- サンケイリビング新聞社のエンタメサイト「舞台袖より愛をこめて」 >
- コンサート >
- 井上芳雄スペシャルインタビュー☆世界的なトップスターとの連続共演でさらに上を目指したい~『イディナ・メンゼル コンサート』~
コンサート
インタビュー
井上芳雄スペシャルインタビュー☆世界的なトップスターとの連続共演でさらに上を目指したい~『イディナ・メンゼル コンサート』~
2017/03/23
撮影/ 武田徹
日本のミュージカル界を牽引する一人である井上芳雄さんが、イディナ・メンゼルさんのコンサートへのゲスト出演が決定! 『トニー賞コンサート in TOKYO』ではケリー・オハラさん、マシュー・モリソンさんと共演するなど、ブロードウェイでも超一流のトップスターとの共演が続きます。井上さんのコラボレーションから日本のミュージカル界の新たな夜明けが期待できそうです。井上さんに意気込みをお聞きしました。
イディナからも「とても楽しみです」と
メッセージをいただきました
――4月1日にイディナ・メンゼルさんのコンサートにゲスト出演されますね。特にケリーさん、イディナさんのお二人はトニー賞主演女優賞を取っていて、まさにブロードウェイが誇るトップミュージカル女優です。そういう方々と共演されるお気持ちは?
自分でも大丈夫かな? と思うんですよ(笑)。そういう方たちと一緒に歌って通用するのかどうか。でも、もちろん不安はあるけど、そのチャンスをもらえるだけもありがたいし、まず挑戦してそこから学ぶことはたくさんあると思う。もしかしたら、そういうチャンスをいただけるというのが僕の才能かもしれないし(笑)、機会がいただけたことが嬉しいですね。
やっぱり人って会ってみないとわからないじゃないですか。今までは遠くからただ憧れたり「すごいなあ」と思っていたりしたところで止まっていたけど、その先に進んでいけたらいいなと思います。
――イディナさんに対する印象は?
イディナさんからも「とても楽しみです」というメッセージをいただいたんです。イディナさんはCDで聞いていても「うわー、上手いな」と思いますからね。イディナさんは日本だと(『アナと雪の女王』の)「レット・イット・ゴー~ありのままで~」で有名ですが、それ以外にも『RENT』や『ウィキッド』などたくさんの作品に出演されています。自分のオリジナル曲のアルバムを出していらっしゃるので、たとえるならセリーヌ・ディオンみたいな方なんですよ。
――イディナさんとのデュエットも期待できますか?
もちろん! イディナさんの今までの出演作のナンバーをデュエットさせていただけると思います。僕はデュエットするのが大好きなので嬉しいですね。
撮影/ 武田徹
プレッシャーがあるからこそ頑張れる
――世界的なスターとの共演が続きますが、プレッシャーは感じませんか?
いや、毎回プレッシャーですよ。プレッシャーがない仕事なんてつまらないですからね。そういう意味では、トニー賞コンサートもイディナのコンサートもこれ以上のものはないですね、ハハハ。
――そんなに!?
もう逃げ場がないですからね、やるっきゃないです。でも、そういう状況にならないと、なかなか自分って変われないし。「何か新しいものを手に入れたい」とか「お芝居がうまくなりたい」と思ってもぼーっと待っているだけでは無理だから、そういう場をもらうことがまず大事。そこで頑張るのは自分ですから、もう、やるしかない。
――大河ドラマ『おんな城主 直虎』出演など幅広くお仕事をされて、ミュージカルの分野でも新しいことに取り組んで、成功していらっしゃる。そのエネルギー源はどこから来ているんでしょうか?
自分でも、なんだろう?って思うんですよね(笑)。でも、いろいろなことをさせていただけるのが嬉しいし、お話をいただくとスケジュール的に忙しくても「はっ、イディナ・メンゼルだって?」「こりゃ、やるしかないだろう!」みたいになりますよ(笑)。
でも、やればやっただけ得るものがあって。17年くらいこの仕事をしてきて、その奥深さがだんだんわかってきたのかもしれない。最近思うのは「上手くなりたいな」ということ。歌も芝居も、もっともっと上手くなりたいという思いが最近強いです。
――今まではあんまりそういうお気持ちがなかった?
上手いと思ってたのかもしれない、ハハハハ。
――いや、もちろんお上手でいらっしゃいますが。
いやいや、ありがたいことに皆さんがそう言ってくださったり、芝居も最初の頃は何の根拠もなく「そこそこ上手いんじゃないか」と思ったりしてましたからね。でも、経験を積めばそうじゃないことがわかるし、上手い人は世の中にたくさんいらっしゃる。そして、上手さだけが必要なことじゃないというのもわかる。表現するための技術や心の部分を含めて、今日より明日はもっと上手くなりたい。こうやったらちょっとでも上手くなるじゃないかと思うんです。欲張りなんでしょうかね。
――そう思い続けられるのも才能ですよね。
きっと、もっと上手くなりたいと自分に期待しているのかもしれない。根拠もないけど、もうちょっと上手くなれないかなとかばかり思ってますよ。
――井上さんのそういうアグレッシブなところに惹かれて、皆さん劇場に足を運ばれるんだと思います。
「あ、またこんなことやるんだ」とか「なんか今回はちょっと違う」とかね。止まることも必要かもしれないけど、今は止まりたくない。前へ前へと進んでいきたいなと思いますね。
構成・文/演劇ライター・大原薫
■□■BUTAKOME☆Information ■□■
『イディナ・メンゼルコンサート』
———————————————————————————–
サンケイリビング新聞社では東京公演のチケットを発売中!
チケット販売はチケットファンで
———————————————————————————–
〈JAPAN TOUR2017〉
3/29(水) 大阪・フェスティバルホール
3/30(木) 名古屋・名古屋市公会堂
4/1(土) 東京・日本武道館 ★スペシャルゲスト:井上芳雄
※ゲスト出演は東京公演のみ
公演詳細はこちらから http://udo.jp/concert/IdinaMenzel
<コンサート曲目予定>
『ウィキッド』より
・Defying Gravity
・The Wizard And I
・For Good
『RENT』より
・No Day But Today
・Take Me or Leave Me
『アナと雪の女王』より
・Let It Go
…and more
※上記曲目は予定です。
曲目は予告なしに変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
■□■BUTAKOME☆Information ■□■
ミュージカル『グレート・ギャツビー』
原作:F・スコット・フィッツジェラルド 音楽:リチャード・オベ ラッカー
脚本・演出:小池修一郎
出演:井上芳雄、夢咲ねね、 広瀬友祐、畠中洋、蒼乃夕妃、AKANE LIV、田代万里生ほか
日時・会場
■東京公演
2017年5月8日(月)~29日(月) 日生劇場
■大阪公演
2017年7月4日(火)~16日(日)梅田芸術劇場メインホール
※公演の詳細は公式サイトへ
BUTAKOME☆INFORMATION
福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」
4月29日(土・祝)深夜0:00スタート(全12回/月1回放送)
ゲスト出演者:中川晃教、柿澤勇人、加藤和樹、渡辺麻友、愛原実花、相葉裕樹 ほか
WOWOWでは福田雄一さん脚本・監督による第2弾放送決定! レギュラー出演はミュージカル界のトップスター・井上芳雄さん。さらに、毎回ミュージカル界オールスターがゲストとして続々登場します。井上さん司会によるゲストとのトークコーナーや、ミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーなど見どころが満載♪
———————————————————————————–
詳しくはWOWOW公式HP へ
———————————————————————————–
※画像およびテキストの転載を禁止します。
- 10/27(日)開催! 『シン・ヨンスク Greatest Voice with Piano』▷エリザベート、ダンヴァース夫人役などで多くの観客の魂を揺さぶる、韓国ミュージカル界のDIVAの歌声を体感できるチャンス!
- 伊礼彼方、初のCOTTON CLUBソロLIVE『Una Noche Elegante』▷10月12日 (土)11時から予約受付開始
- 12月20日(金)開催!『平方元基 プレミアム・コンサート2019 ~The Best Triangle Ever~』▷10月5日 (土)10時から一般発売開始
- 稲垣吾郎さんが案内人として出演決定!▷世界初!『ウォルト・ディズニー・アーカイブス・コンサート』2020年1月に開催!
連載☆エンタメコラム
-
2020/02/06
-
2020/02/29
-
2019/06/07