵を購入するより、大きなネットワークを持っている鍵屋さんの方が安く仕入れていることもあります。
複数の鍵交換業者から見積もりをもらい、安くて安心できそうな鍵屋さんにお願いするのもよいでしょう。
玄関の鍵交換は、通常、一刻を争うことです。
スピード感をもって鍵交換をするためにも、玄関の鍵交換は鍵屋さんにお願いする方が確実でしょう。
まとめ
この記事では、玄関の鍵交換にかかる費用や、自分で玄関のカギを交換する方法について解説しました。
初めて玄関の鍵交換を行う方にとって、具体的な費用相場は気になりますよね。
この記事で紹介した内容を参考にして費用相場を事前に把握したうえで、適切に予算を立ててみてください。
スピーディーに鍵交換を実施したい場合には、近くの鍵業者に交換を依頼することをおすすめします。
また、費用を抑えるために自分で交換したい方は、ここで紹介した方法を参考にして自分で鍵交換の実施を検討してみましょう。