演劇・ミュージカル

ミュージカル「ルドルフ  ザ・ラスト・キス」~初日囲み取材~

2012/07/11


BUTAKOME

こんにちは!

7/5(木)、
ウィーン発、デヴィッド・ルヴォー氏演出による

ミュージカル「ルドルフ ザ・ラスト・キス」

が帝国劇場で初日を迎えました。

初日囲み取材にHも参加させていただきましたので、その模様をお届けします。

この日はオーストリア皇太子・ルドルフ役の井上芳雄さん、ルドルフと道ならぬ恋に落ちる男爵令嬢・マリー・ヴェッツェラ役の和音美桜さん、
マリーの友人・ラリッシュ役の一路真輝さん、ルドルフの父でオーストリア皇帝・フランツ・ヨーゼフ役の村井國夫さんの4人の取材となりました。

Q.初日の意気込みを聞かせて下さい。

井上芳雄
凄く密度の濃い稽古をずっと僕達やってきて、そして劇場に来て物凄く素晴らしいセットと、スタッフさんの力を借りてもうギリギリまで作業しているんですけれども、本当にみんなの力が一つにならないと成功しないと思うので凄い緊張感です。けれどもそれが全部合わさった時には素晴らしいものをお見せできると思うので、凄く興奮していますね。

和音美桜
本当にスタッフさんの力あって、私たちも勿論お稽古場から創り上げてきたものを、この劇場に入ってスタッフさんと更にパワーアップしたというか、合わさって化学反応を起こして、またそれをお客様にお見せした時に新たな化学反応を起こせるようにやれたらいいなと思います。

一路真輝
私個人としてはとても久しぶりに帝国劇場に出させて頂いて、舞台稽古をしながら劇場の空間を改めて噛み締めてこの劇場に出られる幸せを感じながら、この素敵な「ルドルフ」という、ちょっと今までのミュージカルとは雰囲気の違った大人っぽい世界に身をおけることを非常に嬉しく思っております。頑張りたいと思います。

村井國夫
僕は長い間帝国劇場に出させて頂いているんですけれども、こんなにスタッフが多い芝居はなんか久しぶりで、それほどタイトでスリリングな場面転換とスタッフワークはとても大事な作品で、それを毎日スリルを味わいながら稽古をしてますけれど、それが一つになった時には物凄い力を発揮するのではないかと思っていますし、井上芳雄が、なんかペチャペチャしたのが(一同爆笑)段々男っぽくなってきて、今回は特にまた本当に男を感じさせるようになったのが楽しみ。

Q.お稽古も大変と言うことで。

村井
お稽古はいつも大変だよね?

井上
そうですね。大変じゃない稽古って無いですけれどね。今回ウィーンでやったバージョンのデヴィッド・ルヴォー版をやるんですけれど、セットも殆どウィーンからそのまま持って来ていて、まぁそれはそれは素晴らしいんですけれども、むこうでは何週間もかけてセッティングするものを日本では本当に三日とか四日とかでやっているのを、皆が本当に限界を超えて作業しているんですけれど、でもそれだけのことはあると言うか凄いことになっていますよね。なかなか無いんじゃないかな。
(皆さん口々に「凄い」「無い!」と)

BUTAKOME

もともと、取材も本当は昨日でしたが?の質問に一同爆笑。

一路
予定通り物事が運んだことは殆ど無いですよね。(一同「そうですよね」)でも、こちらにまでご迷惑をおかけしているとは申し訳ございません。

井上
でも、何か大きなことをやる前にはやっぱり困難は必ず伴うんじゃないかと自分に言い聞かせてやってるんです。

「いつも以上に遣り甲斐がある」と口々に仰るキャストの皆さん。

井上
あとは演出のルヴォー氏が凄い信念、思いで皆を引っ張ってくれているので、それにもう僕達はついて行く、それを信じてやってますね。

Q.このお2人(井上・和音)が恋仲になる感じ?

和音
恋仲になっています。

村井
“濃い仲”に?いやあねぇ、舞台上で「お前ら何度キスするんだ?」って位、ずっとキスをしているんですよ。

井上
あの、段階を経たキスなんですよ。結構最初の方は、最初からバンバンしていたんですけどルヴォー氏が「最初おでこにしよう」、で、次「ちょっとしたフレンチキス」みたいで、「次はちょっとガブっといこう」って、キスの段階、まサブタイトルがね「ルドルフ ザ・ラスト・キス」なんでね。ラストキスに向けて凄いですよね?

「キスの見本市」になっていると仰る井上さん。演出家のルヴォー氏については。

井上
それだけ凄く色っぽいっていうか、ルヴォー氏自身凄く色っぽい人なんですけれど、舞台自体も本当にそういう風に創っているので、後は僕たち如何。今までの帝劇にはなかなかあんまりお目見えしないような雰囲気の舞台になっていると思います。

村井
ドラマがしっかりしているからね。

Q.宝塚の先輩との共演というのは如何でしょう?

和音
本当に自分がファン時代に、しかも生では拝見できなかったビデオとかで凄く観ていた方だったので、雲の上とかそういう所じゃ無い位、あんまりそれを考え過ぎるとお稽古場からおかしくなっちゃうなと思ったので、「普通に普通に」というのをモットーにさせて頂いていたら、凄くフレンドリーにして下さるし、自分が自然に出来るように気を遣ってくださったりして。まさかこういう機会を持てるとは思っていなかったので、本当に光栄の極みです。

最後に井上さんから皆さんへのメッセージです。

井上
本当にスリリングな状態で初日を今から開けようとしていますけれど、新しいこと、ルヴォー氏自身もそうだし、この作品もとても高い所を目指していると思うんです。なので要求も厳しいと思うし、自分達がやらなきゃいけないこともとてもレベルの高いことだと思うんですけれど、それに必死に喰らいついて稽古をしてきましたし、今はスタッフ・キャスト一丸となって更にその高みを目指そうとしているので、僕達がどこまで辿り着くが分からないですけれど、内容としても本当に“究極の愛”っていうのがテーマになっていますので、その愛の高みもどちらも経験しに帝劇へ来て頂ければ嬉しいなと思います。

お待ちしております!!!

BUTAKOME

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ミュージカル

「ルドルフ
   ザ・ラスト・キス」

BUTAKOME

2012年7月5日(木)~29日(日)
帝国劇場

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