演劇・ミュージカル

井上芳雄インタビュー『正しい教室』☆特別価格でチケット発売中!

2015/01/09


 

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――東京公演が行われる、パルコ劇場という空間はいかがですか?

僕が最初にストレートプレイをやったのはパルコ劇場での『バタフライはフリー』という作品で、小池先生が演出だったんですよ。当時は僕が全然できなくて、稽古に行くのがいやでしたね(笑)。でも、その後『LOVE LETTERS』などをやらせていただいて、お客様との距離が近い空間がとても好きだなと思いました。お客様とも目線が一緒だから、『Triangle~ルームシェアのススメ』ではルームシェアしているのを覗き見られているような感覚があったんですよ。特別な劇場じゃないかなと思います。

――井上さんは先ほど年に一回はストレートプレイに出ていらっしゃるとおっしゃっていましたが、ご自分の中ではどのような位置づけになっているのでしょう?

ミュージカルと芝居を行き来しながら「ああ、今自分はこういうことができるようになったんだ」「ここはできていないな」とか確認しているんですね。ミュージカルでできることは他では通用しないこともあるし、常に(ミュージカルだけでなく、違うジャンルの芝居もあることを)意識していたいと思いますね。

――井上さんが出ることで、これまでミュージカルしか見たことがなかった人も「ストレートプレイを見てみよう」という機会につながっていると思うんです。

そうですね。僕がきっかけでも浦井健治がきっかけでもいいんですけど(笑)、ミュージカルという村に住んでいる人たちも時には村から離れて、また違う村の素晴らしい人たちに出会うのもとてもいいことだと思うので、そうなったらいいなと思いますね。

 

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