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【特集】謎の変奏曲
インタビュー
井上芳雄Speicalインタビュー<前編>~どんな華やかなミュージカルよりも心を動かされる、この二人芝居は魔法みたいなもの▷『謎の変奏曲』特別価格でチケット発売中!
2017/06/08
ラルセンは僕に似てるなと思うところがあるんですよ
――ズノルコとラルセンの関係は?
ズノルコは大作家でとても頭のいい人。作家だから「言葉の人」なんです。一方で、二人の関係で基本的にイニシアチブを握っているのはラルセンの方なんです。もちろん主導権は行ったり来たりしますけど。普通は若い方が翻弄されることが多いんですけど、そうじゃないところが面白いところですね。
――では、井上さんが演じるラルセンという役柄は?
役の設定の年代も僕と同じくらいで、読んでいると自分に似てるなと思うところがあるんですよ。たとえば「実直で面白味がない」と言われるところとか(笑)、タイプとしてわかるなと思う。彼のファーストインプレッションとしてはそうだけど、実は中身は……というところに行きつくのがこの作品の面白いところ。どう演じたらいいかなというのが楽しみでもあり、怖いところでもありますね。
――どう演じるかは、稽古の中で見つけていく?
そうですね。今もまだどう演じるのか、その見つけ方がよくわかっていないかもしれない。稽古前に考えていって演出家と違うプランだったら困るし、基本的にはまっさらな状態で臨んで、稽古の中で苦しみながら見つけていくという感じでしょうか。
取材・文/演劇ライター・大原薫
撮影/黒澤義教
撮影/黒澤義教
※井上芳雄さんSpecialインタビュー<後編>は、6/15(木)公開予定
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