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インタビュー
本日開幕!ミュージカル『グレート・ギャツビー』井上芳雄インタビュー~譲れないものに出会えたことが幸せ~
2017/05/08
実力と華を兼ね備え、〝ミュージカル界のプリンス〟と称されてきた井上芳雄さん。ストレートプレイやドラマ、映画と幅広い活躍が続く中、新作ミュージカル『グレート・ギャツビー』についてお聞きしました。
ミュージカル『グレート・ギャツビー』に主演
譲れないものに出会えたことが幸せ
――作品の魅力は?
一番は、ギャツビーという男のロマン、生き方ですね。何かを成し遂げたヒーローとは真逆で、個人的な思いを貫くために人生をかけるけれど、結局手に入れることができない、その人間くささがいいなあと思います。
――胸が痛む結末ですね。
ただ、彼が不幸だったかというとわからないかも。結果はともかく全てを投げ打ってやりきった。誰しもが真似のできないカッコイイ生き方をしたんじゃないかな。
――真っすぐな思いという点では共通する部分も?
彼のように人をだましてこの世界にいるわけではないですが、確かにミュージカルへの思いは尽きないし、そういう譲れないものに出会えた幸せはすごく感じます。彼の場合も、叶うかどうかではなく、出会えたことが、ある意味、幸福なんじゃないかと思います。
――時代背景については。
1920年代のアメリカは、ジャズと禁酒法の時代。エネルギーの中に鬱屈したものもある、舞台に適した題材ですね。
――約100年前のアメリカの物語、演じる上で距離感はありませんか。
今と違うところは多々あると思いますが、人間を描いているということではどの時代も変わらないですし、違う時代や国を描きながらも、ああこんなに同じなんだ、共通項があるんだ、と発見していく喜びや面白さがありますよね。例えば、お金があるときはもてはやすけれど、無くなったときに誰ひとり残らなかったというのも、ある種の人間の真実を描いているんでしょうし。
ただ、現代だったら話はだいぶん変わってくるんじゃないですかね。今は何をしているかなど何でもわかっちゃうし…。よくわからない経歴もすぐばれちゃう(笑)
――抱負をお願いします。
『グレート・ギャツビー』(「華麗なるギャツビー」)は、脚本・演出の小池修一郎先生が、26年前に宝塚歌劇でミュージカル化された名作で、先生の代表作の一つ。それを今回新たな演出や台本で創ってもらえるという、喜びとプレッシャーがあります。音楽は、ブロードウェイで活躍中の作曲家(リチャード・オベラッカー氏)の書き下ろし。日米の共同作業で、後に残るスタンダードを一緒に創り出すくらいの意気込みでやっていきたいです。
取材・文 /リビング新聞編集部・草場葉子
■□■BUTAKOME☆Information ■□■
ミュージカル『グレート・ギャツビー』
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
音楽:リチャード・オベラッカー
脚本・演出:小池修一郎
出演:井上芳雄、夢咲ねね、 広瀬友祐、畠中洋、蒼乃夕妃、AKANE LIV、田代万里生ほか
日時・会場
■東京公演
2017年5月8日(月)~29日(月) 日生劇場
■大阪公演
2017年7月4日(火)~16日(日)梅田芸術劇場メインホール
※公演の詳細は公式サイトへ
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中井美穂のヅカヅカ行くわよ♪ 5周年記念スペシャル貸切公演
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作 :エリック=エマニュエル・シュミット
演 出:森新太郎
翻 訳:岩切正一郎出 演:橋爪功 井上芳雄
日 時:2017年9月18日(月・祝)17:30
会 場:世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)【アフタートーク付き】
中井美穂のヅカヅカ聞くわよ♪ 特盛SP版
トーク出演:橋爪功×井上芳雄×森新太郎
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